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電気代を節約しながら冷房器具を使おう|賢い使い方と節約のコツ

電気代を節約しながら冷房器具を使おう|賢い使い方と節約のコツ

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近年は記録的な猛暑になることも多く、冷房器具の重要性は高まっていますが、冷房器具を使用するうえで、気になるのが電気代ではないでしょうか。

夏を乗り切るために、冷房器具をフル活用した結果、電気代が思わぬ金額になった経験があるという人もいるかもしれません。

夏の電気代を節約するためには、冷房器具の見直しから始めることがおすすめです。ここでは、冷房器具の種類やそれぞれのメリットとデメリット、そして節約するためのコツなどを紹介していきます。

冷房器具を比較

さまざまな冷房器具が存在しますが、それぞれに特性があって、メリットとデメリットを持っています。ここではまず、それらのメリットやデメリットを比較してみたいと思います。

部屋全体を冷やせる「エアコン」

現在最もよく使われている冷房器具が、エアコンではないでしょうか。大手家電量販店に行くと、多くのエアコンが展示・販売されています。

エアコンは室内機と室外機という構成で、この2つを冷媒が駆け巡ることによって、部屋を涼しくする仕組みです。

エアコンのメリットは設定温度の調整ができて、部屋全体を冷やせることです。一方、ほかの冷房器具と比べて、価格が高めというデメリットもあります。

また、電気代は1時間で約12円かかり、ほかの冷房器具と比べて、コストもかかるという面も。さらに、室外機を置く場所も必要になります。

使いやすい「扇風機」

扇風機は、昔から親しまれているオーソドックスな冷房器具です。数ある冷房器具のなかでも、安価で購入できて消費電力も低いため、電気代もかかりません。扇風機を使用することによって、かかる電気代の目安は1時間で約1.1円です。

扇風機のメリットは、なんといっても消費電力が低く、電気代を節約できるところではないでしょうか。デメリットとしては、部屋全体の温度を下げることは難しいという点が挙げられます。

最近では扇風機と同じような機能を持った「サーキュレーター」という器具もありますが、こちらは冷房を目的とした器具ではなく、部屋の空気を循環させることを目的とした器具です。

除湿も行える「冷風除湿器」

冷風除湿器は、除湿も行える冷房器具です。冷風除湿器で部屋全体を冷やすことは、難しいところがありますが、部屋で一人だけいるような状況なら、十分な機能を持っています。

また、部屋の湿気が気になるという人には、一石二鳥といえます。こちらの消費電力は、1時間で約9.6円ほどです。

冷風除湿器のメリットは、冷房器具として使用しながら除湿も行えることです。また、エアコンと同じようにコンプレッサーを使用するため、しっかりとした冷気を出すことが可能です。

一方、使用時には本体から熱風も出るため、設置場所には気を配る必要があります。また、除湿機能があるがゆえに、水捨ての必要があることもデメリットでしょう。

扇風機よりも涼しい「冷風扇」

「冷風扇」と書いて「れいふうせん」と読みます。冷風扇は水が蒸発する際に、気化熱を奪う仕組みを応用した冷房器具で、扇風機よりも冷たい風を生み出せます。

メリットは、扇風機よりも涼しい風を送れる冷房器具でありながら、お手頃な値段で購入できる点です。ほとんどの冷風扇は、10,000円以内で販売されており、電気代も1時間で約1.2円と安価です。

一方、デメリットとしては、エアコンほどの冷風力がないという点が挙げられます。また、水を利用するという構造上、湿度が上昇してしまうということもあります。

エアコンが取り付けられない部屋にもOK「窓用エアコン」

何らかの事情で、エアコンを取り付けられない部屋でも使用可能な「窓用エアコン」という冷房器具もあります。

これは、窓に取り付けて使用できるエアコンで、通常のエアコンと違い、自分で取り付け作業ができるというメリットがあります。窓用エアコンの電気代は、1時間で13~18円ほどです。

ただし、窓の大きさや形状によっては、取り付けられない場合もあるため、窓用エアコンを購入する場合は、取り付ける予定の窓に取り付け可能か、購入する前に必ず確認しましょう。

また比較的、本体の重量が大きいため、一人で設置作業することは難しいので、できれば二人以上で設置作業したいところです。

冷房器具を上手に使うには

冷房器具にも、さまざまな種類がありますが、どの冷房器具を使う場合も、その性能をフルに活かせる使い方をすることが大切です。ここからは、冷房器具を上手に使う方法を、詳しく見ていきましょう。

適正温度に調整

エアコンは温度設定ができて便利ですが、低く温度を設定すれば、その分、電力の消費量も大きくなります。また、必要以上に冷えた部屋で過ごすことは、身体にもよくありません。

エアコンの温度設定は涼しい温度にするのではなく、暑くない温度に設定するように心がけましょう。気温の高い外出先から帰ってきたときなどは、思わず必要以上に室内を涼しくしてしまいがちですが、適正温度に調整することが大切です。

また、室内で一人のときや家族がいるときなど、状況に応じて設定温度をこまめに調整することも、電気代の節約につながります。

エアコンの風向きは水平にする

冷たい空気は、低い位置にたまるという特性があります。そのため、どうしても室内全体の温度が一定にならずに、温度のムラが出てしまいます。

温度のムラが出ないようにするために、冷房を使用するときは、エアコンの風向きを水平に調整するとよいでしょう。

エアコンの風向きを工夫することによって、冷たい空気がまんべんなく室内にまわって、冷房効果をアップさせられます。

エアコンと扇風機を使う

一般的な住宅であれば、エアコンだけで一部屋の冷房をまかなえることが多いと思いでしょう。また、エアコンと扇風機を組み合わせて使うことによって、しっかりと室内を冷やしつつ、消費電力を下げられます。

扇風機を併用することによって、室内の空気を動かせるため、一箇所に冷たい空気がたまることなく、部屋全体の温度を下げることが可能です。

その結果、体感温度も涼しくなるため、エアコンの設定温度を少し上げても、快適に過ごせます。結果的に、冷房効率が改善されるという効果もあります。

エアコンの設定温度を1℃上げると、10%の節電になるといわれており、電気代も節約できます。就寝前に、エアコンで室内温度を下げておき、その後はドライモードにして1時間ほどで電源オフになるようにタイマーをセットしましょう。あとは、扇風機で室内の空気を循環させれば、快適に眠れます。

冷房器具は綺麗にしておく

冷房器具は、掃除をして綺麗にしておきましょう。冷房器具は使用していると、フィルターなど風が通る部分に埃がたまってしまいます。その部分が詰まらないように、掃除をする習慣をつけておくとよいでしょう。

埃がたまったまま使い続けることは、故障の原因になるだけでなく、空気の循環が悪くなって冷房効率を下げる要因になるため、掃除は重要です。

電気代を節約するには

冷房器具を使用するうえで気になることが、電気代ではないでしょうか。暑い夏には、心強い味方になる冷房器具ですが、使えば使うほど電気代はかかってしまいます。

冷房器具を使いつつ、できる限り電気代は節約したいところです。ここでは、冷房器具の電気代を節約するための方法を紹介します。

新しい冷房器具に変える

もし現在使用しているエアコンが、何年も前に購入したものでしたら、新しいエアコンに買い換えるだけで、消費電力を減らせる可能性があります。

これは、最近発売されているエアコンはエコに配慮されており、消費電力も以前のものに比べて、小さくなっているためです。

買い換えするときには金額がかかりますが、消費電力が小さくなることによって電気代も節約できるため、長い目で見ればお得です。

保冷剤で冷やす

冷房器具だけではなく、保冷剤も使うことによって電気代を節約できます。保冷剤で、大きな血管が通っている頭や脇、股を冷やすと、冷房器具に頼らなくても涼しさを感じられます。また、就寝時に氷枕を使うことも効果的です。

このように、涼しさを感じるために有効な保冷剤ですが、冷やし過ぎは身体によくないため、その点には十分に気をつけるようにしましょう。保冷剤を使用する際には、冷やし過ぎを防ぐために、タオルで包んで使用することがおすすめです。

窓からの熱を遮断する

夏の外部から入ってくる熱の約71%は、窓からのものです、そのため、窓からの熱を遮断するだけで、冷房効果をアップさせられます。

具体的には、遮光カーテンを利用して、直射日光を避けるとよいでしょう。厚手のカーテンは室内の温度を逃しにくいため、さらに効果的です。

カーテンのほかには、すだれを利用して日差しを避けることも有効です。また、植物を利用したグリーンカーテンは、日差しを避けられるほか、視覚的にも涼し気な印象を演出できます。いずれの方法でも、窓からの熱を遮断することによって冷房効率が上がり、節電効果が期待できます。

電力会社を見直してみる

自分で電気代を節約するほか、電力会社の見直しを検討してもよいかもしれません。

電力自由化により電力会社を選べるようになった

電力自由化される前は、地域によって定められている電力会社としか契約はできませんでした。しかし、2016年4月に電力が自由化されたため、それ以降は従来の電力会社だけではなく、新規参入の電力会社とも契約できるようになりました。

電力自由化によって、8兆円に迫る大規模な市場が開放され、新たに参入してくる企業も現れました。それに伴い、新技術や新しいサービスが生まれ、電力産業全体の活性化につながることが期待されています。実際に、さまざまな企業が新たなサービスを展開しています。

電力会社を選ぶには

地域によって、お得な電力会社は異なります。詳しく調べずに、知名度が高いからという理由や、テレビコマーシャルをやっているからなどの理由で電力会社を選ぶと、割高になりやすい傾向があるため、注意しましょう。

また電力会社のなかには、解約時に違約金が発生するところもあります。さらに、ガス会社とセットでの契約を勧めている電力会社もありますが、セットにすることによって割高になるケースが多いです。

したがって、契約する前には、しっかりと契約内容を確認することが大切です。

冷房器具を上手に使って涼しく節約しよう

冷房器具にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。それらを理解したうえで、自分に最適な冷房器具を選びましょう。

冷房器具を使用する場合は、消費電力に気をつけて、賢く節電しながら涼しくなるようにしたいところです。エアコンは、温度設定を適正な温度に設定することがコツです。

また、冷房器具だけではなく、保冷剤などを活用することによって、節電しながら涼しさを得られます。

暑い夏には、思わず冷房機器をガンガン使ってしまいがちですが、冷房機器の使いすぎは消費電力が大きくなり、電気代が高くなってしまうだけでなく、身体にもよくありません。暑さに負けず、上手に節約しながら冷房器具を有効活用しましょう。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。

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