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引越し費用の相場はいくら?内訳や追加料金・見積もり方法も解説

引っ越しするときには、いろいろな費用がかかります。引っ越し費用に家の契約費用など高額になるケースが多いです。ここでは引っ越し費用がどれくらいになるのかや費用の抑え方を紹介しています。費用を抑えてお得に引っ越しをしましょう。
引越し費用の相場はいくら?内訳や追加料金・見積もり方法も解説

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引っ越しにはどれくらいの費用がかかるのかでしょうか。自分でも予測がつかない人がほとんどではないでしょうか。また、大体これくらいと予測をしても、それ以上の金額にならないかと不安に感じる人も多いでしょう。

引っ越しの料金は、荷物の量や移動距離、どの月に引っ越すかや何トントラックを利用するかなど、様々なことを加味して計算されます。そのため、定価を定めにくく素人には費用の予測がつけにくいのが実情です。

そして、引っ越しのときには、引っ越し費用だけでなく、部屋の契約に関わる費用や生活のための家具や家電を買うためにも費用が発生します。

本記事では、引っ越しするときにはどれくらいの金額がかかるのか、どのようにすれば引っ越しの費用を調べることができるのかを解説しています。

一人暮らしの平均引っ越し費用は約35万円

始めて一人暮らしを始める時、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。引っ越しは、引っ越しにかかる作業の時間や移動距離、荷物の量によって変わります。また、どの時期に引っ越しをするかでも、料金に差が出ます。

例えば、一人暮らしを始めるときの平均的な引っ越し費用の相場は、荷物が少ない人なら30,000万円くらいです。また、荷物の多い人だと40,000円くらいかかることもあります。これはあくまでも目安です。

そして、新しく部屋を借りる場合には、不動産会社で部屋を探す人が多いでしょう。その場合、不動産会社にもよりますが、敷金や礼金で家賃の2か月分、仲介手数料が家賃の半月分かかります。

また、翌月分を前家賃として支払います。そして、火災保険料が約20,000円かかります。鍵の交換費用や消毒費用がかかる場合もあり、これらは合わせて30,000円くらいかかる場合があります。

これらを家賃を71,000円と考えると、35万円程度かかります。そして、初めて一人暮らしを始めるのなら、家具や家電製品、カーテンや寝具など細々したものも購入しなければなりません。

引っ越しにかかる費用の内訳

引っ越し料金のほかにも、部屋の契約に係る費用や生活をするための家具や家電を揃える費用などがかかります。

引っ越し業者に支払う引っ越し代

引っ越し費用は、どの引っ越し業者を選ぶかによって大きく差が出る場合があります。おおよその目安としては、単身で荷物が少ない人なら30,000円程度、荷物が多くなると40,000円程度かかる場合が多いです。

この引っ越しにかかる費用は、引っ越しをする時期や曜日、当日の時間などによっても変わります。3月の下旬から4月の上旬にかけては、4月の新生活に合わせて引っ越す人が多くなります。そのため、引っ越しの料金もほかの時期よりも高めになるケースが多いです。

また、仕事が休みの人が多い土日の引っ越しや、日中に引っ越し作業が終わる午前からの引越しが、高めの料金になることが多いです。引っ越し料金を安く抑えたいのなら、これらの時期を避けて、時間をフリーで依頼すると、安くなる可能性があります。

敷金や礼金、仲介手数料などの賃貸契約手数料

部屋を借りるときには、不動産会社をとおして部屋を借りる人がほとんどでしょう。そして、その場合には、不動産会社に仲介手数料を支払います。この仲介手数料は貸主と借主で半月分ずつの場合と、どちらかが1カ月分支払う場合があります。

ほかに賃貸では、敷金と礼金がかかります。敷金は、賃貸中に壁やフローリングなどにキズをつけてしまった場合等の原状回復の費用に充てられます。また、家賃を滞納したときにもそこから差し引かれます。これらの金額を差し引いた後、退去時に返金されます。

また、礼金は大家さんにお礼の意味を含んだお金のため、返金されることはありません。最近では、敷金、礼金がゼロ円と掲載されている物件も多くありますが、ゼロ円にしているには理由がある場合があります。そのため、不動産会社になぜゼロ円にしているのかを確認したほうがよいでしょう。

そして、物件ごとに管理費や共益費、賃貸保証料、鍵交換費用、消毒費用などが発生する場合があるので、事前にどのような費用がかかるのか確認しましょう。

火災保険料や消毒費用

賃貸契約をする際には、火災保険に加入するケースがほとんどです。一般的な相場は2年契約で20,000円程度のものが多いです。これは、不動産会社が賃貸契約時にすすめてくる保険を契約する人が多いと思いますが、不動産会社によっては自分で保険を選択することができます。

火災保険は補償内容に、自分には必要のないものが含まれている場合があります。そのため、補償内容を確認して、必要なものだけ契約することで保険料を抑えることができます。そして、学生の場合には生協などで、保険に加入することができます。一度、契約前に不動産会社に確認することをおすすめします。

また、部屋の消毒費用がかかることがあります。これは入居前に消毒を行うための費用ですが、相場は10,000万円から20,000円程度かかります。

日用品や家具の購入費用

すでに一人暮らしをしている人なら、家電はそのまま続けて使用することができます。しかし、一人暮らしが初めての人なら、冷蔵庫や洗濯機、エアコン、電子レンジなどが必要になるでしょう。

また、カーテンや布団などの寝具類、テーブルなどの費用も考えると家電の機種にもよりますが、10万円から20万円かかることが予測できます。これらの費用は中古品を購入したり、レンタルできるものはレンタルしたりすることで費用を抑えることができます。

引っ越しの為の移動の際の交通費

同じ県内の引っ越しなら、引っ越し費用も安くすみます。引っ越しのときには、新しい部屋を探すために何度も現地に出掛ける場合があります。物件を探すとき、契約のときなど、最低でも2回は現地に行く必要があります。

そのため、同じ市内や県内での引っ越しであれば、交通費も高額になることはないでしょう。しかし、地方から東京への引っ越しの場合には、新幹線や長距離バスを利用すると、高額な交通費がかかる場合があるので注意が必要です。

引っ越し当日に追加料金が発生する事がある

見積もりをとって安い業者を選んでも、追加料金が発生していては意味がありません。追加料金の発生を防ぐには、事前に建物や道路の状況の確認が必要です。そして、荷造りと不用品の処分を事前に行いましょう。

荷造りが間に合わず運ぶ事が出来ない場合約3万円の追加料金

平日は仕事が忙しくて荷造りする暇がない、というそんな人も多いでしょう。しかし、引っ越しは、午前や午後など時間をあらかじめ決めて行います。前後にほかの家の引っ越しの作業を予定していることがほとんどなので、引っ越し業者は時間がずれ込むことを嫌います。

引っ越しの際には、荷物を段ボールなどに詰めなければ運べません。そして、スムーズに作業を進めるためには、梱包作業を終えていなければなりません。梱包作業が終わっていないと搬出作業が進まず、作業員みんなで梱包作業を行うため、時間がオーバーしてしまいます。

そして、作業時間がオーバーすると作業員の拘束時間も増えますし、トラックを使用する時間もふえることになります。そのため、3万円もの追加料金が発生する場合があります。したがって、引っ越しの日程が決まったら、徐々に荷物の整理を始めましょう。

引っ越し当日に処分が決まった物がある場合はその数×千円の追加料金

引っ越しを機会に使わなくなった家電や古くなった家具等を処分する人は多いでしょう。大型の家具や家電は、処分するには費用がかかります。これらは市区町村でも有料で回収しています。また、リサイクルショップ等に回収を依頼することもできます。

しかし、これらの処分の依頼は、事前に電話連絡をして引き取り日を決める必要があります。当日引き取りを依頼しても、回収してもらえないことの方が多いでしょう。

また、引っ越し業者に引き取りを依頼することもできますが、この場合、市区町村での回収よりも高額になるケースがほとんどです。1例をあげると、家具1つにつき、1,000かかる場合もあります。

そのため、不用品がある場合には、事前に安く回収してもらえる業者を探し、依頼して処分を済ませておくことで引っ越しでの追加料金の発生を防ぐことができます。

荷物量が多くてトラックが往復する必要が出てしまった場合約2万円の追加料金

引っ越しの際の追加料金が発生するケースで特に多いのが、荷物を積みきれなくて追加料金が発生するパターンです。全ての荷物を積むことができない場合、再度、トラックが戻ってきて荷物を運ぶことになります。この場合、20,000円もの追加料金が発生する場合があります。

これは、トラックの使用時間の延長だけでなく、ガソリン代や人件費などさまざまな費用がかかるためです。この追加費用の発生を防ぐには、事前に訪問見積もりをしてもらうことで回避することができます。そして、引っ越し業者の担当者に全ての荷物の詳細を正しく伝えることも大切です。

通路が狭くてクレーンで荷物を運ぶ事になった場合約1万5千円の追加料金

大型の家具や家電の運搬を依頼するときには特に注意が必要です。大型の家具は、搬出や搬入の際に、エレベーターに乗せることができるか、運べるだけの幅が通路にあるのかなどを確認する必要があります。

もし、当日になって搬出や搬入の困難な荷物が出てくると、クレーンを使用してベランダからの搬出や搬入になる場合があります。急遽、クレーンを使用することになるとその手配や使用料がかかります。その場合の費用は15,000円もかかるケースがあります。

そのため、引っ越しを依頼するときには、訪問見積もりを依頼して通路や住居の周りの道路状況を確認してもらうとよいでしょう。

また、新居の周りの環境や搬入に問題がないかなどの確認も必要です。出来る限り詳細な情報を伝えて、トラブルを避けることでこのような費用の発生を防ぐことができます。

ペットや観葉植物を運ぶ事を事前に伝えていなかった場合約2万円の追加料金

忘れがちなのが、ペットや観葉植物を運ぶ手段です。ペットは生きているため、引っ越し業者は、ほかの荷物と一緒に輸送することはできません。そのため、事前に専門の業者に輸送を依頼することになります。

また、観葉植物は普通の荷物とは梱包方法が異なるため、事前に引っ越し業者に相談することをおすすめします。大型の観葉植物があることを伝えていないと、意外に梱包でスペースをとることもあります。

このようにペットは、専門業者に依頼するか、事前に引っ越し業者に相談しておかないと、ペットの輸送を依頼する追加料金がかかる場合があり、約20,000円となるケースもあります。ペットはできるなら、自分で運ぶことが、ペットにも飼い主にとっても安心できる方法でしょう。

シミュレーションを使って引っ越し費用の見積もりができる

わかりにくい引っ越し費用の概算をシュミレーターを利用して計算することができます。おおよその相場を確認することで、引っ越しの際に損をすることを避けれます。

引っ越し費用の見積もりができる便利なシミュレーター

業者に依頼しても、見積もり金額に差がありどの業者が妥当な金額を提示しているのかわからない場合があります。うっかり、高い料金を支払って引っ越してしまうことがないように、どれくらいの費用がかかるのかあらかじめ相場を確認しておきましょう。

引っ越し見積もりシュミレーションを利用すると、自分の引っ越しのときにかかる費用の概算を知ることができます。どれくらいの費用が掛かるのかを知ることで、業者を選ぶときの参考にすることができます。

引っ越し見積もりシミュレーションの使い方

新居の住所や現在住んでいる場所の住所、荷物の詳細を入力するだけで引っ越し費用の計算ができます。

引っ越し日を明確に入力する

月や日にち、曜日などで料金が変わるため、正確な日にちを入力しましょう。具体的な日にちが決まっているとより正確な見積もり金額が出せます。日にちが決まっていない場合には、だいたいの日付でも計算することができます。

現在の住所と引っ越し先の住所を正しく入力する

引っ越し費用を出すときに重要なことが、その移動距離です。移動距離によって料金は大きく変わります。引っ越し先が決まっておらず、住所がわからない場合には、住みたい予定の場所の住所を入力しましょう。

引っ越し先に運ぶ荷物のデータを正確に入力する

シュミレーターで引っ越し費用を計算するときは、荷物の種類や数を正確に入力しましょう。荷物の量でトラックのサイズを選ぶため、入力した荷物の量と実際の荷物の量が違うと料金がかわります。

植木や自転車、趣味の道具など忘れがちなものもしっかりと確認しましょう。また、段ボール箱は一人当たり、10個から20個くらいが目安となっています。

シミュレーターや電話相談サービスを利用して見積もりをしよう

荷物の量や距離、時期などで変動する引っ越し費用は、素人にはとてもわかりにくい場合が多いです。そして、費用の予測がつかないと提示された金額が妥当であるかわからず、不安になることもあると思います。

そのため、引っ越しをするときには、事前にシュミレーターや電話相談サービスを利用しておおよその金額を調べるとよいでしょう。また、ネット上にも多くの見積もりサイトがあります。

何種類かの見積もりでどれくらいの費用がかかるのかを調べることで、だいたいの相場を知ることができます。事前に相場を知ることで、提示された見積金額がが高いのか安いのかの予測がつきやすくなります。

相場を調べるシュミレーターには匿名で利用できるものもあるので、引っ越しの際には利用して少しでも費用を抑えて引っ越ししましょう。

引っ越しの際に、家電を買い替えるなら、買うのではなくレンタルするのもおすすめです。こちらの記事では、家電レンタルサービスおすすめ8選を紹介しています。比較表もあるので、簡単に各サービスを比較できますよ。ぜひこちらの記事も確認してみてくださいね。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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