更新
初心者におすすめの家庭菜園10選|プランターで簡単野菜作り

家庭菜園は安全でおいしい野菜や果実を簡単に作れるため、手軽に始められる趣味としても人気です。早速始めてみたいけど、最初は簡単に始められて、失敗しづらいものから栽培したいですよね。そんな、何から栽培しようか迷っている方におすすめの野菜・果実10種類を紹介します!
難易度から選ぶ
最初は簡単な野菜から始めて、様々な種類を育ててみましょう。ここでは、家庭菜園の中でも簡単な種類を、3段階に難易度をつけて紹介します。星の数が少ない方がより簡単に栽培できます。
とても簡単★☆☆
ズボラでも飽き性の人でも、室内にいながら簡単に栽培できる野菜の紹介です!収穫までの期間が短く、お世話も手間ではないため、まず失敗することはないでしょう。
1週間で収穫できる!もやし

《おすすめポイント》
- プランターでも栽培でき、初心者の方でもつくりやすい
- 光を当てない暗所で栽培するので、年間を通して栽培できる
- お世話が簡単なので、家庭菜園ビギナーでも失敗なし!
- おすすめ品種:緑豆もやし(一般的に流通しているもやしの9割を占める)
- 初期費用:100円前後
《時期》
- 植え付け:一年中
- 収穫:一年中
《栽培のコツ》
- ビンでも栽培可能ですが、熱湯消毒を必ず行いましょう。熱湯を注ぎ10秒ほど経ったらお湯を捨てるだけで準備完了です。使用するビン自体の消毒はもちろん、毎日もやしをすすぐ際も最初につけたネットを外さず、直接もやしに手が触れないようにして洗いましょう。
- もやしを含め、スプラウトは必ずスプラウト専用の無消毒種子を使用しましょう。一般に売られている野菜栽培用の種子は農薬で種が消毒されていることがあり、これをスプラウト栽培に使用してしまうと非常に危険なレベルの残留農薬が混入してしまう恐れがあります。スプラウト用のものは必ずタネの袋に「スプラウト用」と明記されていますので事前に確認しておきましょう。
- 保温ができる環境であれば1年中栽培できる
- 大きく育ち、大量に収穫できる
- 栽培開始してから7~10日で食べられるようになる
- 種と苗箱があればすぐ始められるので、家庭菜園ビギナーに嬉しい!
- 初期費用:100円前後
- 植え付け:一年中
- 収穫:一年中
- 種は大量に蒔くので、多めに入っているものを選びましょう。
- カイワレ大根を含め、スプラウトは必ずスプラウト専用の無消毒種子を使用しましょう。一般に売られている野菜栽培用の種子は農薬で種が消毒されていることがあり、これをスプラウト栽培に使用してしまうと非常に危険なレベルの残留農薬が混入してしまう恐れがあります。スプラウト用のものは必ずタネの袋に「スプラウト用」と明記されていますので事前に確認しておきましょう。
- 暑さに比較的強く、土質も選ばないため好きな方法で簡単に栽培できる
- 必要な分だけ収穫できる
- おすすめ品種:青シソ(生育旺盛で耐暑性に優れる)
- 初期費用:300円前後
- 植え付け:4~5月
- 収穫:7~10月
- 葉の枚数が10枚を超えたら、下葉から順次収穫できます。常に葉を6~8枚残して樹勢を維持するのがポイント。
- 都市部で無農薬プランター栽培する場合、生育初期は防虫ネットを使用すれば、比較的簡単確実に防除できます。株のサイズが大きく、防虫ネットですっぽり囲い込むことは困難となるため、毎日葉裏をチェックして害虫を見つけ次第、捕殺して防除することになります。
- 暑さ、寒さどちらにも強く適応性があるため育てやすい
- ネギは成長が速いので春先に苗を植えれば、夏までに3.4回は収穫できる
- ネギの根元を3.4センチ切ったものを苗としてすぐ使用できるので、家庭菜園ビギナーに嬉しい!
- おすすめ品種:葉ネギ(種からでも苗からでも、簡単に育てられる)
- 初期費用:100円前後
- 種まき:4~9月
- 植え付け:6~11月
- 収穫:7~12月
- 畑菜園でもプランターでも栽培できますが、ネギは日当たりのいい場所を好むので、苗を植えるときは日陰にならない場所を選びましょう。
- 水やりはこまめに行い、プランターの土が乾いてきたら、たっぷりと水をやりましょう。多めに水やりを行うため、鉢いっぱいまでに土を入れないよう注意しましょう。
- 1年を通して何度も収穫ができる四季成り型の家庭菜園向き品種も多い
- ベランダ等の限られたスペースでも栽培できる
- 見た目も可愛いので鑑賞用としても人気
- おすすめ品種:セリーヌ(病気に強く、株自体のスタミナもあるので初心者の方でも大きな実を収穫することができ、 甘味と酸味のバランスがいい美味しいイチゴ)
- 初期費用:1000円前後
- 植え付け:8~9月
- 収穫:4~10月
- イチゴは果実のため施肥は欠かせません。 肥料を十分に与え、やや乾燥気味で育てましょう。
- 容器は大きい方が土がたっぷり入り、根もしっかりはりますので場所に余裕があれば大きいサイズを選ぶといいでしょう。
- 栽培期間が約3ヵ月ほどで比較的短い
- 種イモの15倍もの量が収穫できる
- 良い種イモを選べば、初心者でも失敗なしで栽培できる
- おすすめ品種:とうや(生育の早い早生種です。イモの肥大が早く、丸くて大粒の多収品種で、休眠期間は中程度)
- 初期費用:400円~450円
- 植え付け:2~3月・8~9月
- 収穫:6~7月・11~12月
- 食用として売られているじゃがいもは、ウィルスに感染している可能性が高いので、必ず検査に合格した専用の種いもを購入しましょう。植え付ける1か月前に種イモを日光に当てて、丈夫な黒紫色の若芽を伸ばしてあげましょう。発芽促進、黒あざ病菌の予防になります。
- イモが肥大してきたら、大きいものは早いうちに探り掘りして収穫を始めると残ったイモの生育が早くなります。
- 栽培期間が約3ヵ月ほどで比較的短い
- 涼しい気候を好み、根の部分は耐寒性があるので冬の寒さには比較的強い
- プランター菜園向きの品種も豊富に揃っている
- 栽培期間は長いが、害虫に強いため育てやすい
- おすすめ品種:ピッコロ(ミニニンジンなので狭いプランターでも良く育ち、極早生種で生育期間が90日と短い)
- 初期費用:500円~1000円
- 植え付け:3~5月・7~9月
- 収穫:5~7月・10~12月
- 土表面が乾いたら、プランターの排水口から水が勢いよく流れ出るまでたっぷりと与えます。乾燥させすぎても、過湿すぎても根の質が落ちるので、適湿を心がけます(表土が乾いてからたっぷり与える)
- 直根系野菜全般にいえますが、移植は根を痛め、変形根の原因となるため、必ず播種はプランターへの『直播き』とし、ポットからの移植などはしないようにします。
- ネギ
- シソ
- もやし
- かいわれ大根
- トマト
- キュウリ
- ナス
- ネギ
- シソ
- イチゴ
- ジャガイモ
- ニンジン
- プランターでも栽培でき、初心者の方でもつくりやすい
- 大きく育ち、大量に収穫できる
- 夏の暑さに強く、晩秋まで収穫を楽しむことができる
- おすすめ品種:千両2号(長期間たくさん収穫でき、実は黒紫色でツヤがあり、やわらかくておいしい)
- 初期費用:400円~450円
- 植え付け:4~6月
- 収穫:6~10月
- 高温を好む野菜なので、苗の定植は早植えしないでゴールデンウィークを過ぎた十分に温かくなるころまで待ちましょう。
- 水、肥料が大好きな野菜です。水は土の表面が乾いたら、肥料は1週間に1回程あげましょう。
- 温度と日当たりさえ気をつければ、ベランダでも育てやすい
- 芽が出てから収穫までおよそ60日という短期間で栽培できる手軽さ
- 様々な料理に使え、1度に収穫できる量も多い
- おすすめ品種:ミニキュウリ(病気に強く、たくさん収穫できる)
- 初期費用:400円~450円
- 植え付け:4~7月
- 収穫:6~9月
- キュウリの葉や茎は非常にもろく折れやすいので、支柱立てや誘引を行うときは折れないように注意して行いましょう。
- キュウリは花が咲いてから7日程度で収穫ができるので、収穫時期を逃さないように気をつけてください。
- プランターでも簡単に栽培でき、初心者の方でもつくりやすい
- ビタミンC、カロテン、リコピン等、とても栄養価が高い
- 様々な料理に使え、1度に収穫できる量も多い
- おすすめ品種:桃太郎(害虫に強く、甘い実ができる)
- 初期費用:400円~450円
- 植え付け:4~6月
- 収穫:5~8月
- 太陽の光が大好きな野菜ですので、日当たりの良い場所にプランターなどを用意して栽培しましょう。浅めに植えて、株のまわりに土を寄せると、排水が良くなります。
- プランターのサイズに合わせて、収穫する枝の段数を決めて摘心(余分な枝を摘み取る)をします。
- 赤く実ってきたら食べ時です。トマトは朝の涼しいうちに収穫するのが一番おいしいですよ!
失敗なし!かいわれ大根

《おすすめポイント》
《時期》
《栽培のコツ》
まあまあ簡単★★☆
定期的な水やり程度のお世話ができれば、初心者でも失敗なく栽培できる野菜を紹介します!
薬味に使える!シソ

《おすすめポイント》
《時期》
《栽培のコツ》
ネギ

《おすすめポイント》
《時期》
《栽培のコツ》
慣れてきた人向け★★★
家庭菜園に慣れてきたら、こちらの種類に挑戦してみましょう。挑戦といっても収穫までまだま簡単な部類になりますので、初心者でも楽しみながら栽培することができます。
見た目も可愛いイチゴ

《おすすめポイント》
《時期》
《栽培のコツ》
食べ応え満天!ジャガイモ

《おすすめポイント》
《時期》
《栽培のコツ》
生でもおいしい!ニンジン

《おすすめポイント》
《時期》
《栽培のコツ》
種まきの季節から選ぶ

家庭菜園は1年中できます。同じプランターでも季節ごとに育つ野菜や果物が変化するのは面白いですよね。
プランターで作れる作物を種まきの季節ごとにご紹介します。
春 3月~6月|枝豆・オクラ・バジル
枝豆
枝豆はスーパーなどでも大量に購入ができますが、家庭菜園で栽培すると甘みが格別に違います!
また一度にたくさんできるので様々な楽しみ方ができます。塩茹ではもちろん、混ぜご飯などにもいいですね
オクラ
鮮度が命のオクラは家庭菜園でこそ収穫し立てを食べることができます。
オクラの花はハイビスカスのような形をしており、中心が濃い紫色、外側が柔らかい黄色です。とても綺麗なので栽培中も楽しむことができる野菜です!
バジル
パスタやピザにはかかせないバジルはシソ科のハーブです。様々な料理に活用ができるので自宅で栽培されるハーブとしてとても人気です。
水と肥料をたっぷりと与え、アブラムシから守ることがポイントです。
夏 7月~8月|春菊・小松菜
春菊
ビタミンCやカロテンが豊富な春菊はお鍋やサラダに欠かせないですよね。
間引きをしながら大きく育っているものを残すのがポイントです。間引きした春菊ももちろん食べることができます!
11月ごろに本格的に収穫ができるようになります。
小松菜
小松菜は種まきから約1ヶ月ほどで収穫ができます。アブラムシや害虫がつきやすいので種まき直後から支柱を立て、防虫ネットを被せることをおすすめします。
秋 9月~11月|ミニ白菜・リーフレタス
ミニ白菜
冬のお鍋に欠かせない白菜がプランターでも作れてしまいます!まず苗になるところまで育て、その後大きめのプランターに植え付けをしましょう。
定植してから40日ほどで収穫ができるので、ぜひお鍋に入れて楽しんでみましょう。
リーフレタス
リーフレタスは種まきから収穫までが約2ヶ月と比較的早く、小さなプランターでも栽培ができるので初心者の方におすすめです。
リーフレタスがあるだけで、いつものサラダがとてもおしゃれになりますよ!
リーフレタスには緑リーフレタスと赤リーフレタスがあります。どちらも育てやすいので好きなほうを選んでくださいね。
冬 12月~2月|シシトウ
シシトウは害虫にも強いので簡単に育てることができます。ただし、種から育てると育苗期間が長いため初心者の方は苗から植え付けをすると良いでしょう。
春と秋に植え付けができる野菜|ホウレンソウ・ラディッシュ・カブ・大根
春と秋に種まきや植え付けができる野菜は以外と数多くあります。その中でも初心者の方におすすめなのがホウレンソウ・ラディッシュ・カブ・大根の4つです。
ホウレンソウ
ホウレンソウを育てる際にちょうどいいプランターは小型サイズ(45cm~)または中型サイズ(60cm~)です。
種まきの間隔も数センチあけておけば栽培できるので、植物鉢でも十分に育てることができます。
発芽した後、本葉が1-2枚、3-4枚になった際の2回間引きをすると、綺麗に育ちます。
ラディッシュ
ラディッシュは日本語で『ハツカダイコン』という名前がついており、種まきから20日ほどで収穫ができてしまうほど難易度が低く、初心者の方も安心して育てることができます。
調度いいプランターは20~40cmの小型サイズで20個以上の収穫ができます。浅いプランターでも栽培ができるのでまさに初心者の方には適しています。
ラディッシュはピクルスやサラダにもでき、色も綺麗なので挑戦してみたいですね!
カブ
カブは漬物にしたり、お味噌汁にも入れることができ様々な食べ方がありますよね。またカブの葉っぱにはカロテン・ビタミンB、C・鉄分が含まれているのでぜひ捨てずに食べてみてくださいね!
プランターで栽培する際は小カブをおすすめします。育てやすく、栽培期間も1ヶ月半-2ヶ月程度なので挑戦しやすいですよ。
大根
大根をプランターで育てる場合は根が伸びるので深めのプランターを用意しましょう。30~40cmほどあると調度いいです。
大きなプランターが置けない場合はミニ大根の品種もあるのでぜひ挑戦してみましょう。
育て方から選ぶ
家庭菜園っていっても多種多様なイメージ。色んな栽培方法があって何が自分にあっているか分からない方も多いでしょう。 家庭菜園のプランから何を育てるか決めるのも一つの手ですので、チェックしてみましょう。
キッチン菜園

外で作業をしたくない方、そんなに量はいらない方におすすめです!お料理の薬味や彩りなどでちょこっとだけ欲しいことありませんか?わざわざスーパーで買うと多すぎて結局捨てるはめに…なんてことになったらもったいないですよね。
キッチン菜園なら、すぐ近くに置いておくことができるのでとっても便利!中には、水だけで育てられる種類もあるので紹介します。
プランター菜園

都会に住む方にとって、最も手軽な家庭菜園の方法、それがプランター菜園です!ベランダのちょっとしたスペースで栽培できるのでマンションに住んでる方、お手入れが面倒な方におすすめです。
畑

既に畑を持っていて、本格的に始めたい方におすすめです。
【ランキング発表】初心者に人気の野菜・果実ベスト3
「家庭菜園ってどんな野菜が作れるの?」「経験者がおすすめしている栽培しやすいものが知りたい!」など、これから家庭菜園を始める方必見です。Style us(スタイラス)株式会社が展開する暮らしの口コミ共有サイト「gooppy(グーピー)」に寄せられた、家庭菜園初心者におすすめの野菜に関する投稿から、家庭菜園初心者におすすめの野菜・果実をランキング形式で紹介します!
参考:@DIME
第3位 様々な料理に使えるナス

《おすすめポイント》
《時期》
《栽培のコツ》
第2位 夏の定番!キュウリ

《おすすめポイント》
《時期》
《栽培のコツ》
第1位 甘くて美味しいトマト

《おすすめポイント》
《時期》
《栽培のコツ》
家庭菜園の入門書を読むならBookliveがおすすめ!

家庭菜園を始める上で「入門書を読んで勉強したい」という方もいると思います。そこでおすすめなのが電子書籍サービスの「Booklive」です。
Bookliveを勧める理由として、新規会員登録すると50%OFFクーポンがもらえるといった点があります。2,000円を超えるような本でも50%オフで購入できるので、本当におすすめのサービスです。
ここではBookliveで読むことができるおすすめの入門書を紹介していきます。家庭菜園に興味のある方は要チェックの書籍ばかりですよ。
いろんな野菜がたくさんできる アイデア栽培プラン

本書で解説しているのは1年を通しておいしい野菜を作る方法、そしてそのための適期適作方法などを紹介しています。
また輪作や混植、日照と風通しなどのやり方なども具体的に解説してくれています。野菜つくりの達人たちによる豆知識やテクニックも紹介されているので、ぜひ参考にしていただきたい1冊です。
「育つ土」を作る家庭菜園の科学 有機物や堆肥をどう活かすか

家庭菜園においての土作りは難しいイメージがありませんか?実際にどうすればよいか分からない方も多いと思います。
そんな悩みを解決するのが本書です。野菜の由来から伝承農法まで、土作りの重要さを科学的な側面からアプローチしてくれます。
50%オフクーポンを使えば500円未満で購入できるのでおすすめの1冊です。
有機・無農薬 福田さんのラクラク大収穫! 野菜づくり

家庭菜園などの限られた空間の中で多くの品種を育ててみたい方向けにはこの本。家庭菜園歴30年の福田俊さんが、家庭菜園を効率的に行うノウハウを解説してくれています。
誰でもすぐにマネができるように簡単な言葉で解説してくれているので、本を読むことが苦手な方でもスラスラ読み通すことができるでしょう。
これから家庭菜園を始める方、現在続けられている方問わず楽しみながら読んでいただける本です。ぜひ読んでみてくださいね。
まとめ
いかがでしょうか?今回は家庭菜園でオススメの野菜・果物10種類をご紹介しました。気になる種類は見つかりましたか?自分で育てた野菜が食卓に並ぶのは安心ですし、生活がより豊かになるので憧れますよね。家庭菜園はお世話が大変そうと思うかもしれませんが、今回ご紹介した野菜や果実は初心者でも簡単に育てられますので、ぜひあなたに合った家庭菜園を始めてみませんか?
また、新鮮な野菜を食べるには、野菜宅配サービスを利用することもおすすめです。こちらの記事では、おすすめの野菜宅配サービスをご紹介していますので、ぜひ見てみてくださいね。

Kasumi Ito /
ビギナーズ編集部 ライター
農業に興味を持つギャップ系女子。