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秋の電気代を節約する方法とは? 電力会社の節電プランを見直そう
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1年の中では電気代が高くなる時期と、比較的安くなる時期があります。
近年はオール電化住宅に住む人も増加していて、年間を通して電気代が高くなりがちです。今回は毎月払う高い電気代を、今よりも節約する方法についてみていきます。
自分で今日からでも実行できる方法や、将来的にできる対策、そして電力会社が提供している電気料金プランなどについても取り上げていきます。
目次
電気代の節約方法
ここでは、電気代の節約方法について具体的に解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
使わない電気をこまめに消す
電気代の節約という言葉からまず最初に思い浮かぶことは、「こまめに電気を消す。見ていないときはテレビを消す」などのような節電方法ではないでしょうか。一番シンプルで誰もがすぐに実行できる簡単な方法です。
電気を使う家電の一つの照明器具は、消費電力はそれほど大きくありません。しかし、家の中の照明は長時間使用していることが多いものです。
また、家には照明は一つだけではなく、各部屋に一つまたは一つ以上の照明器具があるという特徴があります。このように長時間照明器具を使用すると、電気消費量も多くなります。
照明器具以外では、エアコンやテレビに関しても同じことがいえます。使用しないときにはスイッチを切る習慣が大切です。
さらに電化製品は使用していなくても待機電力を消費しています。よって使用しない電化製品は、コンセントを抜いておくとより節電につながります。
家電の使い方に気を付ける
普段の生活の中で、電化製品を使うときには節電になる使い方をするようにしましょう。
家電の使い方を気を付けることで、さらなる節電が実現できるのです。ここでは電気消費量が多い家電の使い方についてみていきます。
エアコン
- 冷房と暖房の設定温度に注意する(夏は28C°、冬は20C°に設定する)
- エアコンのフィルターをまめに掃除する(月に1~2回程度)
- 扇風機やサーキュレーターを併用しエアコンから出る空気を循環させる
- 窓カーテンを使用しドアの開閉を減らして温度を安定させる
照明器具
- インバーター式器具(電気の周波数を家庭の使用目的に合わせて変換する機器)を利用する
- 電球形蛍光ランプやLEDランプに取り替える
- リビングなどで間接照明を有効に使ってみる
テレビ
- テレビを消すときに主電源もOFFにする
- テレビの画面はまめに掃除する(画面の明るさがアップする)
- 設定で画面の明るさを調整する
- テレビを観ていないときは消すようにする
冷蔵庫
- ドアの開閉は短時間で行い、無駄に何度も開閉しないようにする
- ドアの閉め忘れがないように注意する
- 設定温度を適切なものにする(強から中・弱にする)
- 冷蔵庫内は詰め込み過ぎないように間隔をあける(冷凍庫は逆にくっつけて収納する)
- 壁から間隔をあけて冷蔵庫を設置する
省エネ家電を購入する
近年では書く家電メーカーから、省エネタイプの家電がたくさん発売されています。
節電を心がけたい人が新規で家電を購入ときには、電気代をより節約できるタイプを購入することが大事です。
そこで、選ぶときに基準となるのは、「省エネルギーラベリング制度」です。
これは、「国が定めている省エネルギーの基準に対して、どのくらい省エネを達成することができるか」を家電にラベルで示すものです。
省エネ基準を達成している電化製品には「緑色のマーク」、また達成していない電化製品には「オレンジ色のマーク」が表示されています。
緑色マークの場合、省エネ基準達成率の「数字」が大きいと、より省エネ性能がすぐれた家電ということが証明された家電です。
また、オレンジ色のマークの数字が小さいと、省エネレベルが低い家電であるということを示しています。
これ以外にも、家電屋や小売店などでは、展示してある各家電の省エネ基準達成率を「★」の数で表示しています。
新規購入や買い替えの際は、「★」の数をまずチェックしてから購入しましょう。
支払い方法を変える
電気料金にはいくつかの支払い方法がありますが、この方法を変えることで節約につながることがあります。
例えば、今まで振込用紙から現金で支払っていたものをクレジットカードや口座振替に変更した場合、割引が受けられたり、ポイントが貯まったりするサービスがある電力会社もあります。
また、クレジット会社のポイントが得られる場合もあります。利用するカード会社によってその率も変わってきます。
電気代が大きい家庭や、ポイント率が高い電力会社やカード会社の場合は、口座振替よりもさらに得になることがありますので、よく確認しておきましょう。
電力会社やプランの選び方
日本では以前は電力会社は各エリアごとの電力会社のみが独占していましたが、電力自由化により個人で電力会社を選択できるようになりました。
各電力会社では、さまざまな料金プランを設定していますが、たくさんありすぎてよく分からない、という声も多くあります。
ここでは、電力会社と各料金プランを選ぶ際の基準や、ポイントなどについてみていきます。
料金から選ぶ
電力会社を選ぶ場合、「料金がより安いものを選ぶ」という方法が最初に挙げられます。
電気料金が高いという家庭の場合、基本料金が高く会社やプランになっていることも多くあります。
電力会社を選ぶときには基本料金を最初にチェックしてみましょう。その一例が、夜に電気代が安くなるプランの「夜間料金のプラン」や、土日に電気代が割引になるプランなどです。
契約できる電気料金プランは住んでいる地域によって異なります。最初に自分の地域で利用できる電力会社の料金プランを並べて、比較することをおすすめします。
電気料金がより安いものを選ぶ方法は、電気料金を見直すためにできる最もシンプルな節電のやり方です。自分ですぐ簡単にできますので、ぜひ実践してみましょう。
自分の電気使用状況に合わせる
複数ある電力会社から適切な会社を選ぶときのポイントは、自分の生活スタイルに合う電力会社と電気料金プランを選ぶことです。つまり、自分が普段の電気使用状況に合っているかをまずチェックする必要があるのです。
知名度が高いものや人気の電力会社がベストな選択だとは限りません。じっくりとプランを見て検討しましょう。
電気料金の計算は、「基本料金+従量料金」を合計します。
もし、一人暮らしや日中に外出してあまり家にいないという人は、基本料金をできるだけ抑えることがポイントです。基本料金ができるだけ安い電力会社を選ぶと電気料金をより低くすることができます。
一方で、電気の使用量が多いという家庭の場合は、従量料金(使用量に応じて変動する1kWhあたりの料金単価)が安い電力会社を選ぶようにしましょう。
このタイプは電力料金を今よりも抑えることが可能です。このように、自分のライフスタイルに合った電力会社を選ぶことを心がけましょう。
自然や環境への影響を考える
電力自由化により電力事業に参入した会社の中には、自然環境を利用したエネルギーを開発・提供している会社もたくさんあります。
自然環境を考えて電力会社を選びたいという人には、このような会社を選択する方法をおすすめします。
- 新規参入の電力会社の一例
- FITでんき(再生可能エネルギー)を利用している会社
- 太陽光発電事業を積極的に行っている会社
- 発電の際にCO2排出量がゼロというプランを設定している会社
- 環境にやさしい再利用エネルギーを利用している会社
料金プランの面から見てみると、基本料金がなんとゼロ円のプラン、J-クレジット制度を使用しているもの、自然エネルギー100%の電気を提供するプラン、などがあります。
電力会社はセット割引がある
多くの電力会社では、さまざまな料金プランを提供しています。その中でも注目したいのが、セット料金のプランです。
既存の大手電力会社にはなかったサービスも多く、通信会社やガス会社などの他の異業種から参入して新たに電力事業を始めた企業の多くが、このセット割引を設定しています。
セット割引サービスは、同じ会社の別事業のサービスや商品をセットで契約することで、利用者が電気料金の割引を受けられるというものです。
さまざまな企業がセットプランを提供しています。
- セットプランを提供している会社
- ソフトバックauなどの携帯会社や通信会社
- 都市ガス会社
- プロパンガス会社
- クレジットカード会社
- 旅行代理店
自分が生活していく中で、どの会社の電気プランがよりメリットが多いかどうかを検討し、割引が受けられるプランを選ぶとよいでしょう。
季節ごとの電気代
電気は生活の中では欠かせないライフラインで、1年中使用するものです。
しかし、電気の使用量は季節ごとに大きく変動し、それに伴い電気料金も変わってきます。
ここでは、季節ごとの電気の一般的な使用量と電気料金の目安などについてみていきます。
夏は電気代が高め
日本の夏は大変蒸し暑く気温も高いため、エアコンの使用量が多くなります。
最近は各企業でクールビズや節電対策などを行っていることも多く、職場ごとに目標が設定されたことで以前よりも電気代が下がっている傾向です。
しかし、1年の中でも冬の時期に次いで電気使用量が多くなることには変わりありません。
平均的な夏の時期(7月~9月)の電気料金は10,301円です。エアコンや冷房機の使用しより、電気代がかかる傾向です。
冬が最も高い
冬の寒い時期にかかる電気代は、1年の中でも最も高くなります。その理由は冬には部屋を暖める暖房の電気代がかなりかかることが挙げられます。
外気の温度と室内の温度の差が1年で最も大きく、20〜30℃程度温度を上げる必要があるのです。
エアコンは冷房を使うときよりも、暖房の方が消費電力量が多くなります。よって暖房の使用頻度が高い冬は、電気代が高くなってしまいます。
また、日照時間も短く夕方はすぐに暗くなってしまうことから、室内の照明を使う時間が大変多くなります。
春や夏などの暖かい時期を比較すると、在宅している時間が圧倒的に多いのも冬ですので、その間は電気代がかかることになります。
さらに、冬は洗濯をしても乾きが遅いこともあり、洗濯乾燥機を使う家庭が増えています。
春は気温差が激しく少し高めになる
春は気候が変わりやすく、気温差が激しくなる時期です。
夜はまだ寒く暖房をつける日もあることで暖房を使用することで電気代がややかかる傾向にあります。
特に春の前半、3月と4月上旬くらいまでは、早朝と深夜に気温が下がり、暖房器具を使う家庭も多いようです。
春にかかる電気代の平均は7,000円~8,000円で、電気代が比較的高いといえます。また、マンションなどが鉄筋コンクリート造の建物の場合、部屋に湿気がこもりやすくなり除湿器やエアコンの除湿機能を使うケースも多くなります。
秋は電気代が最も安い
秋は部屋の中の温度と、外の温度差が最もなくなる時期で快適に過ごせる季節です。
各家庭の秋(9月~11月)にかかる電気代の平均額は6,000円~7,000円で、1年で最も電気代が低い時期といえます。
昼と夜の寒暖差もあまりなく、晴天日も多く湿度も平均60%台でとても快適に過ごせる季節です。
室内でエアコンや冷暖房器具、洗濯乾燥器を使う必要ほとんどがなく、1年間の中で最も電気代を抑えられるのが秋なのです。
9月でもまだ残暑が残っている場合にはエアコンを使う日があるかもしれません。しかし夏のように長時間エアコンを使用することなく過ごすことができます。
秋の電気代が節約できる理由
今回のテーマは「秋の電気代の節約」です。
なぜ秋に電気代が節約できるのかという点に迫っていきたいと思います。
1年の中でも過ごしやすい季節だからこそ心がけたい「秋の電気料金の節約をすることのメリット」を理解しておきましょう。
電気使用量が少ない
電気代がかさむ原因のエアコンや冷暖房器具の使用がほとんどない時期が秋です。
生活の中では、照明器具や冷蔵庫、テレビなどは他の季節と同様に使用しますが、エアコンの使用機会が減り、1年の中で最も電気使用量が少ない時期が秋なのです。
秋以外の冬や夏などは、無理に我慢してエアコンや冷暖房器具の使用を制限するべきではありません。
電気代のために冬・夏になるべくエアコンを使わないなどと我慢して無理をすると体調を崩したり、病気になることもあるのでこの時期は避けて節電する必要があります。
一方で秋は、1年の中でも電気代を極限まで落とすことができるチャンスの時期といえます。この時期の電気使用量を見直し改善策をたてると、1年の最安値になることもあります。
電気代が高くなる冬の季節に備えて、秋は電気料金を落とす対策をしましょう。
夏と冬の間の季節だから
秋に節電をして費用を抑えて貯蓄にまわすと、夏や冬のイベントが多い時期の出費に備えることができます。
夏休みやお盆がある夏は、帰省や旅行などで旅費やお土産代、おこずかい、レジャー費がかさみます。
また、冬休みはクリスマスやお正月があり、プレゼントや食事代、お年玉などにもお金がかかる時期なのです。
秋はこれらの時期に向けて、貯蓄をしておくことができる貴重な時期といえます。秋の季節の9月からは、財布の紐をできるだけ締め、うまく家計をコントロールすると、メリハリある家計を作ることができます。ぜひ、1年間の電気代の調整を秋に行ってみましょう。
生活や電力会社を見直して電気代を節約しよう
日常の生活で欠かすことのできない電気ですが、毎日何気なく使っていると思いのほか電気代がかなりかかってしまうことになります。
電気料金を最も節約しやすい季節は秋です。秋は、朝と夜の気温差があまりないことで、冷暖房器具などを使用する機会も少ない時期です。
夏や冬などはエアコンや冷暖房器具を多く使用しなければならず、日常生活の中で工夫して節電をするにしても限界があります。
また、夏場や冬場は帰省や旅行、イベントなども多く出費がかさむ時期です。
このような出費が多い時期に備えるため、秋に電気料金を低くする工夫をして出費をできるだけ抑えることをおすすめします。
生活習慣や電気料金プラン、電力会社を見直してみましょう。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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