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ドライバーのアドレスの仕方を解説|ナイスショットをするために

ドライバーのアドレスの仕方を解説|ナイスショットをするために

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練習やラウンドでドライバーが真っ直ぐ飛ばないことや、飛距離が出ないことに悩んでいる人は多いです。その原因の多くは正しいアドレスをしていないからです。ドライバーの正しいアドレス方法を知っておき、ティーショットに磨きをかけましょう。

アドレスの基本から、重心の位置の取り方、注意点まで詳しく解説します。自分に合ったアドレスの方法を見つけるようにするためのメゾットを知っておき、スコアアップに繋げてみましょう。アドレスをしっかりできるようになると、ティーショットでのミスが少なくなり、よりゴルフのラウンドを楽しめます。

ゴルフでのアドレスの役割

ショットをするためにアドレスをすると言うスポーツはゴルフくらいです。正しいアドレスは初心者のうちに身に付けて、慣れておくことが大事です。

ショットをするための構え

アドレスとはボールを打つためのの構えのことで、ゴルフの場合には他のスポーツと違って止まっている球を打つために一度静止をします。この静止した構えがアドレスです。アドレスと言う言葉を使うのはゴルフ特有です。

正しいアドレスが上達の近道

アドレスはゴルフでは正確なショットを打つために必要なルーティーンで、そのアドレスが間違っているとボールは真っ直ぐ目標には飛んでくれません。まずは練習場などで正しいアドレスを身に付けてから、ラウンドをすることをおすすめします。特にラウンドでは正しいアドレスをする目印がありません。

そのため本当に正確なアドレスをするのは、プロでも難しいとされています。ただし一度しっかりとしたやり方を身に付けてしまえば、それを繰り返すだけです。初心者のうちに、正しいアドレスを覚えておきましょう。

ラウンドでは目標物や傾斜によって、左右されたりしますが、基本的な姿勢と手の位置、フェースの向き等は変わりません。正しいアドレスをして、その位置に正確にテークバックしてインパクトすることがナイスショットに繋がります。

したがってアドレスを正しく取ることは、しっかりしたショットを打つうえで必要です。正しいアドレスを身に付けることが上達への近道と言えます。

ドライバーのアドレスの基本

アドレスの基本は5つのポイントがあります。押さえるポイントやアドレスのチェック方法なども中心にみておきましょう。昔の常識と若干違っていることがあるので、今のクラブに合ったアドレスをすることが大事です。

ボールの位置は左脇の前

従来は左かかとの延長線上にボールを置くことが常識でしたが、現在のドライバーでは、構えたときに左わきのライン上にボールを置くことが基本です。理由はドライバーの場合にはティーアップして打つことから、スイングでクラブのヘッドが最下点を通過して、やや上がり気味のところでとらえることが良いからです。

やや上がり気味のところでとらえることで、ボールが上がりやすくなり、飛距離も出ます。またスイートスポットが広くなり、正しいスイングをすると真っ直ぐに飛ぶ可能性が高くなります。

ゴルフボールと身体の正しい距離は、構えたときグリップエンドと股関節の間に拳が1.5~2.5個空く距離です。もちろんこれには身長などの個人差があり、一概には言えませんが、力を入れず自然に構えた時にクラブのヘッドの中心部が、ゴルフボールの中心部と概ね合っていることが大事です。ドライバーのスイングをするとヘッドの位置が伸びる癖がある人は、やや手前にクラブのヘッドを置いておきます。

正しい前傾姿勢を取る

猫背にならないように、背筋が伸びた状態で足の付け根から前傾します。当然そのバランスは、膝を曲げて腰を引くことで調整。猫背になっているとスイングの軌道がアウトサイドインになりやすく、スライスボールが出ます。イメージとしては足の付け根に棒を挟むような感じで、背筋を伸ばして前傾します。

正しい前傾姿勢の取り方として、ゴルフボールを見た状態で前傾しないことです。前傾姿勢を取ってからゴルフボールを見るように調整します。ゴルフボールを置く位置が間違っていると、正しい前傾姿勢が取れません。

構える前に左手でゴルフボールとの適切な距離を取り、正しい位置にスタンスをして、それからゴルフボールから目を離し、足の付け根から前傾し、腰を引きます。このルーティーンを練習場から行うようにすると、慣れてきて、自然にできるようになります。

フェースの向きは目標に向ける

フェースの向きは基本的には目標を向きますが、ストレートフェースとフックフェースのドライバーがあります。それぞれの特徴を見てみましょう。

ストレートフェース

ストレートフェースのドライバーはフェースを目標の位置に向けます。この場合のスイングはアドレスの位置にドライバーのフェースを戻していくようなイメージです。正確には若干ハンドファースト(手が前に行きやすい)のですが、しっかりとヘッドを返すようにスイングすると一、番速い地点でゴルフボールをとらえられます。

目標が取りにくい場合には、真後ろから見て身近にある目標物に向けて構えると良いです。ストレートフェースの場合にはフェースの向きがそのまま飛ぶ方向になります。

フックフェース

フックフェースのドライバーはフェースの向きが目標より左を向きます。この場合にはドライバーを体重移動させながらややハンドファースト気味でスイングすると自然とフェースが開き、真っ直ぐに飛びます。ヘッドを返すというイメージを持たなくても良いために、スイートスポットが広いのがメリットです。

ただしストレートフェースのようにしっかりとフェースを返してしまうとフックになり、左へボールが飛んでしまいます。

どちらが良いのかは一概には言えないので、クラブとスイングの相性によって選びましょう。

手の位置は左手が左太ももの内側にある状態

正しい手の位置は、正しいゴルフボールの位置を置いて、正しい前傾姿勢をした時に自然と下がった状態でクラブを握ります。左手は左太ももの内側で、右手は股間の中央部分に来ます。若干中心よりも前に手を置く形です。ドライバーの場合には、左脇の延長線上にゴルフボールを置くので、クラブのシャフトと手の位置、右目の延長線上が前から見て一直線になるように構えます。

練習場では鏡のある一番右の打席で鏡を見て確認しておきましょう。正しいゴルフボールの位置、正しい手の位置はこの方法で確認できます。

手の位置が正確な位置より前に構えていると、フックボールが出やすくなります。逆に手の位置が正確な位置より後ろに構えていると、スライスボールが出やすくなりますので注意が必要です。

手首は自然な角度で

手首は伸ばし過ぎても、曲げすぎてもよくありません。角度は平均144°と言われており、後ろから見たときには腕からシャフトが、自然な「くの字」になっているのが理想です。正確に構えて力の入っていない状態にして、手首は少し余裕を持たせておくと良いです。

これは練習あるのみです。身長の同じくらいで同じようなドライバーを使っているプロのアドレスを写真等で探し、自然な構えができるように鏡の前で見本を見ながら練習しておきましょう。正しい手順でアドレスを繰り返すことで、正しい手首の角度が解ってきます。

ドライバーのアドレス時の重心

重心の取り方は飛距離に直結します。初心者向けにまずは基本から練習して、徐々に飛距離アップを目指してみましょう。アドレスの重心は、割と自由が利く方です。均等から試して徐々にステップアップしていきましょう。

左右均等に体重をかけると安定する

まずは正しいアドレスをするために左右均等に体重をかけてみましょう。これでドライバーショットが真っ直ぐ飛ぶまで練習します。飛距離については真っ直ぐ飛んでから初めて伸ばせるので、まずは正しいアドレスを身体にしみこませます。

基本的にスイングの際に体重を移動させていくのですが、この場合には体重移動とフォロースルーは考えないで打ってみます。それで真っ直ぐ飛ぶようなアドレスを覚えることが大事です。この左右均等に体重をかける方法は、低いボールを打つ必要があるケースや、飛距離を求めないティーショットでも応用が利くので、これからマスターすると良いです。

飛距離アップには右寄りに体重をかける

飛距離アップには左足に40%右足に60%の体重をかけて構えます。イメージとしてはゴルフボールを後ろから覗き込む感覚です。(バランスの崩しすぎはいけません。)スイングの際には体重移動するわけですが、インパクトまではこのアドレスの状態をキープします。

それによってよりアップライト(クラブのヘッドが上がる位置)でゴルフボールをとらえることができ、ロフトの無いドライバーでもボールが高く上がります。また落下した後に転がりも良くなります。

この技術を習得できるようになると、アドレスの状況だけでドライバーの球質の打ち分けが可能です。高いボールが必要なケースには右足に、低いボールが必要なケースでは左右均等にアドレスで調整できれば、ショットも安定します。

足裏はどこに体重をかけても良い

足の裏に関しては、正解がありません。つまり打ちやすさや構えやすさを重視して自由にして良いです。つま先にかけても良いですし、かかとのかけても良いです。ただしあまりに極端なバランスで足が浮いてしまうことは避けましょう。(フォロースルーでかかとが浮く分には良いです。)

正しいゴルフボールの位置と正しいアドレス、手の位置のほうがはるかに重要です。ただミスショットが出る場合には足裏はしっかりとつけておき、感覚を戻すまで練習してから体重移動するようにしましょう。

体重のかけ方は、アドレスよりもスイングの際に関わってきます。正しいアドレスをまず覚えるようにし、それから体重のかけ方を工夫してみましょう。

アドレス時の注意点

2つの注意するべきポイントがあるので、押さえてそうならないようにしましょう。

棒立ちのアドレスはスライスしやすい

あまりにも猫背にならないことを意識し過ぎて、前傾姿勢が浅い棒立ちアドレスは、スライスボールの原因です。力まないで自然に前傾姿勢をするように心掛けましょう。

練習としては、足を揃えてボールをとらえる方法がありますが、正確には正しいアドレスになっていないことがあるので、注意をしてください。基本的にはある程度両足に均等に体重を乗せて、足を開いた状態でスイングすることをおすすめします。

自然体で前傾姿勢をして背筋を伸ばして構えることが、良いショットへの第一歩です。力が入って棒立ちにならないように注意しましょう。

間違ったアドレスはダフリの原因

間違ったアドレスをしていると、インパクトが正確に出来なくなります。このためダフりやトップといったミスが多くなります。前傾姿勢があまりにも深すぎたり、体重移動が正しくないことはダフりの原因です。またアドレスの軸にも注意しましょう。右に寄っていたり左に寄っていたりとするとこれもダフりの要因です。

アドレスの軸は体重をやや右足に傾けたとしてもやや右に傾く程度です。極端な傾きはミスショットを引き起こします。この場合の修正方法は左右均等に構えるようにして、数球打ちしっかりととらえるように修正してから体重のバランスを変えてみましょう。

アドレスの基本をマスターしよう

ドライバーは一番正確なショットを打つことが難しいクラブです。正確なスイング以上に正確なアドレスをすることが求められます。まずは正確なアドレスを覚えて、反復練習をしてみることが大事です。正しいアドレスは上達への近道。初心者のうちにアドレスを正確に行う癖をつけておきましょう。

基本をしっかりとマスターし、それから体重に関して考えてみると良いです。鏡などを利用し、チェックするポイントを押さえて、正しいアドレスをしているかを確認してみましょう。それで身体に覚えこませて自然に正しいアドレスをできるようになると、ショットは安定してきます。よりゴルフを楽しく行うためにドライバーのアドレスをマスターしてみましょう。

正しいアドレスを身につけるには、ゴルフレッスンに通うことが有効です。講師が手とり足取り教えてくれるため、本当に正しいアドレスを身につけることができます。

初心者の方向けのゴルフレッスンについては、こちらの記事で解説しています。体験レッスンも受けられる、ぜひ確認をしてみてください。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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