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ブッシュクラフトナイフの選び方!おすすめメーカー7選

ブッシュクラフトナイフの選び方!おすすめメーカー7選

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ブッシュクラフトナイフはキャンパーの間でも人気があるアウトドアアイテムです。ただ、ナイフには形状・鋼材などの違いがあり奥が深いため選ぶのにはある程度の知識と、メーカー選びが重要になってきます。

そこで今回は、自分にあったナイフ選びのポイントと有名なおすすめメーカーをご紹介いたします。自分にあった相棒となる一本を見つけましょう。

ブッシュクラフトにナイフが必須な理由

ブッシュクラフトとは、自然の恵みを最大限に活かしながらサバイバル感覚を味わえる大人の遊びです。ブッシュクラフトの醍醐味としては、その限られた資源の中でいかにその生活を快適に出来るかといった点でしょう。

火を起こしたり、調理をする上で、ロープ、ナイフは欠かせません。木や竹を使ってスプーンやカップを作るウッドクラフトでも大活躍です。ナイフ1本で出来ることは無限大、あなたの技術によって楽しみ方の幅はどんどん広がります。

ブッシュクラフトナイフは何に使う?

先ほども軽く触れましたが、ブッシュクラフトでナイフを使う場面は「薪割り」「ウッドクラフト」「調理」の3つです。上級者になるとハンティングまで視野に入れたナイフ選びを考え、様々な種類のナイフを持ち場面によって使い分けます。

それぞれの場面と特徴についてご紹介していくので、自分がどの場面に比重を置いてナイフ選びをしたいかを考えながら見ていきましょう。

薪割り・フェザースティック

ブッシュクラフトと言えば木を鳥の羽のように削る「フェザースティック」を連想される方は多いのではないしょうか?火つけの際に大活躍する技術でパーフォーマンスとしても面白いのでナイフを手に入れたら最初にしてみた技ですよね。

他にも、薪にナイフを食い込ませた状態でナイフの背を叩いて木を割る「バトニング」チョップをするようにたたき割る「チョッピング」などがあります。

フェザースティックでは力を加えないので大丈夫ですが、薪割りを重視するのなら刃圧が太く頑丈なナイフを選ぶようにしましょう。

ウッドクラフト

ウッドクラフトは訳すと木の手芸品という意味で、ブッシュクラフトではオリジナルの箸やペグを作るのにナイフを使います。

道具を持っていけば作らずとも良いのですが、焚き火をしながら自分のナイフで自分の道具を作る時間は至福のひと時です。ブッシュクラフトをするのなら是非、挑戦してみてはいかがでしょうか。

調理

ナイフは食材を調理する際にも大活躍します。ただし、薪割りやウッドクラフトと違って食材は繊維を傷つけてしまうと味が落ちてしまうという特徴があります。

同じように刃圧の太いナイフを使ってしまうと、食材を「切る」というより「割く」形になり食材が傷ついてしまう危険があるので注意しましょう。

なので、食材を美味しくいただくためには刃圧が薄く切れ味の良いナイフがおすすめです。

自分にあったナイフの選び方

人の性格がみな違うようにナイフの性格も十人十色。自分と気の合うナイフと出会うためにはナイフの知識が必要です。

特に注意しなくてはいけないのが「鋼材」と「刃の形状」で、この2つの違いで手入れの頻度や切れ味の良さ、場面にあったパーフォーマンスに差が生じます。

自分がどの場面で最もナイフを使いたいかを分析しておくことが、失敗のないナイフ選びの秘訣です。

ナイフの鋼材で選ぶ

手入れの頻度・切れ味・強度が鋼材によってまったく異なり、向き不向きがわかれます。鋼材の種類は多様にありナイフによって表記の違いがあります。ここではナイフで使われる鋼材を大きく2つに別けてご紹介いたします。

ステンレス

ステンレスナイフのメリットは、錆びにくく手入れをあまり必要としないところ。

カーボンスチールに比べ、管理に気を使わずにすみ水辺で使用してもサッと拭いておくだけで使う場所を考える必要がありません。使いやすさ・気軽さを求める方にピッタリの鋼材ですね。

カーボンスチール

カーボンスチールは「炭素鋼」のこと。鉄と炭素の合金で加工がしやすいため金額もステンレスに比べやや安く設定されていることが多いです。強度が強く切れ味が良いのでガシガシ使いたいに向いた鋼材です。

しかし、ほっておくとすぐに錆びてしまうので日頃の手入れと管理が必要になります。ナイフは手入れをするほど味が出て、愛着が湧くもの。上級者の方が愛用して使う鋼材がカーボンスチールです。

刃の形状で選ぶ

薪は割れるけど調理には向かない。というようにそれぞれの形状によって活躍できる場面が変わります。

見た目がカッコよくて人気のあるナイフだからといって購入すると、手入れが難しく使いこなせない。なんてことも充分にありえるので、形状と鋼材の特徴は抑えとくようにしましょう。

スカンジグラインド

モーラナイフのナイフがほとんどこのスカンジグラインドです。研ぎがしやすく、形状の特質上フェザースティックやバトニングといったブッシュクラフトに向いています。

加工がしやすいという理由もあり、比較的安価なものが多く持っている人が多いナイフです。

ホローグラインド

サバイバルナイフで最も使われているホローグラインドは、手入れがしやすくナイフの切れ味を持続させやすい形状となっています。

刃圧が薄いナイフが多いため、薪割りなどの激しい作業には耐えられませんが調理やウッドクラフトなどの細かい作業に向いています。こちらの形状も比較的安価なものが多く手に入りやすいナイフです。

コンベックスグラインド

コンベックスは手斧や日本刀に使われている形状で、背面から刃先に向けて丸みを帯びた形状で、ハマグリ刃とも呼ばれます

切れ味が抜群によく耐久性も高いハイスペックなナイフで、ナイフ好きな人なら誰もが欲しがる代物です。金額が高い物が多く、研ぎが難しい玄人向けなので使いこなすにはある程度の知識と経験が必要になります。

フルタングが最強

フルタングとはブレードが手持ちのハンドル部分を貫通しているタイプのナイフのこと。持ち手の中にも鋼材がぎっしり詰まった、ナイフの中で最も強度のあるナイフです。

バトニング・チョッピングなどを気兼ねなく楽しみたい方はフルタングナイフにしましょう。

おすすめナイフメーカー

ブッシュクラフトが注目される様になり、様々なアウトドアナイフが出回るようなりました。多種多様なナイフが溢れている今のナイフ界では、どのメーカーのどのナイフが良いのか?の判断が難しいですよね。

今から紹介する7つのナイフブランドは知る人ぞ知る、古くから続く有名ブランドばかりです。

モーラナイフ

ブッシュクラフトナイフ界では一番有名なナイフブランドで、誰しもが1本は持っているほど人気のあるブランドです。

値段も他のブランドに比べて比較的安価で、手芸用・ブッシュクラフト用などナイフのレパートリーも多くあります。ほとんどの商品が、ブッシュクラフト向きのスカンジグラインドでコスパを重視する方におすすめ。

Bushcraft Black

素材はカーボンスチールでスカンジグラインドのナイフ。刃圧も3.2㎜と名前の通りブッシュクラフトに向いているナイフです。

フルタングナイフなので、安心してガシガシ使う事ができグリップ力もあります。性能にしては値段も安くコスパの良いナイフですね。

companion

どんな玄人でも必ず一本は所持しているくらいに大人気の定番ステンレスナイフ。使う場所を選ばず切れ味も良い、それに加えナイフ界でも破格なお値段で手に入ることが人気の理由です。

値段をおさえつつ、まずは1本使ってみたいなら「companion」が無難ですね。

ヘレ

ノルウェー生まれのナイフメーカーで、全てのナイフが手作りで行われています。ハンドルが天然木材が使われていて、職人のこだわりが詰め込まれた温かみのあるナイフです。

モーラナイフに次ぐ有名ブランドで、ナイフ好きが憧れるコンベックスグラインドが多く作られています。

マイラ

ヘレのナイフはハンドルは基本的に大きいものが多いのですが、「マイラ」はコンパクトで握りやすく作られています。

どれだけナイフの切れ味が良くても、自分の手に馴染まなければ宝の持ち腐れ。

手の小さい方でも安心して使えて自然の中に溶け込むようなデザインのヘレ定番の大人気ナイフです。

バークリバー

バークリバーは見た目のデザインより、機能性を重視したアメリカのナイフメーカー。1つのナイフに対しユーザーの要望に合わせたハンドルを作成するなど、手になじむ実践向きのナイフが味わえます。

ヘレと同様のコンベックスグラインドで切れ味・耐久性にも抜かりない玄人の方も満足のサバイバルナイフです。

ブラボー

切れ味がよく、刃こぼれがしにくいA-2鋼を使用しているバークリバー社の中でも大人気シリーズのナイフです。革製のシースケースで収納した状態でも、見る目を奪う野生感が溢れています。

BUCK

BUCK社は全世界にフォールティング(折り畳み)ナイフを広めた、超有名ナイフブランド。先ほどまでの1枚板のシースナイフとは違い、折りたたむ事で切れ味をそのままにコンパクトに収納できるようになりました。

フォールティングナイフの代名詞とも呼べるBUCK社のナイフは昔から続くロングセラーのナイフを世に送り続けています。

バンタム

サバイバル心をくすぐるような持ち手のデザインが特徴的なフォールティングナイフ。果物やお肉を切ったりロープを切ったりなど、サッと取り出して使える便利なナイフです

バトニングには向いていませんが、フェザースティックなどの力を必要としないウッドクラフトにも活躍します。

 

フォールディングハンター #110 110BRS

フォールティングナイフといえばBUSK社と世界に言わしめるキッカケになったのが「#110 110BRS」です。

今も昔も変わらないレトロなデザインがたまりませんね。

BOKER

奇抜なデザインなナイフが多く、男心をくすぐるドイツのナイフメーカー。17世紀から続く老舗で今も人気のある有名ブランドです。

マグナム

BOKER社の中で最もリーズナブルで使いやすいホローグラインドのナイフ。手入れがしやすく、料理や細かい作業にむいています。人気のマグナムシリーズの中でも評価の高いナイフです。

アルボリート

ハンドル部分に鹿角が使用された、高炭素ステンレスのフルタングナイフ。

他のナイフでは類を見ない野性味溢れたデザインが魅力です。

トヨクニ

トヨクニは土佐打ち和式刃物の「鍛冶屋」として1946年より高知県で創業されている老舗。有名ナイフブランドのほとんどは海外製ですが、唯一日本で世界に名を轟かせています。

大和魂のこもったナイフは切れ味もよく、和の美しいデザインに目を奪われます。

土佐アウトドア剣鉈

ロシア・アウトドアナイフショーのナイフコンテストに2年連続1位に君臨した切れ味抜群のナイフ。ナイフというより鉈に近い「剣鉈」と呼ばれるもので、とにかく頑丈であらゆるシーンで大活躍します。

切れ味・耐久性・手入れのし易さ、どれをとっても一級品の知る人ぞ知る和製ブッシュクラフトナイフです。

ブッシュクラフトナイフは有名メーカーがおすすめ

無名のナイフメーカーと有名ナイフメーカーは、最初に届いた時の切れ味が全く違います。あえて人と違うメーカーのナイフを冒険するのも1つの選択ですが、切れ味だけでなく大きさまで違うといった事も耳にしますので、おすすめはしません。

今回紹介したナイフはどれも間違いのないナイフメーカーなので、最初の一本に迷われている方は、ご検討してみてはいかがでしょうか?

また、こちらの記事ではキャンプ上級者がおすすめするバーナー5選を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

こーき /
ビギナーズ編集部 ライター

自然と焚き火を愛する男、旅火人ライターこーきです!日本半周ツーリングキャンプ経験者。ブッシュクラフトアドバイザーの資格を持っています。キャンプとナイフと焚き火の事ならお任せください。

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