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ギター用ワイヤレスおすすめ6機種|SHURE・LINE6・XVIVE・NUX
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「ケーブル類の片付けが面倒だな…」
「ライブパフォーマンスをもっと派手にしたい!」
「もっと楽なセッティングにしたい」
ギタリストなら、誰しも一度は思ったことがあるでしょう。
エレキギターは、シールド(ケーブル)を使ってエフェクターやアンプと接続して音を鳴らす楽器です。練習中であれば、シールドの存在はさほど気になりません。
しかし、ライブとなれば話が別。派手なステージングをするギタリストの場合、シールドそのものに煩わしさを感じることがあるはずです。
そんな問題を解決してくれるのが、近年注目を浴びている「ワイヤレスシステム」。ケーブルレスでギターとエフェクター・アンプを接続できるシステムであり、シールドを気にすることなく自由なステージングが可能となります。
ここ数年に発売されたワイヤレスシステムは、性能面が大きく向上しており、同時に価格も安くなっています。アマチュアギタリストには敷居が高かったワイヤレスシステムですが、気軽に導入できるようになったのです。
今回は、ギタリストをもっと自由にするワイヤレスシステムについて詳しくご紹介します。
より派手なステージングをしたい方や、具体的にワイヤレスシステムの導入を検討している方の参考になれば幸いです。
目次
ギター用ワイヤレスシステムの特徴と魅力
まずはワイヤレスシステムの特徴をはじめ、導入するメリットも見ていきましょう。従来の有線接続との違いは一体何なのでしょうか?
魅力1:自由なステージングを実現
一般的な3ピースおよび4ピースバンドの場合、各パートの立ち位置が決まっています。モニタースピーカーの位置をはじめ、いくつかの理由があるものの、シールドの長さも影響しているのです。
ギタリストやベーシストは、シールドでアンプ・エフェクターと繋がれている状態にあります。せいぜい数メートルほどしか移動することができません。
20m以上といった長いシールドもありますが、高価なだけでなく、断線などの懸念もあります。シールドが長いからといって自由に動き回ると、他のメンバーと交錯した際にお互いのシールドが絡むトラブルが起こる可能性も。
ワイヤレスシステムが一般的となる以前、プロアーティストのステージでもこういったトラブルが度々起こっていました。ワイヤレスシステムを導入すれば、シールドによる物理的に縛りが一切なくなります。
ステージ上を動き回れるため、メンバーの立ち位置も自由に変えることができますし、演奏中に場所を入れ替わることだって可能。極端な話、客席に飛び込んで演奏を続けることもできます。
アイデア次第でステージングの可能性が大きく広がる、それがワイヤレスシステムの魅了であり、メリットといえます。
魅力2:有線接続に引けを取らないサウンドクオリティ
ここ数年で発売されたモデルは、サウンドクオリティにも優れています。きっと「ワイヤレスでこの音質!?」と驚くことでしょう。
多くのギタリストが抱くワイヤレスシステムのイメージは、過去のものになろうとしています。というのも、これまで「ワイヤレスシステム=音質が悪い」というイメージが定着していました。
一昔のワイヤレスシステムは、多量のノイズが入ることもあり、サウンドにこだわるアーティストにはあまり好まれなかったのです。
また、レイテンシ(音の遅れ)の問題もありました。ピッキングから音が出るまでに遅延が生じるため、リズムが取りにくくなり、バンドアンサンブルが崩れてしまうわけです。
しかし、現在販売されているワイヤレスシステムは、サウンドクオリティが向上し、レイテンシの問題も改善されています。有線接続(シールド)の状態とほぼ同じ感覚でサウンドメイクができるでしょう。
魅力3:コンパクトサイズなので持ち運びが楽々
「ワイヤレスシステムの導入=大がかりなもの」というイメージを持つ方もいるでしょう。事実、一昔前のワイヤレスシステムは、送信機+受信機がかなり大型でした。
これが導入のハードルを高くしている部分でもあったのです。しかし、最近のワイヤレスシステムはとてもコンパクトであり、持ち運びも楽々。
スタジオやライブハウスへの移動においても邪魔になりません。また、セッティングが簡単になっているのも特徴。
自動設定機能が搭載されているモデルもあるため、ユーザー側による細かい設定が要りません。ギターと機器を接続したら、電源をオンにするだけ。いとも簡単にワイヤレス化できます。
魅力4:モデルラインナップが豊富&低コストモデルも充実
今やさまざまな音響機器メーカーがワイヤレスシステムを開発・販売しています。実用的なレベルのワイヤレスシステムなら、1万円台から購入できる時代です。
ハイエンドモデルに比べると音質面・レイテンシともに劣りますが、お試し程度なら買っても良いでしょう。おすすめの価格帯は3万円〜5万円。このあたりのモデルは非常に使い勝手が良く、音質面にも優れたものが揃っています。
おすすめのギター用ワイヤレスシステム6選
具体的におすすめのワイヤレスシステムをご紹介します。
一見同じようなモデルに見えるかもしれませんが、細やかな違いがあるのです。予算と相談しながら、自分にぴったりのモデルを探してみましょう。
SHURE GLXD16
「ゴッパー」の愛称で親しまれるダイナミックマイク、SM58を手がけるSHURE製のワイヤレスシステムです。導入しやすいペダルタイプのワイヤレスシステムですね。
最大16時間の連続使用が可能であり、電波の到達距離は最大60m。中小規模ステージなら、端から端まで自由に行き来できる印象です。
受信機はペダルチューナーにもなっており、ペダルボードのコンパクト化にも貢献します。エレキギターだけでなく、ベースやエレアコなどにも対応するモデルです。
XVIVE XV-U2
よりコンパクトなワイヤレスシステムが欲しい方におすすめのモデル。価格もリーズナブルであり、15,000円前後で購入できます。
ギターバッグのポケットにもすっぽりと入ります。最大駆動時間は5時間とのことですが、3時間程度使用すると音切れが目立つようになるとのこと。
小まめな充電が必要になるでしょう。初めてのワイヤレスシステムにうってつけのモデルといえます。
Line6 RELAY G30
エフェクターやアンプシミュレーターで知られるLine6のワイヤレスシステムです。フロアタイプでサイズもコンパクト。エフェクターボード内のスペースを取りません。
最大の特徴は、独自の「VMTテクノロジー」によって、高品質なギターケーブルに匹敵する周波数特性などを再現していることです。
モデリング技術に定評のあるLine6らしく、サウンドクオリティに強くこだわったモデルとなっています。価格も比較的リーズナブルですので、入門用におすすめできます。
NUX B-2
こちらも入門用におすすめしたい、コストパフォーマンス抜群のワイヤレスシステム。使い勝手に重きをおいており、送信機・受信機をそれぞれギターとアンプに挿し、4つのチャンネルから選ぶだけですぐ使用できます。
連続使用時間は6時間程度ですが、オートスリープ機能を搭載しているため、電源の消し忘れを防げるのが嬉しいですね。
レイテンシも極めて少なく、電波の到達距離も15mと小規模ライブハウスなら必要十分。気軽にワイヤレスシステムを試せる1台です。
audio-technica ATW-1501
イヤホンやヘッドフォンでお馴染み、audio-technica製のワイヤレスシステムです。音質の高さに定評があり、価格も抑えられているのが嬉しいところ。
自動設定機能を搭載しているため、ユーザー側によるチャンネル登録は不要です。
フロアペダルタイプであり、いつも使っているペダルシステムに簡単に取り入れられるでしょう。初心者から上級者までおすすめできるモデルです。
WMS40 PRO MINI INSTRUMENTAL SET
オーストラリア・ウイーンに本社を構える音響機器メーカー、AKGの最新モデルです。JP1およびJP2といった2バージョンを用意しています。
本モデルは、通信時の周波数を固定式にしており、それぞれ異なる周波数を採用。送信機・受信機の周波数チャンネルを合わせる必要がなくなり、電源をオンにするだけで、いとも簡単にワイヤレス環境を構築できます。
リーズナブルかつセットアップの簡単さから、ワイヤレス初心者にもおすすめの1台です。サイズ的にはコンパクトといえませんが、さまざまな楽器に対応するため汎用性が高く、定番機種の一つとなっています。
ワイヤレスシステムでもっと自由にギターを楽しもう!
煩わしいシールド類から解放されるだけでなく、さまざまなトラブルのリスクを減らすことができるワイヤレスシステム。メリットもたくさんあるので、試す価値は十分にあるでしょう。
一昔前のモデルの影響から、ワイヤレスシステムに対してネガティブなイメージを抱いている方もいるはずです。しかし、最新モデルはサウンドクオリティや使い勝手が向上しており、有線接続と同じ感覚で使用できます。
ぜひワイヤレスシステムを導入して、煩わしいシールドから解放されましょう!
こちらの記事ではギターの速弾きについておすすめの練習法を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
ポメラニアン高橋 /
ビギナーズ編集部 ライター
ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター