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ロードバイクの最適なギアチェンジのおすすめ方法を知ろう

ロードバイクの最適なギアチェンジのおすすめ方法を知ろう

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街で多く見かける自転車は、変速機能が付いていないものが多く坂道ではペダルが重くなり、体力を消耗します。

しかし、ロードバイクのようにスポーツ用の自転車だと、何段にも分かれた変速機能があります。ロードバイクなら、この変速機能を使って道の状況や風、さまざまなことを考慮にいれてギアを変えることで、快適に走行ができます。

ロードバイクのギアは、選び方によって体への負担を軽減できたり、スピードを上げたりできます。本記事では、ロードバイクのギアがどのような役割をしているのか、様々なシーンに合わせた変速の仕方を見ていきます。

快適に走行できるギアを知り、ロードバイクでの走りをより楽しめるようにしましょう。

まずはギアの仕組みを理解しよう

ギアはロードバイクを構成している部品の1つです。ロードバイクの駆動に係る部品で、走行性に大きく影響する部品です。このギアの組み合わせによって走行時のペダルの重さや回転速度を調整できます。

ギアはコンポーネントの一つ

ロードバイクは多くの部品から作られています。その部品には、「ギアやディレイラー」「ブレーキパッド」「ブレーキの本体」「クランク」「ペダル」「チェーンリング」「スプロケット」「アブ」「ボトムブラケットなどがあります」

そして、ロードバイクが作られる時には、これらの部品をよりロードバイクの性能を高めるために、駆動に係る部品をセットとして作られています。

このセットのことをコンポーネントと呼び、コンポーネントには、ほかにフレームやホイールなども含みます。そして、ハンドル以外のコンポーネントの部分を、1社で作られたコンポーネントで揃えて選ぶことがほとんどです。

これらのロードバイクのコンポーネントを作っている主なメーカーには、シマノやカンパニョーロ、スラムなどがあります。

前のギアと後ろのギアを組み合わさっている

ロードバイクのギアにはフロントギアとリアギアがあります。そして、一般的なロードバイクのフロントギアは2速あります。通常の平坦な道の走行であれば、このフロントギアはアウターといって漕ぐと重く感じる方のギアを選んで走ります。

そして、細かな調整は8速から11速あるリアギアを選んで行います。後ろのギアは枚数がグレードによって異なり、この枚数はより快適な走りや体への負担軽減などに影響します。

また、ギアは、通常走行の場合フロントをアウターに設定し、リアのギアチェンジでケイデンス(ペダルの回転数)を保ちながら走行します。フロントギアとリアギアを適切なものを選ぶことで、足に負担をかけることなく快適に走行でき疲れにくくなります。

そして、坂道や気温、向かい風などを考えながらギアをチェンジして走行します。

前のギアには大小2枚のギア版

フロントギアは大きくて漕ぐときに重さを感じるアウターのギアと、軽く漕げる小さなインナーのギア2枚で作られています。

普通のたいらな道を走るのであれば、フロントのギアはアウターに設定してで走行することが多いでしょう。信号が多い街中を走る時や、坂道を上るときにはインナーギアを使うことで、体力の消耗や足への負担などを抑えられます。

このように、漕ぎだしのときや急な坂道では、ギアを軽いものに変えると、ペダルを踏みこむ力を軽くしてスムーズに走り出せます。

後ろのギアは自転車により異なる

リアギアは8段変速から11段変速まで種類がありグレードによって異なります。一番直径が小さいトップギアを選ぶとペダルは最も重く感じられます。また、直径が大きい方のローギアを選ぶとペダルの踏み心地が軽く感じられます。

基本的に、変速はペダルを踏み込みクランクを回しながら行います。チェーンを動かしながらでないと、チェーンに負担がかかり、チェーンの脱落にもつながります。

たち漕ぎで力を入れて踏み込んでいるときや、急な坂を上る途中に変速すると、チェーンにも負担がかかり部品の消耗につながります。

1速のことをローギア、11速のことをトップギアといい、11速での走行が効率よく快適にスピードを保てます。

おすすめするギアの使い方

普通の平坦な道を走る時にはフロントギアはアウターがおすすめです。そして、リアギアでペダルの重さを調整しながら走りましょう。また、登坂や漕ぎだしではフロントギアをインナーにすると、走りやすくなります。

街乗りの場合

人通りが多く、信号でたびたび止まる可能性があるときには、フロントギアはインナーが乗りやすくてよいでしょう。

ペダルを軽くしておくと、止まった状態から走行するときの漕ぎ始めが楽になり、走り出しがスムーズになります。そして、足への負担も軽くすみます。

また、リアギアでペダルの回転数を一定に保ちながらギアを徐々に重くしていくとよいです。そうすることで、筋肉への負荷を軽減しながら快適なスピードで走ることができます。

坂が多い場合

坂道を上るときや、向かい風がきついときにはフロントギアはインナーにしましょう。そして、リアギアもロー付近の軽めのものを選ぶことで、体に負担をかけることなく坂道を上りやすくなります。

もし、坂道を走行している最中に、まだ体力的に余裕があればリアギアを少し重めに変えてみましょう。そうすることで、より足に負担を感じることなく坂道を登れます。ペダルを踏み込む力を維持しながら、足への負担や体力も考えてギアチェンジを行うとよいです。

緩やかな下り坂の場合

下り坂を走行するときには、前のギアをアウターにすると、加速がつきやすく快適に走行できます。そして、リアのギアは外側の小さいギアを使用するとよりスピードが出ます。

緩やかな下り坂ではこのアウターとトップの組み合わせだと、スムーズに加速することができ、快適な走りが楽しめます。しかし、安全に走れることを確認しながらスピードを上げましょう。

速度が安定し信号のない平地の場合

サイクリングコースのように信号がなく、起伏も少ない道路を走るときにはフロントギアはアウターに設定します。そして、リアギアはトップとローの中間くらいにするとよいでしょう。

リアギアを中間あたりにしておくと、ケイデンスやスピードを見ながらギアチェンジを行えます。ペダルを踏みこむときの負荷が重たくならない程度を保ちながら、快適な走行ができるギアをリアギアで調整してください。

そして、走るスピードを上げたい時には、1枚ずつギアをアップすると同じケイデンスを保ちながらスピードを上げられます。

疲労を感じてきた場合

ロードバイクでは長距離走行を楽しむ人も多いでしょう。ギアチェンジをまめに行っていても、時間と共に体力は消耗します。そのようなときには、前のギアをインナーに変えて走行するとよいです。

早めにギアを変えると、筋肉への負担を減らせます。そして、こまめな変速は体力も温存できます。

やってはいけないギアの使い方もある

ロードバイクのギアの組み合わせは、チェーンの角度が大きくなるような組み合わせはチェーンに負担をかけてしまいます。また、トルクをかけた状態での変速もスプロケットやチェーンに負荷をかけるので避けた方がよいでしょう。

チェーンが斜めになる使い方

ロードバイクで走行するときに、ギアの設定で注意しなければならない組み合わせがあります。フロントギアをインナーでリアギアをローにすることやフロントギアをアウターで、リアギアを一番重いトップギアに設定することは避けましょう。

これらの組み合わせでギアを設定してみるとわかるのですが、角度が大きくなり負担がかかってしまいます。これはチェーンやペダルの寿命を縮めるリスクがあり、脱落の原因にもなるので避けたほうがよいでしょう。

前のギアと後ろのギアはチェーンのが車体に対して平行になるようにすると、負荷をかけずにギアチェンジが行えます。

ギアの切り替えのタイミングで踏み込まない

体に負担をかけずに快適な走行をするためには、道の状況を見ながら早めにギアチェンジを行う必要があります。そのため、ペダルが軽く感じられるようになったり、重たくなったなと少し感じたくらいでの早めの変速が理想的です。

このギアチェンジのタイミングが早すぎたり遅れたりすると、無理な力を入れて走ることになったり、軽くなりすぎて漕ぐリズムが崩れてしまったりします。こうなると、スピードを保つこともできません。また、体に負担がかかります。

ペダルに重さを感じてからギアチェンジを行うと、踏み込む力が大きい状態でのギアチェンジになります。このような場合、スプロケットやチェーンに負担をかけることになります、そして、変速の際に音が鳴り、部品の消耗や破損につながります。

道の状態を先読みし、トルクをかけないで変速を行えば、体への負担も部品への負担も減らせます。なお、トルクとは、ペダルを回してクランク軸を回す力のことを言います。力を抜いた状態でペダルを回すのが理想的なギアチェンジです。

前のギアと後ろのギアを別々に変える

ロードバイク初心者だと、ギアをチェンジするときに頭の中で考えてしまいスムーズに手を動かせないかもしれません。これは、長く走り続けて慣れるとスムーズにギアを変えれるようになり、快適に走行できるようになります。

通常の走行ではフロントギアを漕ぎ心地が重めのアウターにして、漕ぎながらペダルの重さを調整しながらリアギアを選びます。しかし、坂道の手前になったり、信号で止まりそうな時にはフロントギアをインナーに変更します。

フロントギアを変更すると、ペダルの重さが急激に変わります。このときに同じタイミングでリアギアも調整することで、同じ回転数を保ちながら足を大きな負荷を感じることなく快適に走行できます。

もし、フロントギアを重いものから軽いものへ変えたのであれば、リアギアは2,3枚一気に変えるとペダルの重さを極端に変えることなく走行が続けられます。

このように、フロントギアとリアギアを同じタイミングで変速すると、スピードやペダルの回転数を保ちながら快適に走行できます。

ケイデンスがバラバラで走行するような使い方

ケイデンスを一定に保つには、道の状況や自分の脚力に合ったギアチェンジが必要です。また、ケイデンスは漕ぐ人の脚力によっても変わります。

まずは、自分のケイデンスがどれくらいなのかを知っておくとよいでしょう。一般的に、ロードバイクを楽しむ素人の人なら、80rpmから100rpmくらいが多いと言われています。rpmとは、1分間にペダルを漕いでクランクを回す回数の単位です。

このケイデンスが気になる人は、ケイデンスが測定できるサイクルコンピューターがあるので、1つ持っていると確認できるので便利です。ケイデンスを一定にすると、体力の消耗を抑えながら快適な走行が楽しめます。

ギアの調整で快適なライディングを

ロードバイクはスピードや風を体で感じることができ、爽快感を感じることができます。趣味として休日に長距離走行を楽しむ人も多いでしょう。

ロードバイクは道や脚力に合ったギアを選ぶことで、体への負担を減らし長い時間走行することが可能です。また、スピードを上げるときにも、ギアチェンジは重要です。

適切なギアチェンジの方法を知れば、より早く走行できるようになります。また、足への負担も減り、サイクリングを更に楽しめるようになります。

自分の体に合ったロードバイクを選び、より最適なギアの変速方法や組み合わせを知ってロードバイクを快適に乗りこなしましょう。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。

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