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マラソン大会の種類や特徴は?はじめての大会選びはどれがおすすめ?

マラソン大会の種類や特徴は?はじめての大会選びはどれがおすすめ?

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趣味で始めたマラソンでも、続けていてタイムが伸びてくると「マラソン大会に参加してみたい」という気持ちが沸きあがってくるのでは?

マラソン大会といっても種類はさまざま。定番の42.195kmのフルマラソン以外にも、全国・全世界各地で様々な形式のマラソン大会が開催されているのです。

この記事では、マラソン大会について、どんな種類があるのか、どのように参加する大会を選べばよいのかなど、くわしくご紹介します。

ランニングを始めたばかりで、マラソン大会に参加してみたいという方、いつもとは違う大会にも興味があるという方、チェックしてみてくださいね。

マラソン大会の種類はこんなにたくさん!

健康志向やダイエット、気分転換や新しい趣味としてランニングを始める方が増えてきています。

始めたばかりの方でも、初心者を脱却した方でも、マラソン大会への出場や記録の更新などを目標にすることで、トレーニングや普段のランニングのモチベーションアップに繋がりますね。

ランニングブーム真っ盛りの日本国内では、全国各地でマラソン大会やランイベントが行われています。まずはどのような種類のマラソン大会があるのか、簡単にご紹介していきます。

フルマラソン

マラソンの王道ともいえるのが、フルマラソン。42.195kmの距離を走ります。全国各地で開催されるフルマラソンの中には、人気が高くてなかなかエントリーができないという大会まで。

有名なものには、東京マラソン・大阪マラソン・神戸マラソンなどがあり、プロのランナーから市民ランナーまで多くのランナーが参加します。開催時期としては10月〜3月が多いです。

フルマラソンでは参加1万人を超える大きな大会も多く、沿線からの声援や普段走ることのできないロードの感覚、変わっていく景色などを楽しむことができます。大会によっては、豪華な参加商品が提供されることも。

ただ、フルマラソンの大会は初心者にはハードルが高いと思っていませんか?実は、ほとんどの大会では制限時間に余裕が設けられていますので、心配はご無用です。

東京マラソンの完走率は9割を超えているのです。大きな大会であればサポートも充実していますので、完走率も高い傾向にあるのですね。

ハーフマラソン

フルマラソンの半分の距離21.0975kmを走るのがハーフマラソンです。

「フルマラソンを完走できる自信がない」という初心者ランナーや、フルマラソンよりペースをあげて走りたいというベテランのランナーまで広い層から人気を集める種類のマラソンといえます。

10月〜3月のマラソンシーズンはもちろん、4月〜7月の初夏に行われることも多く、フルマラソンに参加する前のステップアップで初夏のハーフマラソンに参加するというランナーも。

10kmマラソン

マラソンに初めて挑戦する初心者ランナーにおすすめなのが、10kmマラソンです。フルマラソンの約1/4の距離であることから、「クォーターマラソン」と呼ばれることも。

ランニングを始めたばかりの方の中には、フルマラソンやハーフマラソンを目標にしたいけど完走できるか自信がないという方も多いでしょう。

そこで10kmであれば、初心者でも3ヶ月ほどの練習をすれば完走は十分に可能。マラソンへの第一歩として10kmから始めてみては?大きなマラソン大会では、フルマラソンと並行して10kmを選べるというケースも多いです。

30kmマラソン

フルマラソンやハーフマラソンと比べると少々知名度が低いのは30kmマラソン。

トレーニングを重ねているランナーでも、30kmから疲労が出始めたり、思うような足運びができなくなったり、急にペースダウンをしてしまうことがあります。「30kmの壁」という言葉があるほど、30kmというのはランナーにとって重要な意義を持つのです。

そんな30kmマラソンの大会は、フルマラソンに挑戦する最後の前哨戦として最適。距離が長くなると持久力が必要です。30kmマラソンでフルマラソンに耐えうる持久力を身に付けましょう

5kmマラソン

運動の経験が浅く、運動不足の解消などでランニングを始めたばかりの方は、距離が非常に短い5kmマラソンへの挑戦がおすすめ。

そして、徐々にランニング能力や持久力、体力・走力に自信がついてきたら10kmやハーフマラソン、フルマラソンとステップアップしていくと良いでしょう。

5kmマラソンは、初心者でも比較的ハードルが低く参加しやすいこともあって、学校でマラソンを行っている学生や始めたばかりの初心者など、様々なランナーが参加しています。

また、フルマラソンを走るベテランランナーであれば、スピードアップの練習やフルマラソンまでの準備として参加するということも。

参加の敷居の低さから、イベント要素の高い大会も開催されていますので、走ること以外の楽しみ方ができるのも良いですね。

3kmマラソン

マラソン種目としては一番距離の短い3kmマラソンは、主に小学生や中学生を参加対象としている大会がほとんど。大人を対象としたフルマラソンや10kmと別に、お子さん向けのコースとして3kmを設定しているという大会も。

ウルトラマラソン

フルマラソンの42.195kmを超える超長距離を走る過酷なレース、それがウルトラマラソン。100km以上のレースが多く、中には230kmというとんでもない距離の大会も。

有名なレースでは、山梨県富士吉田市で開催される「チャレンジ富士五湖」や高知県四万十市で開催される「四万十川ウルトラマラソン」などがあり、他にも世界各地で大会が開催されています。

場所によっては高低差もあり、体力的に難易度の高いマラソンですが、完走したときの達成感は計り知れません。

また、地域に密着した大会が多く、地元の人のおもてなしや前夜祭やエイドステーションでの交流、ご当地グルメなど堪能することができるのも魅力のひとつでしょう。

リレーマラソン

マラソンは個人競技ですが、仲間と一緒になってチームで走るリレーマラソンという種目があります。主に2〜10名のチームで参加し、駅伝のようにタスキをつないでゴールを目指します。

フルマラソン、ハーフマラソンと同じ距離でリレーを行う距離制の大会や、3時間や6時間、長いもので12時間や24時間といった時間制の大会もあります。

チームで走るのでひとりで走る距離はおおよそ1〜3km程度。体力や運動に自信がない人でもチームメンバーで助けあうため、気軽に参加ができます。

大会によっては、待機中のランナー向けにトークショーや宝探しゲームなど趣向をこらしたイベントもあり、走る以外の楽しみ方があるのも魅力。

友人同士や会社のメンバー、サークル仲間などで参加して、達成感や走る楽しさを共有してみてはいかがでしょうか。

トレイルランニング

登山道などを走るトレイルランニングにも大会があります。「トレイル」とは未舗装路のこと。山道や渓流、林道などです。

整地ではなく足場の悪い道で、主に高低差のある山道を走ることが多いので、普段のロードランニングとは足運びも、体への負担も大きく異なります。

普段はロードランニングをしていて、山に登ったことのない人にとっては難易度が高めと言えるでしょう。参加する際にはきちんと山の情報を事前に調べた上でトレイルランニング用のシューズを用意しましょう。

まだまだある!ユニークなマラソン大会

ここまでご紹介した以外にも、記録や完走することを目標とせずに、気軽にランニングとプラスで他の何かを楽しむユニークランイベントもたくさんありますのでいくつかご紹介しましょう。

スイーツマラソン

主に若い女性をターゲットにしているマラソン大会「スイーツマラソン」では、給水ポイントにあるスイーツを楽しみながら走ります。大会の多くは2〜5kmの距離で設定されているため、スイーツ好きに大人気です。

カラーラン&バブルラン

カラーパウダーやペイントを浴びながら走るカラーランや、水鉄砲などで水をかけあいながら走るウォーターランは子どもはもちろん、童心に返りたい大人にも大人気。

また、泡まみれで走るバブルランや、光るグッズを身につけて音と共に楽しむナイトランイベントのエレクトリックランといったユニークなレースも近年では注目を集めています。

マラソン×ピクニック=マラニック

また、タイムや順位を気にせず土地の景色や観光を楽しむイベントとしては、マラソンとピクニックの融合をテーマにした「マラニック」もあります。

例えば、香川県で開催されている「ウルトラうどんマラニック」は、各讃岐うどん店がチェックポイントとなっている、地域一体となったイベントです。

マラソン大会の選び方

全国各地でさまざまな種類のマラソン大会が開催されています。上級者が記録更新や持久力の向上などの目的で参加しているというイメージを持っている方もいるでしょう。

しかし近年は、観光とミックスするなど特徴ある大会が開催されています。

特に始めたばかりの初心者ランナーやマラソン大会に参加したことがない未経験者はどのような基準で選べば良いのか迷ってしまいますよね。ここでは選び方のポイントをいくつかご紹介します。

走行距離から選ぶ

マラソン大会といえば42.195kmのフルマラソンのイメージが強いかと思いますが、3kmや5km、10km、ハーフマラソンなど多くの種目はあります。大会によっては、距離を選んで出場できるものも多いです。

体力や持久力、スピードなどから完走する自信がない初心者ランナーは、5kmや10kmなどから初めて、徐々にフルマラソンへと近づけていくのがおすすめです。

制限時間で選ぶ

マラソン大会に出場する際には、「完走できるのか」が気になりますよね。走っている途中に足を痛めてしまったり急なトラブルが起こってしまったりする可能性もありますので、制限時間に余裕のある大会を選ぶと良いでしょう。

フルマラソンでの平均的な制限時間は6時間〜6時間30分程度と言われています。写真者や体力に自信がない場合は、制限時間が7時間以上の大会を選ぶのがおすすめ。

開催時期で選ぶ

一般的なマラソンシーズンといえば9〜3月です。大会にベストな状態を出せるようにトレーニングをするので、例えば9月の大会に参加する場合、真夏の6〜8月の暑い時期に練習を重ねる必要があります。

3月の大会であれば、12〜2月の寒い時期ということになりますので練習に力を入れられる時期まで計算して参加するマラソン大会を選ぶべきです。

開催場所で選ぶ

大会の開催地も選ぶ重要なポイントのひとつ。旅行とあわせて遠方の大会に参加するのも楽しいですよね。

ただし初心者ランナーは調子の良い状態で大会を迎えるためにも、移動などによる疲労やストレスはさけたいところ。近隣の大会への参加が無難でしょう。

また、近年はオンラインで開催するマラソン大会も増えてきていますので、より気軽に参加しやすくなりましたね。

コースで選ぶ

コース内容も重要です。場所によっては平坦な道ばかりではなく、高低差のある大会もあります。アップダウンのあるコースは、平坦なコースと比べて体への負担や足運びも大きく異なりますので、難易度が大幅に変わりますのでご注意を。

高低差や景色など、インターネットを駆使しながら事前にコースの特徴を調べておきましょう。

賞品など特典で選ぶ

走りぬいた達成感を求めてマラソン大会に参加する方が多いでしょうが、景品を狙って頑張る!というのもモチベーションアップにつながりますよね。

マラソン大会の参加賞として多いのは、大会オリジナルTシャツなどですが、大会によっては、ご当地和牛など豪華な商品がもらえることも。

まとめ

近年はランニングを始める方が増えてきています。健康志向やダイエット、趣味や体力づくりなど理由はさまざま。多様化したニーズにあわせて、たくさんの種類のマラソン大会が各地で開催されています。

ご自身のランニングレベルや目的に合ったマラソン大会を選んで出場して、素敵なランナーライフを送ってくださいね。

また、こちらの記事ではハーフマラソンを完走するための練習方法を紹介していますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

タカ /
ビギナーズ編集部 ライター

ホワイト企業を退職後、世界一周の旅に。アフリカや中南米、中東などを巡る。帰国後は雑誌社勤務を経て、フリーのライターとして活動中。

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