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新築の家への引っ越しの際に電気代を節約しよう!手順と注意点を解説

新築の家への引っ越しの際に電気代を節約しよう!手順と注意点を解説

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引っ越しにはさまざまな手続きが必要となり、やることが多くて大変ですよね。ここでは引っ越す上で大切な、電気の手続きについて紹介していきます。

現在使用している電気から契約を替えるときの解約や契約の流れを知っておくとスムーズにいきます。また、自分の生活に合った電力会社を選びことは電気代の節約にもなります。

電気の引越し手続きの方法

引っ越しをするときは、当然電気を止めなくてはなりません。電気の廃止手続きを行わないと、いつまで経っても電気代が請求されてしまいます。

ここでは、電気の引っ越しの手続き方法について、ご紹介していきます。

旧居の電気利用の廃止手続きをする

インターネットからでも簡単に電気の廃止を依頼できます。しかし細かいことを聞きたい場合は、電話で相談をしたほうが良いでしょう。

電話やインターネットで申込む

現在使用している電力会社にインターネットや電話で廃止手続きを行います。その際は電話もインターネットも、質問される内容が決まっています。

特に電話の場合は手元に「電気ご使用量のお知らせ」「領収証」などを準備しておくとスムーズです。インターネットの場合は、引っ越しの直前や1カ月前だと受け付けていないこともあるので注意してください。

月の途中解約だと、旧居で使用した電気料金は日割りとなります。通常通りの日に電気料金の請求がきますが、引越し当日に精算したい場合は担当者に確認してください。また、引越しの立会いなどは不要です。

引越しの連絡をするタイミング

引越しをする1週間前を目安に、契約している電力会社に電気契約の停止の依頼を連絡しておきます。停止の手続きをしないと、電気を使わなくても電気代がかかってしまいます。

新居の電気使用の開始手続きも忘れずに

開始手続きも廃止手続きと同様に、電話やインターネットで申込めます。その際は「住所、名前、使用開始希望日、引越し日時、希望のアンペア数、電気料金の支払方法」などの情報が必要です。

旧居と同じ電力会社を利用する場合、引っ越しする日が決まったら、なるべく早く申し込み手続きをしておいてください。引っ越しはバタバタするため、新居の電気の開始手続きを忘れがちです。

東京電力では「引越れんらく帳」という、無料のインターネットサービスがあります。使用している電気やガス、水道などの停止や開始を一括で行えるため簡単です。しかしこのサービスは東京電力、中部電力、東北電力のみとなっています。

新築の家に引越しする場合には

新築の家には、電気の引き込み工事などが必要となります。電気工事を請け負う業者が、電力会社への連絡を代行して行ってくれるのが一般的です。

その後は電気工事会社が配線工事を行い、電力会社に連絡をします。電力会社が送電工事を行い、送電が開始されて電気が使用できるようになるのです。工事が必要ではない場合は、直接電力会社に申し込みをします。

新築の家への引越しを機に電気代を節約

今まで使用していた電気代に納得がいかない場合は、電力会社の変更やプランの見直しを考えてみましょう。見直しによって、電気代を節約できる可能性があります。

電気の自由化に伴い、さまざまな電力会社からプランが出ていて、東京では約60社から210プラン以上を選べます。

電力会社を変更する

電力会社によってさまざまな特徴があるので、自分にあった電力会社を探すことが重要です。電力会社比較サイトや料金プランや特典などを比較して、どのくらい節約できるのか確認して、自分にあった電力会社を選ぶことが大切です。

電気料金の支払方法を変更する

支払い方法を変えるだけで、割引やポイントが貯まる場合もあります。電気の使用量などを調べて、支払い方法を決めてみてください。

割引の適用がある口座振替での支払い

口座振替での支払いの場合には、月54円(税込)割引となり、1年間で648円割り引かれます。新しい電力会社を使用するときは、口座振替割引の有無を電力会社に問い合わせしてください。

今のところは、北海道電力、東北電力、沖縄電力は口座振替での割引を行っていません。この場合は、ポイント還元があるクレジットカードで支払うほうが良いと言えます。

ポイントが貯まるクレジットカード払い

クレジットカード払いにすると、電気料金の支払額に応じて、ポイントを貯められます。ポイント還元率は基本的に0.5%ですが、クレジットカードによってポイント還元率が1〜3%のときもあります。

また毎月の検針日に関係なく、カード会社の指定の引き落とし日に、他の支払いと合わせて引き落とされます。利用明細書で確認できるので、家計簿など管理が楽になるのです。そのほかにも自動引き落としなので、電気料金の支払いを忘れるということがなくなります。

どちらの支払方法がお得になるか確認する

電気代が安い一人暮らしなら、口座振替のほうがお得なケースもあります。一人暮らしなど電気の利用料金が少額の場合は、クレジットカード支払いのほうがポイント還元も少なくなってしまいます。

毎月の電気料金が10,000円以下の場合には、口座振替での支払方法を選んだほうがお得になります。もし12,000円以上電気代を使用しているのであれば、クレジットカードにしてください。またポイント還元率の高いクレジットカードほど、お得になるので一度確認してみましょう。

新築の家の場合には光熱費をトータルで考えよう

家電の寿命はそれぞれによって違いがありますが、基本的に6〜10年と言われています。寿命が過ぎると、いきなり壊れるということではないのですが、電気効率が悪くなってしまう場合があります。新しい電化製品のほうが節電できます。長い目で見れば、新しく買い換えるほうが電気代がお得になります。

家電も新しい機種に買い替えて電気代節約

最新機種は、消費電力が少ないため電気代の節約ができます。家の新築に合わせて、家電も新しい機種に買い替えることがおすすめです。

例えば、2000年以前に製造されたエアコンの場合、年間電力消費量が約1,500kWhです。

一方、最新ではなくても、2014年製のエアコンであれば約840kWhとなります。年間にすると、2014年もののほうが約17,000円お得になるのです。これはエアコンだけではなく、他の家電製品にも言えることです。買い換えにはお金がかかりますが、長く使えばその分もとを取れます。

水周りも節水タイプの最新機種で水道代も節約

トイレ、洗濯機、食洗機、お風呂の浴槽や節水シャワーなどの水回りも新築にともなって新しい節水タイプのものに変えて、電気代とともに水道代も節約しましょう。

例えば、トイレに使われる水の量は、1回でかなり使用します。2000年以降に建てられた家の場合、トイレをリフォームせずに使用していたら1回で約13Lもの水を使用します。これに対して、新築や節水トイレに交換した場合は、1回につき約4〜6Lと半分以上の水量で済み、これだけでもかなりの水道代が節約できす。

そのほかにも、食器洗いを手洗いから食洗機に変えることで、使用する水の量がなんと9分の1に抑えられます。手洗いは水を出しっぱなしにすることが多く、意外と水を使用しているのです。

引越しする際の電気に関する注意点

西日本から東日本に引越しするときや、またその反対の場合でも、周波数が変わるため電化製品が使えないこともあります。そのまま使えるものや、機能が変わるもの、まったく使えなくなってしまうものがあるので、確認が必要です。

引越し先の周波数に注意が必要

日本では静岡県の富士川と新潟県の糸魚川を境目に、西日本で60Hz、東日本では50Hzの異なる周波数の電気が電力会社から供給されています。

電化製品の中には、周波数の影響を受けて性能が変わったり、使用できなくなるものもあるので注意が必要です。影響があるものは以下の通りです。

周波数で性能が変わってしまうもの

  • 扇風機
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 加湿器
  • 空気清浄機

まったく使用できないものもあります。モーターの回転数が変わるため、「性能が変わる」ということを頭に入れておいてください。

使用できないもの

  • 蛍光灯
  • 電子レンジ
  • 衣類乾燥機

部品を交換したり、整備したりすることで使用可能となります。使用する前に電気店に頼んでみてください。

使用できるもの

  • パソコン
  • 冷蔵庫
  • 掃除機
  • AV機器
  • 電気式暖房器具
  • LED電球
  • テレビ

これらは、すべてが使用できると言うわけではなく、電化製品が古い場合は周波数に影響を受ける可能性があります。大丈夫だと思ってもコンセントをさしてから壊れてしまう可能性があるため、事前によく調べてからにしましょう。

所有している家電製品の説明書を見て「50/60Hz」という記載があればどちらでも使用できます。しかしこの数字がどちらかしか書かれていない場合は、その表記の周波数の環境でしか使用できません。

引越しの際に古いものや周波数が合わないときは、思い切ってリサイクルに出すことも視野に入れてみるとよいでしょう。

電力会社を変える場合には供給地点特定番号を確認

供給地点特定番号というのは、契約者の番号ではなく、場所ごとに振られる特定番号です。引越しを機に新たに電力会社と契約する際、22桁の供給地点特定番号を知らせる必要があります。

新築への引越しの場合には、供給地点特定番号が割り振られているかを確認します。確認できないときは、売主などに聞くか、引っ越し先の地域の大手電力会社に問い合わせをしてください。

新築の家への引越しの際には電気の手続きも忘れずに

新築をする場合は、電気工事が必要になるため工事前に電力会社を決めておく必要があります。転居の場合は、これまで使用してきた電力会社の利用廃止と同時に、新居の電気契約の手続きを行うのがベストです。

電気の手続きは引越し準備で忘れがちなので、しっかりとスケジュールを組んで進めていくことをおすすめします。電気は大切なライフラインなので、早めの対応が安心できます。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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