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親の見守りサービスの種類と選ぶポイント|おすすめサービス会社7選ご紹介

親の見守りサービスの種類と選ぶポイント|おすすめサービス会社7選ご紹介

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親が離れたところに住んでいる場合、高齢になるにつれ心配は増えていきますよね。今は「見守りサービス」という高齢の親をサポートするサービスが増えてきています。

さまざまなタイプがあるので、うまく活用すればお互いに安心な環境を整えることができます。

高齢の親を見守るサービスとその種類

高齢者の見守りサービスは、一人で暮らしている家族の状況に応じてサポートをするものです。年々サービスの種類も増えて多様化し、それぞれのライフスタイル合わせて選択できるようになっています。

高齢者見守りサービスとは

ご家族の状況によって、高齢者の親だけで生活している場合、離れたところから現在の状況や、安否の情報等を知ることができるサービスです。

見守りサービスは、ある程度自立した生活を送ることの出来る高齢者に適したサービスです。基本的には「介護保険適用外」なので、企業や一部自治体と企業が一緒に取り組んでいるもの等、色々なケースがあります。

また、同じサービスでも内容等が異なることもあるので、利用を検討している場合は、それぞれ調べておくことが必要です。又分からない場合には、利用する地域(親の生活している場所)の包括センター等に問い合わせしても、相談に乗ってくれます。

高齢者見守りサービスの種類

見守りサービスには、主に8種類あります。

サービスの種類 主な内容等
警備駆使型 ボタン等の通報サービス
カメラ型 室内にカメラ等設置
センサー型 人感センサー設置等で自動チェック
訪問型 地域の専任スタッフが自宅を定期的に訪問
光熱使用確認型 家電や電気、ガスの使用量、使用状況から生活の異常を感知し連絡
ロボット型 本体にセンサーやカメラを搭載し、スマホやPCから確認が可能
コミュニケーション型

毎週決まった時間・回数に、電話で生活状況や安否確認を実施

宅配・配食型 荷物や食事を届ける際に安否の確認をするサービス

それぞれのタイプのメリット・デメリットを解説します。

警備駆使型

特長 メリット デメリット 企業
ボタンを押し通報することによって駆けつけて対応
  • 大手セキュリティ会社がサービスの提供
  • 緊急時の安否確認
  • 24時間体制で対応
  • 費用が高額
  • 通報できないと間に合わない
  • ALSOK
  • セコム

カメラ型

特長 メリット デメリット 企業
室内にカメラとマイクを設置。リアルタイムの状態を確認可能
  • 事前にカメラ(マイク)設置をする導入の手軽さがある
  • 現状や録画機能での以前の行動の確認等ができ、会話も可能なので、離れている家族が安心できる
  • 監視されているという不自由さを感じる利用者が多い
  • プライバシーが無い不信感
セキュリティ会社が主体

センサー型

特長 メリット デメリット 企業
人感センサーを設置し、生活状況をセンサーが自動チェック。動き等が無い時や、チェックが出来ない場合、自動的に家族にお知らせが行く
  • 24時間・365日、利用者の生活リズムを乱さずに見守りが可能
  • 異変の早期発見にも対応
  • 人感センサーなのでプライバシーが守られ、設置し易い
  • コミュニケーションは不可
  • 顔色や、声や会話での異変等の感知は不可
  • セキュリティ会社
  • ガス会社
  • 家電メーカー等

訪問型

特長 メリット デメリット 企業
地域の専任スタッフが定期的に訪問し、安否確認等をして、状況はメールや郵送で報告する
  • 直接訪問して確認することが1番のメリット
  • 地域に密着している企業の専任スタッフが訪問する安心感
  • コミュニケーションの一つになる
  • 定期訪問のみなので、緊急時の対応には向いていない
  • 見守りに特化したスタッフでないことが多い
  • 異変に気付くのが難しいことがある
  • 人の訪問に違和感を持つ場合は難しい
  • 主に郵便局員
  • 電気
  • ガス
  • 水道等

光熱使用確認型

特長 メリット デメリット 企業
ポット等の使用状況を知り、変化があれば安否を確認することが可能であり、自立の見守りをさり気無く行う
  • 監視されている不安感が無い
  • 設置工事等は不要なので設置し易い
  • 電話等の行動をする手間も無い
  • 緊急用にはあまり適さない
  • 電波が届き難い場合がある
  • 心臓用ペースメーカー等の利用者は不可

象印マホービン(株)

ロボット型

特長 メリット デメリット 企業
本体にセンサー、カメラ、マイク、スピーカー、アンテナを搭載したロボットが見守り、情報の感知や、判断、確認ができる
  • 利用者の危険、異常をいち早く察知することが可能
  • 24時間の見守りも可能
  • コミュニケーションを取ることも可能
  • 価格が高い
  • ロボットのサイズの改良の余地が有り
(株)テクノスジャパン他

コミュニケーション型

特長 メリット デメリット 企業
担当者が決まった回数・時間に電話やメール、スカイプ等の方法で会話をして、生活状況や健康状況を確認する
  • 詳細な現状を本人から直接確認することが出来る
  • 親の生活に対してより深く理解することが出来る
  • コストがかかる為、回数等の変動があり、不十分になる
  • 会話が苦手な場合は不向き

(株)こころみつながりプラス

宅配・配食型

特長 メリット デメリット 企業
食事の準備が困難な場合に食事を届ける際、安否の確認もしてくれるサービス
  • 食事の内容も高齢者に配慮したものやカロリー食等を選ぶことが可能
  • 宅配スタッフが、健康状態と生活状況を確認する
  • 配達時に行うので、緊急時対応には不向き
  • 介護等の分野に特化しているスタッフではないので細やかさは無い
コープ配食サービ等他

見守りサービス選びのポイント3つ

見守りサービスを選ぶときには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?主な3つのポイント、「操作の簡単なもの」、「適正な費用であること」、「親の生活状況で選ぶこと」を説明していきます。

親が操作しやすいものを選ぶ

まず一番に考えなくてはいけないポイントです。利用する人が操作できなければ、サービスを利用する意味がありません。

分かりやすく、見た目でも簡単にできそうなもの、置くだけの簡単なもの、その日からすぐ利用できるものが良いでしょう。

選ぶ前に利用する人にも見てもらうこと、あらかじめ触れることが出来るのであれば触ってもらうことも、その後継続し易いポイントになります。

費用で選ぶ

「見守りサービス」は介護保険適用外のサービスになりますので、全て自己負担となります。

初期費用や月額費用等の発生するものがどれ位の額になり、自分たちはどの位の予算をかけられるのか、大まかな費用の予算を決めておくと良いでしょう。

ただしあまり安価なもので、必要な見守りサービスのニーズをカバーしていなければ意味がありません。予算と内容を併せて決めましょう。

親の生活状況に合わせて選ぶ

操作のし易いことと同じ位に重要なポイントになるのが、親の生活状況に合わせることです。

24時間体制での見守りが必要なのか、家の中だけで良いのか等、親の生活状況(パターン)に合ったものを選ぶことが必要です。

カメラやマイクを設置するのが良いのか、センサー等が良いのか、身に着けるものが良いのか等、サービスの取り入れ方を検討することが必要です。

迷ってしまう場合は、地域のヘルパーやケアマネ―ジャーや、自治体の窓口でも相談に乗ってくれるので、利用してみることをお薦めします。

おすすめの見守りサービスを行う企業7選

見守りサービスを進めている企業は、年々増加しています。ここでは、実際に企業が提案しているサービスの内容をご紹介していきます。

企業名 サービスの種類
セコム・ホームセキュリティ
  • センサー型
  • 警備駆使型
イーテクノロジー(株)
  • カメラ型
郵便局
  • 訪問型
  • 警備駆使型
象印
  • センサー型
NEC
  • ロボット型
生協等
  • 宅配・配食型
(株)アトムシステム「あんしん365」
  • コミュニケーション型

セコム・セキュリティーのサービス

セコム・セキュリティーの見守りサービスは、主に2つです。

  • センサー端末(センサー型)を室内の生活動線に設置して、一定時間動きが無い場合に、異常信号をセコムに送信して確認します。
  • 防水機能のあるペンダント(オプション)を身に着けることで、異変を感じたらそのペンダント(救急通報ボタン)を握ることでセコムに送信(警備駆使型)します。
  レンタルの場合 買い取りの場合
月額 3,300円(税込) 4,700円(税込)
初期費用 48,400円 194,920円
駆け付け 何回でも無料 何回でも無料
修理費 無料 10年間無料
電池交換 無料 契約期間中無料

セコム・セコムセキュリティー

イーテクノロジー株式会社のサービス

カメラ型見守りサービス「みまもりたい」は、スタッフがカメラを通じて直接見守る独自のサービスです。

利用者の生活の状況を見守ると共に、映像は、家族も閲覧が可能です。見守っている際に何か変化が見られたり、異常が起きた時には、スタッフが呼び掛けることも出来ます。

初期費用として、契約時に保証金50,000円のみが必要になります。

見守りサービスを行う時間帯は、基本、平日9時から17時になります。

※その他の時間帯については、別途相談となります。

プランが4通り有り、ベーシック・スタンダード・ロイヤル・プレミアムとなります。費用等は、別途相談になります。

みまもりたい

郵便局のサービス

月に1回30分程度、郵便局員が自宅を訪問し、安否や生活状況等を確認し、その結果を報告書として家族にメール、又は郵送するサービスです。「訪問型」と「電話型」があります。

  見守り訪問サービス 見守り電話サービス
費用
  • 2,750円(税込)/月
  • 報告が郵送の場合186円(事務手数料)
  • 固定電話1,070円/月(税込)
  • 携帯電話等1,280円/月(税込)
内容 月1回郵便局社員が直接訪問 毎日決められた時間に電話(自動メッセージ)

みまもりサービス

象印のサービス

無線通信機を内蔵した「電気ポット」を使用することで、さり気無く生活を見守り、安否の確認も出来るサービスです。

電気ポットの使用状況を見守るご家族に、メール等でお知らせが行きます。

内容
  • 毎日利用するポットで生活の状況を知る
  • 生活のリズムや体調の変化を知らせるサイン
  • 生活に馴染み易い
  • 通常のポットと扱いは同じ
サービスの特長
  • 1日2回、メールで使用状況をお届け
  • 最大3つのアドレスへ送信可能
  • 気になる時にメールをいつでも呼び出すことが可能
  • HPの使用状況のグラフから、生活リズムの確認が可能
料金
  • 初回税込み5,500円(1台に付き)※契約料
  • 3,300円/月(税込)
  • オプション、追加アドレス 1件に付き110円/月(税込)

象印マホービン

NECのサービス

NECが自治体を通して提供するサービスの「みまもりパペロ」は、音声と3つのボタン操作だけで簡単に使えるロボットです。

携帯電話の操作より簡単に使うことができ、見守りサービスはもちろんのこと、会話も可能なので、コミュニケーションが取れて、孤独感や退屈感等も大幅に軽減させることができます。

AC電源が、ロボット用とディスプレイ用の2つ必要です。

※直接企業と個人との契約は出来ないので、生活している自治体が企業と契約していることが必要です。

費用等は各自治体によって異なることがあります。

COOP生協のサービス

毎週同じ時間に、同じ担当者が宅配・夕食宅配をします。現在では、全国5割以上が自治体等と連携しており、助成金等が出ることがあります。利用者の住んでいる地域が該当しているか、事前に確認してみましょう。

配達担当者は、配達時に異変があった場合に、事前に決めてあるところへ連絡通報することもしてくれます。

又、配達時の状況等を家族へメールで通知するサービスもあります。

夕食等の食事の宅配には、介護食や健康管理食が用意されているので、事前に相談してみましょう。

※費用等は自治体やメニュー内容によりますが、1食600円から1,500円程度になります。

生協のサービス

アプリで見守る(株)アトムシステム「あんしん365」

スマホにアプリをインストールしておくことで、「所在確認」と「安否確認」を365日サポートすることができる「見守り系アラームアプリ」です。

設定時刻は1日3回まで設定できます。設定した時刻にアラームが鳴り、画面をタップすると、指定しておいた受け取り先にメールが届きます。

利用者にもタップするだけの簡単作業なので、勧め易いです。

現在Androidのみの対応となっています。

(株)アトムシステム「あんしん365」

親の見守りサービスは状況や予算に合わせて選ぼう

親の見守りサービスは、離れて生活している場合の心強い味方(サービス)です。年々種類や内容が多様化して来ているので、選択肢が広がった分、迷ってしまうことも多くなります。見守りサービスを検討している場合はご家族で、サービスのメリットやデメリット、掛かる費用等も、最初に相談しておきましょう。

また、操作が簡単で、利用者の生活に違和感の無いものを選ぶことで、長く続けることができます。家族だけではなかなか決まらない場合、利用者の地域を担当する包括センターや、自治体を上手に利用することも方法の一つです。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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