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独学で始めるDJの練習方法|差をつけるテクニックとは?

独学で始めるDJの練習方法|差をつけるテクニックとは?

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

DJの機材を買っていざ練習しよう!と思ったものの、何から練習したら良いかわからないことがあると思います。そんな悩みを解決するためにDJの基本的な練習と応用技、これができれば他のDJにも差をつけることができるという簡単なテクニックを紹介していきます。

基本的なテクニックを押さえて土台を作って練習していくとどんどんDJが楽しくなります。ミックス、スクラッチ、2枚使いなど様々なテクニックを駆使してDJができるととてもカッコいいです。ぜひ、参考にしてみてください!

これができなきゃDJじゃない!?つなぎの練習

これができなきゃDJじゃない!?つなぎの練習

クラブは曲が止まることがなく次々と曲が流れます。もし、「止まってた!」なんて経験がある人は機材トラブルか、DJが初心者で間違って曲を止めてしまったかのどちらかでしょう。

DJをする上で一番やってはいけない失敗が曲を途中で止めてしまうということです。曲にはイントロ(前奏)、ブレイク(間奏)、アウトロ(後奏)がありますので、それまでの間に次の曲をかける必要があります。では基本中の基本であるつなぎはどのように練習するのでしょうか。

拍を理解してつなぎを知る

拍を理解してからつなぎの練習する方が効率的なので、まずは拍や小節とは何なのか説明します。

  • 拍:バスドラムなど一定の間隔で刻まれる音1つ1つを拍と呼びます。
  • 拍子:1小節の中に拍が2つあると2拍子、4つあると4拍子といいます。
  • 小節:2拍子の曲ならば2拍子ずつに区切ったもの、4拍子の曲ならば4拍子ずつ区切ったものを小節と呼びます。

大抵、クラブミュージックなどは4拍子の曲が多いのですが、この時バスドラムの音が一番分かりやすくリズムを取ることができるので、まずバスドラムの音を聞くようにします。

つなぎをするために4拍子のリズムを「ズン、チャッ、チャッ、チャッ」と例えると、「ズン」のタイミングに前の曲がきたら、そこで次の曲の1拍目を再生しましょう。また小節は4の倍数の小節でつなぐことでキレイに曲が交じり合い、違和感なく次の曲へつなぐことができます。「チャッ」の部分でつなぐと違和感で出まくりなので注意しましょう。

主なつなぎ方

つなぎ方にも複数あり、曲のジャンルによって相性が異なるので実際に練習して、確認してみましょう!

フェードアウト

曲のBPMを合わせてから、次の曲をかかっている曲にかぶせます。ゆっくりミキサーを使って曲をミックスすることで、次の曲へ違和感なくつなぐことができます。再生するときはバスの音にかぶせるように再生することで上手くつなぐことができます。

BPMとはBeats Per Minuteの略で演奏のテンポを表す単位です。アナログターンテーブルやCDJにはピッチコントローラーが付いているので、そこでBPMを調整することができます。

カットイン

拍は意識しながらもBPMは合わせずにつなぐこともできます。どうしてもBPMが合わせられないときや、全くテンポの異なる曲をつなげる場合に使ったりします。タイミングが非常に重要で少し遅れたり、早かったりするだけで違和感が出てしまうのでたくさん練習してましょう。

スクラッチでつなぐ

かけている曲がブレイクやアウトロに入ったタイミングで、スクラッチをしながら多少強引につなげる手法です。毎回この方法で曲をつないでいると「それしかできないのか?」と思われてしまうので小技として使うことがおすすめです。

フェードアウトとカットインの方法について説明している動画です。参考にしながら練習してみましょう。

スクラッチ、実はできる人があまりいない?

スクラッチ、実はできる人があまりいない?

よく大学のサークルなどにDJサークルがありますが、大学生で実はスクラッチもバリバリやります!っていう人は意外と少ないです。それよりもつなぎができるかできないかが一番最初は重要なのでしょう。そんな中でスクラッチを見せたら、モテること間違いなしです!スクラッチは何と言っても目立ちますので、他のDJに差をつけられるテクニックでもあります。

スクラッチの練習について

実はスクラッチにも様々な種類のスクラッチがあるのですが、その中でも初心者にもおすすめの代表的スクラッチをご紹介します。

クラブスクラッチ

クラブスクラッチはカニのようにクロスフェーダーをはじくように見えることからクラブスクラッチと呼ばれています。それではまず、どのようにスクラッチをするか見ていきましょう。

  1. 1.再生したい音源箇所にターンテーブルのアームを置く
  2. 2.右手でクロスフェーダーを摘む
  3. 3.左手でレコードを行き来させて音を再生させる
  4. 4.クロスフェーダーを親指で右に寄せて薬指、中指、人差し指の順番で「トントントン」と左にはじくことで一瞬だけ音を出す。
  5. 5.左手で出したい音を出し、右手でリズムを取るイメージ

カニのようにはじくことを意識して練習してみましょう!動画もあるので参考にしてください。

フレアスクラッチ

フレアスクラッチはDJフレアという方が使っていたので『フレアスクラッチ』と呼ばれています。このスクラッチの特徴はフェーダーを一回しか切っていないのにそれよりも多い数の音を出すことができます。

まずは動画を参考にして練習してみましょう。テクニック的にも難しい部類に入るので上手い下手の分かれるところでもあります。最初はじっくり練習してコツを掴んでいってください。

トランスフォーマースクラッチ

トランスフォーマースクラッチはフェーダーを押さえている手でリズムを取り、細かく刻むことで8ビートや16ビートのリズムを刻むことができます。リズムをすばやく刻むためにフェーダーを摘むのではなく、はじくことを意識してみましょう。

基本的にはリズムを刻むことができればスクラッチができるので、フレアスクラッチと比べれば簡単にできます。

できればDJがさらに楽しくなる!2枚使い

できればDJがさらに楽しくなる!2枚使い

ビートジャグリングやループなど様々な練習ができる2枚使いはスクラッチよりもできる人が少ないです。EDMやテクノで2枚使いってしないですからね。するとしてもヒップホップなどのジャンルでしょうか…。ですが、覚えればDJプレイにさらに幅をもたせることができるので練習してみるといいでしょう。

ループの練習について

ループはその名の通り、同じ曲でBPMを合わせ、出だしを決めて曲をループさせるテクニックです。また、小節を意識することが非常に大切でどこのタイミングで次の曲を流すのかは常に意識して練習してみましょう。

下記は基礎練習には非常におすすめの動画ですので、ぜひ参考にしてみてください。

ビートジャグリングの練習について

ジャグリングと言えばピエロがモノを投げては掴む大道芸をイメージするかもしれませんが、DJにおいてはそのビートを切り替える姿がまるで曲芸のようなところからジャグリングという名前が付きました。

この技は2枚のレコードの同じ曲でビートを入れ替え、新しいドラムパターンを生み出すことをしています。ジャグリングができればこのように自分で曲を作ることができるのです。ジャグリングには特に決まったテクニックなどはなく、2枚のレコードや動画を参考にして独学で練習している人がほとんどでしょう。

下記の動画は解説付きで分かりやすいので練習の参考にしてみてください。

クラブでDJするにあたっての注意

クラブでDJするにあたっての注意

クラブで実際にDJをする際にいくつか注意しておくことがあります。お店のルールを守らないと、最悪の場合は出入り禁止になってしまうこともあるので十分注意しましょう。

DJブース内の飲食について
これ絶対厳禁です!DJ機材に飲み物がかかったりして故障したら何十万って金額を弁償しなくてはいけません。クラブにある機材ってしっかりしているものが多いので値段もそれなりにします。絶対にブース内で飲食はやめましょう。

アナログDJは針も忘れずに
クラブにもよりますが針は自前で用意する必要があります。また、プレイするに当たっても針によっては曲やスクラッチの音が全然変わってしまいます。プレイも使い慣れたものが1番でしょう。

PCDJはDJブースの環境を事前に確認
PCDJはオーディオインターフェイスを接続する必要があるのでイベントが始まる前にしっかりセッティングを行いましょう!イベントでトラブルが起こってもPCDJだけに関しては「自分で持ってきたものなのだから、自分で解決してね!」という風潮があります。もしものためにプレイリストなどを焼いたCDを持ってくることをおすすめします。

間違ってVIP席に座らない!
よくクラブ初心者が犯す間違いなのですが、VIP席は通常万単位の金額を払って座ることができます。VIP席の入り口には大抵、強面なおじさんがいるので間違って座ってトラブルにならないようにしましょう!

選曲はできるだけ統一性を持って
選曲で注意したいことはジャンルの統一性を持って曲をかけていくことです。たとえばそれまでテクノの落ち着いた雰囲気を楽しんでいたのに、いきなりロックがかかったらどう思いますか?いきなりBPMが大きく変わるのもよくありません。DJは常に観客の空気を読んで選曲しましょう!

まとめ

まとめ

DJはつなぎ以外にも様々なテクニックがあります。2枚使いやスクラッチは、自分で曲をいじってオリジナルの音楽を即興で作り出すこともできます。最初は大変かもしれませんが、ぜひ頑張って挑戦してみてください。

自分のかけた曲で皆が盛り上がってくれるってとても楽しいです。選曲はもちろんテクニックでも観客を楽しませてください!

タイチ /
ビギナーズ編集部 ライター

食べること、旅行に行くことが大好きで週末には良くお出かけしています。ビギナーズでも趣味を通して伝えたいことをたくさん記事にしていければと思います。

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