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パソコンの種類はどう選ぶ?パソコン選びに知っておくべきポイントを解説

パソコンを購入したいがよくわからない初心者でもわかるような、パソコン選びに必要な知識をまとめています。パソコンのOS、CPU、ストレージ、形状などパソコンの種類についてや、各パソコン製造メーカーの特徴、おすすめのパソコンまで紹介しています。
パソコンの種類はどう選ぶ?パソコン選びに知っておくべきポイントを解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

文書の作成やメールの送受信、インターネットの使用、動画の編集などパソコンは本当に便利です。 しかし、いざパソコンを購入しようとしても種類が多すぎてどれを買えばいいのかわからず困ってしまう方もいるのではないでしょうか。

今回はパソコンを選ぶ際に知っておきたいパソコンの種類から、おすすめのパソコンまでを紹介します。

パソコンの種類

パソコンと操作

パソコンには、知っておくべき種類が実にたくさんあります。

文書を打ったりメールを送ったりするために適するパソコンと、画像や動画の編集やゲームで使うために適するパソコンは異なります。

パソコンを使う目的によってどれを選ぶべきなのかが変わってくるので、パソコンを購入する前にしっかり確認しておきましょう。

OSの種類

OSとはOperation System(オペレーションシステム)の略で、コンピュータ全体の管理や制御などコンピュータを動かすソフトウェアのことです。

スマートフォンだとAndroidやiOSが挙げられます。

今回は主に3つのOSを紹介します。どれもすべて特色が異なりますので、自分にピッタリのOSが搭載されたものを見つけていきましょう。

  • Windows
  • Mac
  • Linux

Windows

Microsoft社が提供しているOSです。 日本でもユーザーが多く、日本のみならず世界で最も使われているOSです。 様々なメーカーがWindowsを搭載しているパソコンを製造、販売しています。

学校や企業で使われているパソコンにもWindowsが搭載されたパソコンが多く使われているので、見かけることが多いのではないでしょうか。

Microsoft社が製造しているソフトウェアである文書作成の「ワード」や、表計算の「エクセル」などのソフトが搭載されているパソコンも多いので、個人のみならず、ビジネスシーンでも主流で使われています。

またMicrosoft社のソフトウェア「ワード」や「エクセル」のみならず、他社が提供しているソフトウェアを多く使うことができたり、対応しているアプリケーションが豊富なのも特長です。

Mac

iPhoneやiPad、Macbookなどの製品で知られるApple社が製造し、提供しているOSです。

iPhoneやiPadなどのApple製品とデータ共有が簡単にできるのが特長で、iPhoneやiPadユーザーでMac OSのパソコン保有率が増えています。

また、音楽やイラストなどのデザイン、映像の編集や制作などのソフトウェアも充実していることから、グラフィック系のクリエイターにもユーザーが多くいます。

Apple社はMac OSからパソコンの製品まで、すべて製造しています。デザイン重視のApple製品の見た目の美しさはもちろん、ソフトウェアのデザインのよさも定評です。

Linux

フリーでオープンソースなOSで、ほとんど無償で使用することができます。 世界中のボランティアの人が無料で改変でき、それを無料で公開しているためです。

そのため、初心者には難しく感じるかもしれませんが、プログラミングなどパソコン上級者におすすめのOSです。

サーバーも自由に構築することができ、サーバー用のOSとしても使われています。 特に、ホームページサーバーに使用されます。

CPUの種類

CPUとは人間でいう脳にあたる重要な部分です。 選ぶ種類により作業のしやすさ、快適さが変わってしまいます。

文書製作するときと動画製作する場合では選ぶべきCPUが変わってきますので、自分の用途に合ったCPUのパソコンを選ぶことが非常に重要です。

CPUのシリーズ 種類 特徴
インテル製 Core i 価格は高いが高性能、パソコンに詳しくない方や作業を幅広くしたい方におすすめ
Corei 7、Corei 5、Corei 3の3種類があり、数字が高くなっていくほど性能は高くなっていく
Pentium 比較的安価なモデルに使用される
Celeronよりも性能は高い
Celeron 安価だがAtomよりも性能は高い
Atom 安価でモバイルパソコン用に作られている
AMD製 Ryzen インテル製のCoreシリーズより安価なのでコストパフォーマンスに優れている
パソコンの扱いに慣れている人におすすめ
Ryzen 7、Ryzen 5、Ryzen 3の3種類あり、数字が大きくなるほど性能が高くなっていく

メモリの容量の種類

パソコンの動作に必要なメモリの容量です。 8GBや16GBなど種類があり、選ぶべき容量はパソコンの用途や目的によって異なります。

メモリの容量が大きければ大きいほど性能は上がっていき、安定します。 その分用途も広がりますが、パソコンの値段も上がっていきます。

一般的にインターネットの閲覧やメール、文書作成などビジネスシーンでの使用には、8GBあれば大体の作業ができるので安心です。

ただ高度な動画編集や画像編集、PCゲームなどの負荷がかかる作業をする場合は16GB、32GBを選ぶ方がよいでしょう。

ストレージの種類

ストレージとは、写真やアプリケーションなどデータを保存するために必要な容量のことを指します。

パソコンによってはHDDとSSD両方が搭載されたモデルもあります。

ストレージ 特徴
HDD 低価格で大容量
SSD データの高速読み込みと耐久性に優れている
eMMC SSDより安価でHDDよりデータの読み込みがスムーズ

形状の種類

パソコンの形状はたくさんあります。 こちらは見た目でわかりやすいのでイメージがつきやすいかもしれません。

デスクに置いて使うタイプのものや、持ち運びに適しているものなど多様にありますので、自分の環境に合う形状のパソコンを選んでいきましょう。

形状 特徴
デスクトップパソコン 本体、液晶ディスプレイ、キーボードが分かれている
据え置き型
一体型パソコン(オールインワンPC) 本体と液晶ディスプレイが1つになっている
据え置き型
ノートパソコン 本体、液晶ディスプレイ、キーボードが一体になっている
マウスの代わりにタッチパネルを搭載
携帯型
2in1パソコン ノートパソコンとタブレットを兼ね備えている
携帯型

デスクトップパソコン

デスクトップパソコンとは、本体、液晶ディスプレイ、キーボードが分かれている形状のパソコンのことで、最も一般的なパソコンです。

液晶ディスプレイと本体がセットで販売されておらず、別売りの場合もありますが、様々な種類の液晶ディスプレイやキーボード、マウスが販売されているため、用途に合わせて液晶ディスプレイのサイズや性能を選んだり、好みの感触のキーボードやマウスを選ぶことができます。

使う環境に合わせて自分好みに変えることができるのが、デスクトップパソコンの魅力の1つです。

デスクトップパソコンは据え置き型で大きいので、その分置き場所が必要です。

そのため持ち運びには向いていませんが、本体が大きいため性能は高く、構造が簡単なため価格も低価格です。

同じ価格のノートパソコンに比べて性能は高いので、コストパフォーマンスに優れたパソコンです。

また、デスクトップパソコンは大きいため、多くのパソコンのパーツを搭載することもできます。それゆえ、パソコン上級者だとパーツを追加したり交換したりして機能を拡張し、自分好みにカスタマイズすることもできます。

サイズは、タワー型、スリム型などからスティック型、ミニ型と、大きいものからポケットに入るくらいの小さいサイズまで豊富にあります。

大きいものほど拡張性に優れ、内蔵できるパソコンのパーツも豊富になっていき、カスタマイズしやすくなります。 またサイズが小さくなるほどスペースに余裕が出き、置き場所にも困りません。

一体型パソコン(オールインワンPC)

一見デスクトップパソコンのように見えますが、本体と液晶ディスプレイが一体になっているパソコンを指します。

デスクトップパソコンよりは場所を取らないため、置き場所には困りません。 液晶ディスプレイも薄型です。

また大きな画面であるのと、無線機能がついているものもあることから、インターネット上の動画やDVD鑑賞にもぴったりです。

また、テレビチューナーを搭載しているものも多いため、商品によってはテレビとしても使うことができ、初心者には人気のパソコンです。 ただ、持ち運びには向いていません。

本体が液晶ディスプレイに入っているため、内部の構造はノートパソコンに近く、また性能も限られ、デスクトップパソコンのような拡張もできません。 値段も割高です。

ノートパソコン

本体と液晶ディスプレイ、キーボードが一体になっているパソコンのことです。 折り畳みができ、薄型のため自宅から会社への移動のときなど持ち運びができます。

マウスを使うことももちろんできますが、マウスの代わりにタッチパッドも搭載されていて、マウスなしでも使うことができるため、持ち運びも楽になります。

液晶ディスプレイのサイズは15.6インチのA4サイズのものから、B5サイズに近いものまであります。

そのために、軽量化、省電力化など作りが複雑になることから、デスクトップよりも値段が高めです。

2in1パソコン

2in1パソコンとは、ノートパソコンと、タッチパネルを搭載した板状のタブレットの両方の機能を兼ね備えたパソコンのことです。

キーボードを使って打ち込みたい場合はパソコンとして使い、タッチ操作で行いたい場合や専用のペンで描き込みたい場合はタブレットとして使用することができます。

2in1パソコンはスマートフォンより大画面で、さらにタブレットよりも高性能です。 コンパクトで持ち運びも便利なので、携帯型のパソコンとして人気です。

2in1パソコンには「コンバーチブルタイプ」という、液晶ディスプレイを360度回転しキーボードが裏返るタイプのものや、「セパレートタイプ」という本体からキーボードを取り外して使えるものがあります。

「コンバーチブルタイプ」はキーボードの着脱ができないため、タブレットより重量があります。 主にパソコンとして使い、場合によってタブレットとして使うことを想定して作られています。

「セパレートタイプ」はタブレットを重視して作られているパソコンです。 キーボードを取り外せるため、完全にタブレットとして使用することができます。

キーボードの取り外しは、レバーで操作してキーボードを取り外したりするものや、画面カバーを兼ね備えたキーボードが磁石で本体にくっつく製品もあります。

メーカーの種類

パソコンメーカーの種類は3つに分けられます。

  • 国内家電メーカー
  • パソコン専門メーカー
  • 海外家電メーカー

さらにこの3種類から代表的なメーカーを紹介していきます。

国内家電メーカー

パソコン専門メーカーや海外家電メーカーの製品に比べると、価格設定は高めです。 しかしその分サポートやアフターサービスが充実しています。

通常保証や落下、水漏れなどで故障してしまった場合の保証はもちろん、使い方など技術的なサポートもついていますのでパソコン初心者は安心です。

対応もメーカーによって様々です。電話対応が一般的ですが、メーカーによってはwebで対応してくれるメーカーもあります。  

メーカー名 特徴
東芝 高価ではあるが、技術力に優れているため高性能
ビジネス向けを多く取り揃えている
富士通 初心者向け〜ビジネス向けまで幅広く取り扱っている
高齢者向けの手厚いサポートも魅力
パナソニック ビジネス向け
高価だが高性能で軽量、耐久性もあり、セキュリティもしっかりしている
NEC 初心者向けのパソコンを取り揃えている
マニュアルやサポートがしっかり備わっているので初心者でも安心
VAIO 元々はソニーとして販売。 現在は開発と生産はVAIO株式会社、販売はソニーが行っている
薄くて軽量、耐久性もあるビジネス向けのノートパソコンが重視

パソコン専門メーカー

パソコン専門メーカーとは、パソコンの製造と販売を専門に行っているメーカーのことを指します。 ゲームに特化したものやプロ仕様の高性能なものから、安価でコスパがよいものまで幅広く取り揃えています。

メーカー名 特徴
マウスコンピューター 一般のモデルからゲーミングモデルまで幅広く扱い、品揃えが豊富
性能は高く、安価で購入できる
24時間365日サポートがあって安心
ドスパラ ゲーミングモデルが特に人気
元々はパーツショップだったため、カスタマイズ性に優れている
性能は高く、安価で購入できる
パソコン工房 一般的なモデルから高性能なモデルまで、パソコン全般を取り揃えている
カスタマイズ性に優れている
性能は高く、安価で購入できる
店舗が全国にあり修理業務もしてくれる
24時間365日サポートもあって安心

海外家電メーカー

高品質なのにも係わらずコスパのよいモデルが多いのが特長です。 さらにデザイン性に優れているモデルが多いのも魅力的です。

メーカー名 特徴
Microsoft(マイクロソフト) ノートパソコンとタブレットを兼ね備えた2in1パソコンを重視
WindowsのOSやワード、エクセルなどのOfficeのソフトウェアも開発している
HP(ヒューレットパッカード) アメリカのメーカー
個人向けのパソコンが中心
デザイン性にも優れており、高性能で安価で購入できる
DELL(デル) アメリカのメーカー
ビジネスモデルが多く、高性能で安価なためコストパフォーマンスが高い
Lenovo(レノボ) 中国のメーカー
ビジネス向けが多く、安価でキーボードに定評がある
Apple(アップル) Mac OSも開発している会社
高価ではあるが、デザイン性やブランドに定評がある
ASUS(エイスース) 台湾のメーカー
ゲーミングモデルや個人向けのノートパソコンが中心
高品質でコストパフォーマンスが魅力

おすすめのデスクトップパソコン3選

パソコン

一般的に使いやすいおすすめのデスクトップパソコンを3つ紹介します。 デスクトップパソコンの購入を検討する際は参考にしてみてください。

富士通 ESPRIMO DHシリーズ WD1/D2 Core i3

何といっても安心のMade in Japanで、パソコン本体の部品受け入れ検査からCPUや部品の入れ込み、最終組み立て、品質管理の出荷試験まで国内で行われています。

日本メーカーで、初心者には嬉しいマニュアルも充実しており、サポート面もしっかりしています。

また、こちらのデスクトップパソコンは手のひらに載るくらい小さく、縦でも横でも置くことができ、場所にも困りません。

サイズ 幅55×奥行き191×高さ186 mm
OS Windows 10 Home 64bit
CPU Core i3
メモリ容量 8 GB
ストレージ HDD 約500GB

Dell Inspiron 3471 Core i3

性能も高く、価格もお手頃でコストパフォーマンスが高いです。 コンパクトなのでビジネス用のみならず家庭でも使いやすくなっています。

また、コンパクトながら大容量のストレージを搭載しているので、パソコンとしての基本的作業のみならず、写真や動画などのデータ保存、ゲームのプレイやDVD鑑賞など様々なシーンで活躍します。

サイズ 幅92.6×奥行き292×高さ290 mm
OS Windows 10 Home 64bit
CPU 第9世代 Intel Core i3 9100
メモリ容量 4GB 
ストレージ HDD 1TB 

mouse  LM-S71SHZJ Core i5

コストパフォーマンスがよいと評判のパソコンメーカー、mouseのデスクトップパソコンです。 スタイリッシュなデザインと多様なシーンで使うことのできる点が魅力的です。

また、mouseならではの24時間365日安心サポートもついているので安心です。

サイズ 幅99×奥行き338×高さ290 mm
OS Windows 10 Home 64bit
CPU Core i5 9400
メモリ容量 8GB 16GB
ストレージ SSD 256GB SSD 256GB+HDD 1TB SSD 512GB SSD 512GB+HDD 1TB SSD 256GB SSD 256GB+HDD 1TB SSD 512GB SSD 512GB+HDD 1TB

おすすめのノートパソコン3選

パソコン操作

持ち運びにも便利な高性能のおすすめノートパソコンを3つ紹介します。 ノートパソコンの購入を検討する際は参考にしてみてください。

Lenovo ideapad S340 

ノートパソコンには欠かせない薄さや軽量さがあります。 何よりサクサク動き、性能がよく手頃な値段というコストパフォーマンスが魅力です。

サイズ 幅32.3 ×高さ1.8 cm
重量 1.55 kg
OS Windows 10
CPU Pentium Core i3 Core i5 Core i7

メモリ容量

4GB 4GB 8GB 8GB
ストレージ SSD 128GB SSD 128GB SSD 256GB SSD 512GB SSD 256GB SSD 512GB

GLM-14-240-JP

何といっても薄さ約1cmという超薄型ノートパソコンという点が魅力です。 ストレージがSSD搭載なので処理も速く、また持ち歩くには十分の容量を兼ね備えています。

ビジネスシーンでも自宅でも使いやすいモデルです。

サイズ 幅22.2×高さ0.8 cm
重量 1.32 kg
OS Windows 10 Pro 64Bit
CPU Celeron
メモリ容量 8GB
ストレージ SSD 256GB

HP 15-bd0000

HPならではのおしゃれなデザインが魅力的です。 また見た目だけでなく性能も高く、コストパフォーマンスも優れています。

サイズ 幅37.7×高さ2.6 cm
重量 2 kg
OS Windows 10 Home 64bit
CPU AMD A4-9125   Ryzen 3 Ryzen 5
メモリ容量 8GB 8GB
ストレージ ハードドライブ 1TB  SSD 256GB

パソコンの種類を理解して自分に合ったものを選ぼう

パソコンとヘッドホン

パソコンの種類は非常にたくさんあります。パソコンを使う用途を明確にし、購入前にパソコンの種類を理解することで自分に合ったパソコンを選びましょう。

初心者におすすめのノートパソコンはこちらの記事でまとめています。ぜひ確認してみてくださいね。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。

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