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レンタカーに傷を付けてしまったら|対処方法と費用について解説

レンタカーに傷を付けてしまったら|対処方法と費用について解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

旅行や代車でレンタカーを利用したことがある人も多いのではないでしょうか。レンタカーなので、自分の車を運転するときよりもさらに慎重に運転していたとしても、小さな傷をつけてしまうケースは少なくありません。

駐車する際に縁石に擦ってしまったり、車両サイズに慣れる前にバンパーを傷付けてしまうなど、色々な場面が想定できます。

このようにレンタカーに傷を付けてしまった場合は、どのように対処すればよいのでしょうか。また、どの程度の修理費用などが必要になってくるのか、しっかりと知識を深めておきましょう。

レンタカーに傷を付けたときにするべきこと

レンタカーを利用している最中に、傷をつけてしまった経験はあるでしょうか。そのような場合、どのような手順を踏めばよいのか理解をしておくことはとても大切です。しっかりと学んでおきましょう。

警察に連絡をして事故証明を取る

レンタカーを借りる際には、レンタカー屋で保険加入の手続きをすることになり、必ず保険に加入しなければなりません。レンタカーといえども、事故を起こした場合は必ず警察を呼ぶことになるので、保険に加入しているのかどうかがとても大切になってきます。

事故証明がないと保険が適用外になる場合が多い

レンタカーで事故を起こした場合、相手が車、歩行者、自転車などに関わらず、警察を呼び事故証明をもらわなければなりません。

これは事故によってできた傷の大きさに関わらず必要なもので、事故証明がないと保険が適用されないことになってしまいます。

保険適用がされないと、事故によって負った傷の修理代金を全て自己負担することになります。車の修理代金は、ちょっとした傷でも大きな金額になるケースが多いです。

どんな小さな事故でもきちんと警察を呼んで、事故証明をもらう手続きをするようにしましょう。

自損による小さな傷も必ず警察へ連絡をする

レンタカーで事故をした場合、注意したいのはちょっとした傷ですむような自損事故です。警察を呼ぶまでもないような事故こそ注意が必要です。

事故の大小に関わらず、自損による小さな傷でも保険適用になるケースがあるので、警察を呼び事故証明をもらっておくことが大切です。

事故を起こした際に警察を呼ぶことに躊躇してしまう理由として、免許証の点数が引かれてしまうことが考えられますが、自損事故では点数は引かれず、手続きも15分くらいで終わるものが多いので恐れずきちんと事故証明をもらうようにしましょう。

レンタカー会社へ連絡をする

レンタカーで事故を起こしてしまった場合は、自損による小さな傷の場合でも事前にレンタカー会社へ連絡しておくことがマナーといえます。その際、レンタカー返却時にかかるおおよその費用などを算出して案内してくれます。

返却の際には案内された金額を持ってレンタカー会社に出向くようにしましょう。実際の破損箇所の修理見積もりから差額分を返却されたり追加納金する必要があることを覚えておくと安心です。

保険の加入種類と支払う費用について

レンタカー会社で加入する保険にはどのような補償内容のものがあるのでしょうか。レンタカーという短い期間で加入する保険だけに、どの程度網羅している保険に加入するのがベストなのか理解しておくことも大切です。

また、事故を起こしてしまった際に発生する自己負担額を少しでも抑える方法についてもチェックしておきましょう。

基本料金に含まれていることが多い保険補償

レンタカーで車を借りる際、最低限の保険補償が組み込まれた基本料金になっていることが多いです。保険で重要なのが対人補償、対物補償、車両補償の3つになります。利用前に補償内容をしっかりと確認しておくことがおすすめです。

対人補償と対物補償

対人補償とは、他の人に怪我をさせてしまったときに有効になるもので、無制限に補償してくれる内容であることが多いです。

対物補償とは、他の人の車などに傷をつけてしまった場合に有効で、補償内容はレンタカー会社によって異なることが多いです。一般的には3,000万円~無制限が補償金額の上限となります。

対物補償には免責額が定められているものが多く、賠償額のうち免責額までは利用者が支払い、残りをレンタカー会社が支払うという仕組みになっています。

免責額に関しては5万円と定めているものが一般的なので、支払い額があることも念頭に入れておくとよいでしょう。

レンタカーを傷つけてしまった時の車両補償

借りた車が壊れてしまった場合には車両補償を利用します。補償金額に関しては車種やレンタカー会社によって異なりますが、通常は車両の時価額と設定されていることが多いです。

車両補償にも免責額が定められているので、対物補償と同様に免責額までは利用者が支払う必要があります。免責額に関しては5万円が一般的とされています。

そのため、レンタカーで事故を起こしてしまった際には、対物補償と車両補償の免責額の合計10万円を支払う可能性があるので、準備しておくとよいでしょう。

保険補償に任意で加入する免責補償制度

上述した免責額の負担に関して不安に感じる人も多いことでしょう。そんな人には、対物補償と車両補償の免責額を補完することができる免責補償制度を活用することがおすすめです。

本来自己負担となる免責額を免れることができる制度になります。事前に加入する必要があり、24時間あたり1,000円~2,000円程度の金額で免責額を免れることが可能です。

1泊2日のレンタカー利用であれば、2,000円~4,000円で10万円の面積額を回避することができるということになります。

免責補償に加入してレンタカーを借りている場合

免責補償制度は任意で加入するものになるので、事前にきちんとレンタカー会社に伝えておかなければなりません。加入をしていれば、事故を起こしてしまっても自己負担分である免責額の支払いが一切なくなるメリットがあります。

しかし、ノンオペレーションチャージの支払いは発生するので注意しましょう。ノンオペレーションチャージとは、車両の修理や清掃など、営業補償としてレンタカー会社に支払う代金です。事故を起こした場合、自走可能であれば2万円、自走が不可能な場合は5万円と設定されているので、その代金は用意しておきましょう。

免責補償に未加入でレンタカーを借りた場合

免責補償制度は任意での加入になるので、もし未加入で事故を起こした場合、修理代金などに関わらず全額を自己負担しなければなりません。その場合、事故の度合いによっては、高額な自己負担金額になる可能性もあるので注意が必要です。

ただし、免責補償制度は全ての人が加入できるものではなく、加入できないケースもあるので注意しましょう。免責補償制度に加入する場合は、運転する可能性のある人が借りる人以外にも考えられる場合は事前に申請しておくと補償対象となるため安心です。

21歳未満の人や免許取得から1年未満の人は、適用外となるケースが多いので注意が必要です。レンタカー会社が運転能力や社会的責任を負うことができると判断しなければ、適用が難しくなると覚えておくとよいでしょう。

身に覚えのない傷がついてしまっている場合の対処法

車を利用していると、自分で覚えのある傷以外にも、傷が付いてしまっているケースがあります。駐車場で知らないうちに他の車などに傷つけられてしまうなど、さまざまな場面が想定されます。

そのような傷が付いてしまった場合、どのように対処したらよいのでしょうか。

最初から付いていた傷なのかレンタカー会社に確認する

レンタカーで貸し出しされる車は新車でないケースが多く、もともと傷が付いている車も少なくありません。そのため、小さな傷などは借りる以前から付いていた可能性もあります。

レンタカー利用の際によくあることとして、以前から付いていた傷を自分の付けた傷だとレンタカー会社から言われてしまうことは多いのです。

これは、本当は自分の過失によって付いた傷であっても嘘をついてごまかす利用者が多いことが原因として考えられます。

借りる際には、車両をしっかりと確認しかすり傷などの小さな傷についても、借りる以前からの傷であるかどうかをきちんとレンタカー会社に確認するようにしましょう。

レンタル前は傷がなかったと言われた場合は

さまざまな人に車を貸し出すレンタカー会社では、事前に車両の傷などについて記録している会社が多いです。飛び石が当たったり駐車中に傷付けられたりした傷かもしれなくても、納得がいかなければ説明をきちんと受けてから書類にサインすることが大切です。

傷を付けたことを認める書類にサインをしてしまうと、後で間違いだと分かっても覆すことはとても難しくなります。

また、修理後に請求する手付金(デポジット)を払ってほしいと言われた場合も、安易に支払わずきちんと確認することが大切です。

手付金は、自分が付けた傷でないと分かっても戻ってくることはほとんどないと理解しておきましょう。出発前の車両の傷を確認することで回避することがおすすめです。

傷が付きやすいパーツと修理費用

車両には、傷が付きやすい箇所というものがあります。特に足回りのパーツは走行中などでも傷が付きやすい部分になるので、どの程度の傷でどのくらいの修理費用を請求されるのかチェックしておきましょう。

足回りは普通に走行しているだけでも傷が付きやすい部分でもあるので、店舗により修理費用などの取り決めが異なることも多いです。

バンパーの傷の修理費用

気がついたら傷がついていたということが多い車両パーツの一つとしてバンパーが挙げられます。バンパーについた傷は大きさによって修理費用が異なります。

短く浅い傷の場合

レンタカー運転時は、普段の車と違うので慣れるまでに時間がかかることもあり、バンパー部分を擦ってしまう事例はとても多いです。短く浅い傷でかつバンパーのパーツ部分で収まっていることも多く、そのような場合はレンタカー会社が塗料ペンなどで修正することで完了してしまうケースもあります。

その程度の傷であれば、修理費用も安価で済むか、請求されない可能性もあるでしょう。まずは、傷を付けてしまったことをきちんとレンタカー会社へ連絡をすることが大切です。

損傷が大きくバンパーの取換が必要な場合

バンパーの交換が必要なほど大きな損傷だった場合、修理費用や交換するパーツ料金だけでなく、稼働できない損失日数分の補償費用を請求されることが考えられます。そのような場合でも車両保険で免責されることが多いですが、免責がなければ合計で10万円前後必要になってくるでしょう。

また、交換や修理費用、工賃などは安く抑えられても、稼働不可の損失日数分の金額として高額を請求されることもあるので注意が必要です。損失日数分の請求額に関しては、店舗によって大きな違いがあるので、きちんとレンタカー会社に連絡をして金額を確認することが大切といえるでしょう。

ホイールカバーの傷の修理費用

ホイールカバーは、駐車のときなどに縁石に擦るケースが多いパーツになります。ホイールカバーに傷を付けてしまった場合、修理費用は店舗により異なることが多いのが実情です。ホイールの状態で判断されると考えておきましょう。

一度外したらはまらないほどの大きな損傷だったり、走行中にどこかで落としてきてしまった場合などは、部品代を請求されることもありますが、請求されないケースも多いです。パーツ交換が必要な場合は1枚に対し1万円~2万円程度必要になってきます。

レンタカーに傷を付けてしまっても慌てずに報告しよう

レンタカーを利用しているときは、自分の所有している車と違ったりなど、慣れない車で自損事故を起こしてしまったり、不運にも対人、対物の事故を起こしてしまう可能性はあります。まずは、レンタカーを借りる際には必ず対人、対物、車両の保険にきちんと加入しているか確認するようにしましょう。

自己負担額を少しでも抑えたい人は、免責補償制度に加入することもおすすめです。少額で10万円程度の出費を抑えることができるので検討してみるとよいでしょう。

また、レンタカー会社ではどんな小さな傷でも事故扱いとしなければならないので、ちょっとした傷でも付けてしまったら必ずレンタカー会社に連絡をして、指示を仰ぐようにしておくことが安心です。

また、おすすめのレンタカー会社はこちらの記事で行っていますので、ぜひ確認してみてください。

また、こちらの記事ではレンタカーにドライブレコーダーを取り付けるメリットについて解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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