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[ギター初心者]クイーンを練習するコツとおすすめ曲4選!
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エレキギターの定番練習曲は、邦楽・洋楽によって大きく異なります。邦楽であれば「モンゴル800」の「小さな恋のうた」などが有名です。
一方の洋楽は、「Nirvana」の「Smells Like Teen Spirit」、「Green Day」の「Basket Case」あたりが定番です。
どれも簡単なコード(和音)で構成されており、少し練習すれば初心者でも弾けるようになる曲ばかりです。
また、洋楽といえば「We Are The Champions」などの楽曲で知られる「クイーン」も外せません。
2018年公開の映画「ボヘミアン・ラプソディ」で話題になっているクイーンですが、その楽曲はシンプルなものが多く、ギター初心者の練習曲に最適です。
そこで今回は、クイーンの楽曲をコピーする際のポイントと、ギター初心者におすすめの練習曲をいくつかご紹介しましょう。
目次
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の影響
昨年11月に公開されて以来、未だにヒットを飛ばし続けている「ボヘミアン・ラプソディ」。
その興行収入は116億6888万円(2019年2月17日現在)を突破し、日本国内での歴代興行収入・21位にランクインしています。
配給会社も予想だにしなかった結果らしく、この人気はしばらく続きそうです。
そもそも「ボヘミアン・ラプソディ」は、イギリスのロックバンドである「クイーン(QUEEN)」のボーカリスト、「フレディ・マーキュリー」を主人公とする伝記映画です。
「We Are The Champions」をはじめ、同バンドは数え切れないほどの名曲を世に送り出しています。
「ボヘミアン・ラプソディ」の視聴層は、大きく分けて2パターンに分かれます。
一つは「根っからのクイーンファン」、そしてもう一つは「口コミなどで映画を知った音楽に詳しくない一般層」です。
特に注目したいのが後者で、その多くがクイーンファンではなく、話題になったから観てみた、という層とのこと。
結果、クイーンのアルバムや関連グッズを購入したり、ファンになったりと、クイーンというロックバンドが何十年の時を経て、再ブレイクする形となりました。
その中には「ギターでクイーンの楽曲を弾いてみたい!」という人も少なくありません。
冒頭でもお話した通り、クイーンの楽曲の多くは、これからギターを始める初心者の方でも弾きやすい・挑戦しやすいものばかり。
楽譜と睨めっこしながら練習すれば、次第に弾けるようになります。
「ブライアン・メイ」のサウンドの作り方
クイーンのギタリストといえば、米紙「ローリング・ストーンズ」によって“歴史上最も偉大な100人のギタリスト”に選ばれた「ブライアン・メイ」。
彼のギターサウンドは、未だ謎に包まれている部分も多く、完全コピーするのが非常に難しいことで有名です。
楽曲自体はシンプルで覚えやすい一方、そのサウンドを真似るのが難しいため、ある程度の割り切りは必要になります。
その点も踏まえ、エレキギターで楽曲をコピーする際のポイントをいくつかお話しましょう。
ポイント1.シングルコイルピックアップのギターを使おう
「ブライアン・メイ」が愛用するギターは、世界に1本しかない「レッド・スペシャル」です。
彼自身がハンドメイドしたギターであり、当時100年以上経過していた暖炉のマホガニー材(木材)をネックに使用するなど、身の回りにあった材料で作られています。
FenderやGibsonといった有名メーカーのギターではないため、他のギターにはない独特のサウンドが特徴です。CD音源などで聴くサウンドを忠実に再現するのは、現物を使用しない限り困難です。
もしサウンド面を近づけたいなら、「レッド・スペシャル」に似た仕様のギターを使うと良いでしょう。
例えば、Fenderのストラトキャスターやテレキャスターは、「レッド・スペシャル」と同じシングルコイルピックアップを搭載しているため、サウンドの傾向が良く似ています。
その扱いやすさから、初心者にもおすすめなので、まずはストラトキャスターかテレキャスターを手に取ってみてください。
ポイント2.アンプはVOX一択
ギターアンプは、ブリティッシュアンプの代表格である「VOX」の「AC30」一択です。ただし、このアンプは全国の練習スタジオ・ライブハウスに必ず設置されているわけではありません。
大体が「Marshall」の「JCM800」か「Roland」の「JAZZ CHORUS」であり、どちらかというと設置数は少ない方です。
よって、「AC30」を用意できない場合は、アンプシミュレーターを使用してみましょう。
筆者も愛用する「MULTI STOMP MS-50G」は、47種類のエフェクトと8種類のアンプシミュレーターを内蔵したマルチエフェクターです。
もちろん「AC30」のモデリングも内蔵しているため、このエフェクターを通して音作りすると良いでしょう。
ポイント3.金属製のピックを活用
「ブライアン・メイ」は、ピックの代わりにイギリスで製造された「6ペンス銀貨」を使用するギタリストとして有名です。
ただし、貨幣が製造されたなくなった現在では、オーストラリアの「5セントコイン」を使用しています。コインをピック代わりに使う理由として、以下の2点が挙げられます。
まず、金属が擦れ合うことによるノイジーなサウンド、そして細い弦でもアタック感を強調しやすいことです。
当然、一般的なピックに比べると弾きにくいのですが、彼のサウンドを追求する上でとても重要な要素です。
これに関しては、Youtubeに解説動画があるため、時間のある方はぜひご視聴ください。
とはいえ、それぞれのコインを用意するのは骨が折れます。
コインの特性に近いピックとして、金属製のティアドロップを使うと良いでしょう。
一般的なプラスティック製のピックに比べると、ピック自体があまり“しならない”ため、少々慣れが必要です。
とはいえ、金属製のピックを使うだけで「ブライアン・メイ」のサウンドにグッと近づきます。最寄りの楽器店やインターネット通販で探してみましょう。
ポイント4.弦はとにかく細いものを!
ギターに張る弦は、一般的にLightもしくはSuper Lightと呼ばれるゲージがおすすめです。
細い弦ほど、「ブライアン・メイ」特有の繊細なヴィブラート、チョーキングを再現しやすくなります。
ただし、弦が細ければ細いほど、演奏時にチューニングが狂いやすくなるため要注意。どうしても慣れなかったら、Regularゲージの弦に張り替えても構いません。
クイーンの譜面を手に入れる方法
これまで楽譜(バンドスコア)は、楽器店や本屋で購入するのが一般的でした。しかし、最近は譜面も電子化しており、ダウンロード販売するサイトが増えています。
例えば、楽譜データをpdf形式で販売する「ぷりんと楽譜」が有名です。
こちらはあの「ヤマハ」が運営する楽譜配信サービスで、さまざまな楽曲の譜面を1曲単位で販売しています。特徴として以下の3点が挙げられます。
- 24時間いつでも楽譜を購入できる
- 楽譜は自宅のプリンターや専用サービスで印刷可能
- 身近なコンビニからも購入や印刷ができる
価格面に関して、一般的な楽器店などで販売されている譜面(書籍版)は、10〜15曲とアルバム単位で売られているケースが殆どです。
もちろん1曲単位の譜面もありますが、1冊500円前後と割高な印象を受けます。
対する「ふりんと楽譜」の譜面であれば、1曲108円(税込)から購入可能。ギターはもちろん、ピアノやフルートといった楽器の譜面も用意しているのが特徴です。
また、譜面は「セブンイレブン」や「ファミリーマート」などのコンビニでも購入できます。そのまま印刷もできるため、最寄りに楽器店が無い場合は非常に便利です。
サイト内にサンプルも用意されているので、一度どのような楽譜なのか確認すると良いでしょう。
ぷりんと楽譜で楽譜をダウンロードする初心者におすすめのクイーン練習曲4選
主観も踏まえ、ギター初心者に挑戦してもらいたい練習曲をいくつかご紹介します。
難易度順になっているので、楽譜を見ながら一番上の曲からトライしてみてくださいね。
1. Fat Bottomed Girls
この楽曲に使用するコードは、A・C・D・Gのたった4種類のみ。
基本となるギターコードの中でも、特に押弦しやすいコードによって構成されています。
そこまでテンポも速く無いため、ドラムの音をしっかりと聴きながら、リズムを合わせていきましょう。
楽譜のダウンロードはコチラから2. I Want To Break Free
カポタストを4フレット目に装着すれば、Am・C・D・F・Gといった5種類のコードのみで演奏できる楽曲です。
元々ギターによるコードバッキングの少ない楽曲ではあるものの、初心者でも挑戦しやすい、という理由からチョイスしました。
中盤のギターソロは、フレーズよりもチョーキングの微調整がやや難しいかもしれません。
しっかりと弦を持ち上げることを意識してみましょう。
楽譜のダウンロードはコチラから3. SOMEBODY TO LOVE
こちらの楽曲もカポタストの装着を推奨します。1フレット目に装着すれば、A・C ・D・Em・F・Fm・Gといった7種類のコードで演奏可能です。
中盤のギターソロは、一見すると高度なテクニックを用いているように感じますが、フレーズ自体はとてもシンプルなもの。
「ブライアン・メイ」の手癖から、やたらと難しく聴こえる印象です。1つ1つの音を確かめながら練習すれば、次第に弾けるようになるでしょう。
なお、聴き取りにくい細かい部分は、アドリブなどを交えて誤魔化するのもアリです。
楽譜のダウンロードはコチラから4. Bohemian Rhapsody
コードバッキングをピアノに任せているため、この曲のギターパートは、大半がリードプレイになります。
とりわけギターソロに関しては、やはり「ブライアン・メイ」の手癖が色濃く反映されている印象です。それに伴い、ピッキングタイミングやチョーキング時のピッチ調整など、細かい部分にテクニックが要求されます。
今回ピックアップした楽曲の中でも難しい部類に入りますが、せっかくなら弾けるようになりたいもの。
基本的なコードをある程度押さえられるようになったら挑戦してみましょう。
クイーンをきっかけにギターデビューしよう!
バンド楽曲のコピーにおいて大切なのは、とにかく弾いてみること。難しくて弾けないフレーズはアドリブにしたり、複雑なコードは押さえやすいパワーコードで代用しても問題ありません。
まずはコード進行を覚えることから始め、バッキングを弾けるようになったら、リードプレイの練習に取り組むと良いでしょう。
今回ご紹介した楽曲、そして楽譜を参考に、まずは初心者向けのナンバーから挑戦してみてくださいね。
ロックなサウンドを早く弾けるようになりたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
こちらの記事ではネックが細く弾きやすいギターを紹介しています。クイーンは女性ファンも多く、女性でギターを始めたい方には見た目がスリムでスタイリッシュなタイプがおすすめです。
ポメラニアン高橋 /
ビギナーズ編集部 ライター
ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター