更新
【徹底比較】Apple TVのおすすめモデルとは?第3世代との違いについて
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
最先端テクノロジーを駆使し、数々の画期的なデジタルツール・デバイスを世に送り出してきたApple。iPhoneやMacで知られる同メーカーですが、実はメディアストリーミング端末の販売も行っています。
その名は、「Apple TV」。本機とテレビを接続すれば、様々な映像コンテンツをテレビで視聴できる優れものです。ただ、Apple TVはシリーズが豊富。以前から気になってはいるものの、「どれを選べばよいかわからない!」という方も多いのではありませんか?。
そこで今回は、Apple TVの現行ラインナップや特徴をご紹介。各モデルを比較しつつ、意外と知られていないApple TVの魅力に迫っていきます。現在メディアストリーミング端末を探している方の参考になれば幸いです。
目次
現在日本で販売されている主なApple TV
Apple TVには様々な種類があるものの、現在日本で販売されているのは「Apple TV4K」と「Apple TVHD」の2種類です。
もともとApple TVとして販売されていたのは、現行ラインナップにおけるApple TVHD。本機は第4世代にあたります。“4K”に対応したApple TV4Kの発売に合わせ、名称をあらためました。
2種類のApple TVの違いはシンプル。4K画質に対応しているかどうです。価格面では、Apple TVHDがストレージ容量32GBで15,800円(税別)、Apple TV4Kは32GBで1,9800円(税別)、64GBモデルは2,1800円(税別)となっており、その価格差は3,000円程度です。
各シリーズの立ち位置を簡単にいうと、Apple TVHDはレギュラーモデル、4Kコンテンツに対応したApple TV4Kが上位グレードモデルとなります。
無論、後者が性能的に優れますが、そもそもテレビが4Kに対応していないと意味がありません。視聴環境によって最適なシリーズが変わることを覚えておきましょう。
Apple TVの第3世代とHD(第4世代)を比較
現在販売中のApple TVHDは、Apple TVの第4世代目にあたります。Apple公式では、第3世代モデルの販売を終えているものの、いまだ取り扱っている販売代理店は少なくありません。
実際に第3世代と第4世代、どちらを購入すべきか悩んでいる方や、現在3世代モデルを使用していて、HD(4世代)への買い替えを検討している方もいるはずです。
そこで、Apple TVの3世代とHD(4世代)にはどのような違いがあるのか比較していきます。
Apple TVHD(4世代)のメリット
まずはApple TVHD(4世代)のメリットから整理しましょう。これまでもApple TVは、モデルチェンジのたびに高性能化が進められてきました。しかし、Apple TVHDは別格で、「もっとも大きく進化したApple TVの完成形」と評価されています。
具体的に何が変わったのか?最大の進化ポイントは、「tv OS」の導入です。tv OSとは、iPhoneやiPadで使用されるiOSのApple TV版のようなもの。これにより、Apple TVに各種専用アプリがインストールできるほか、対応する動画配信サービス・使用可能コンテンツの幅が大きく広がりました。
画面解像度は、第3世代同様のフルHDまで。ただ、オーディオ面はDolby Digital5.1からDolby Digital Plus7.1サラウンドサウンドに変更されました。シアターシステムなどと組み合わせるれば、まるで映画館のような迫力あるサウンドを実現します。
操作面については、リモコンの操作性が向上し、Siriにも対応。Apple TVもついに、音声操作に対応したわけですね。このようにApple TVHD(4世代)は、第3世代に比べて様々なポイントが進化しています。
Apple TVHD(4世代)のデメリット
機能面が大幅に進化してたApple TVHD。一見メリットしかないように感じますが、看過できないデメリットもあります。
まずは、価格面です。3世代モデルの定価は8,200円(税別)でしたが、Apple TVHDはもっとも安価な32GBモデルで18,400円(税別)です。これは発売当時の価格で、現在は改定されていますが、それでも15,800円(税別)。機能面が大きく進化しているとはいえ、第3世代とは7,000円程度の価格差があるのです。
サイズが大きくなり、重量が増加した点もデメリット。Apple TVは据え置き使用が一般的なので、サイズ・重量の変更は気にならないかもしれません。しかし、設置場所が限られている場合は、大きなデメリットになるでしょう。
もう1つ、従来モデルのリモコンは電池式でしたが、Apple TVHDのリモコンは充電式です。電池式であれば電池切れを起こしてもすぐに入れ替えて使用可能。一方、充電式だと再充電されるまで待つ必要があります。いざというときに使えないのは、実に不便ですよね。
tv OSの登場により、従来のモデルとは操作方法が大きく異なります。そのため、第3世代のApple TVに慣れている方は、慣れるまで使いにくく感じるかもしれません。基本的にメリットばかりのApple TVHD ですが、上記のようなデメリットもあるので注意しましょう。
Apple TV(3世代)のメリット
第3世代のApple TVは、Apple公式ショップにおいて販売を終えています。いわゆる“型落ちモデル”ですが、在庫を持つ販売代理店やリサイクルショップなどでは、現在も購入可能です。
現状、第3世代モデルを選ぶメリットは価格面に尽きます。先述した通り、レギュラー販売されていた当時でも、第4世代モデルとは7,000円の価格差がありました。7,000円は実に大きいですよね。現在はより安く入手できますので、とにかくコストを抑えてApple TVを導入したい方におすすめです。
Apple TV(3世代)のデメリット
“型落ちモデル”なので、Apple TVHD(4世代)に比べるとデメリットが目立ちます。
まず、tv OS非搭載なのが大きいです。利用できるサービスが限られますし、どうしても「Apple TVHD(4世代)の下位互換」という印象は拭えません。画面解像度は同様ですが、機能面を中心に不便だったり、改善して欲しい点があったりするでしょう。Apple TVでさまざまなコンテンツを楽しみたい方には、やはり第4世代のApple TVHDがおすすめです。
Apple TV(3世代)とApple TVHD(4世代)の比較早見表
Apple TV(3世代) | Apple TV(4世代) | |
---|---|---|
発売年 | 2012年 | 2015年 |
販売価格 | 8,200円 | 15,800円 |
本体サイズ | 23×98×98mm | 35×98×98mm |
重量 | 272g | 425g |
CPU | A5 | A8 |
リモコン電源 | 電池式 | 充電式 |
オーディオ | Dolby Digital5.1 | Dolby Digital Plus7.1 |
Siri | 非対応 | 対応 |
Bluetooth | 非対応 | 対応 |
Apple TV(3世代)Apple TVHD(4世代)の比較表をご用意しましたので、購入時の参考にしてください。販売価格・本体サイズ・重量、それぞれに2倍近くの違いがあるほか、CPUやオーディオ機能の進化、Siri・Bluetoothへの対応状況も異なります。「価格重視」か「機能性重視」かで、選ぶべきシリーズが変わりそうですね。
Apple TVHD(4世代)とApple TV4Kを比較
ここからは、Apple TVHD(4世代)とApple TV4K の違いを比較していきます。いずれも4K対応か否かがポイントですが、どちらを購入するか悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
AppleTVHDのメリット
Apple TVHDを選ぶ最大のメリットは、やはり価格でしょう。Apple TVHDの現在の販売価格は15,800円(税別)ですが、Apple TV4Kは同じ32GBストレージモデルでも19,800円(税別)です。そのため、より安くApple TVを購入したいという方にはAppleTVHD がおすすめですね。
Apple TVHDのデメリット
すでに発売から3年が経過しているモデルだけあって、スペック面で見劣りするのは仕方がないこと。最大のデメリットは、近年普及が進んでいる4Kに対応していない点です。自宅で4K映像を楽しみたい場合、Apple TVHD ではなくApple TV4K を購入しましょう。
また外観は同じでも、CPUやオーディオ性能がApple TV4Kに比べて物足りなく感じるでしょう。Apple TVHDの搭載CPUは、旧世代のA8チップです。人によっては、動作の遅さ・モタつきが気になるかもしれませんね。
Apple TV4Kのメリット
最大のメリットは、4K映像やドルビーアトモス(Dolby Atmos)作品を視聴できること。それぞれ対応機器さえ用意できれば、映画館さながらの大迫力映像やサウンドが楽しめます。 そのため、高画質・高音質で映像コンテンツを楽しみたい方は、Apple TV4Kを選ぶべきでしょう。
また先述しましたが、Apple TV4K はCPUなどのスペック面も大きく進化しています。より快適にApple TVのさまざまなコンテンツを楽しめるのは嬉しいですね。
Apple TV4Kのデメリット
Apple TV4Kをフル活用するには、相応の視聴環境が必要です。最低でも4K対応のテレビやディスプレイは欠かせません。適切な環境を構築できない場合、「4K対応」という本モデル最大の恩恵が受けられないのです。
また、従来モデルに比べて割高なのもデメリットでしょう。32GBモデルで2万円(税込)オーバーと、ストリーミング端末の中では高価な部類に入ります。その価格設定から、購入を躊躇する人もいるようです。
Apple TV、Fire TV、Chromecastを比較
Apple TVは、テレビと接続して様々な映像コンテンツが楽しめるストリーミング端末。一方、Apple以外のメーカーからも、同様の商品が販売されています。ここからは、Apple TV (Apple TVHD・Apple TV4K)とFire TV、Chromeキャストとの違いを比較していきます。
Apple TVHDとの比較
ChromecastやFire TVと比較されることが多いApple TVHD。その最大の理由は、出力可能な解像度が同じ点です。いずれもフルHD出力に対応するため、比較検討される機会が多いのでしょう。
基本スペックをみるとCPU・メモリ・ストレージなど、あらゆる面でApple TVHDが優位です。ただ、スペック面はApple TVHD が秀でている反面、価格面はChromecast、Fire TVに軍配が挙がります。いずれも4,980円(税込)と格安なため、価格面で比較されると不利です。
Apple TV4Kとの比較
ChromecastとFire TVは、フルHDまでしか対応していません。一方のApple TV4Kはその名の通り、4K出力に対応。ChromecastやFire TVにも4K対応モデルが用意されていますが、処理能力やストレージなど、あらゆる側面からApple TV4Kが圧倒しています。したがって、性能にこだわるのであれば、Apple TV4K一択といえるでしょう。
ただ、Apple TV4Kは税込価格で2万円オーバー。約4倍もの価格差があるため、コスパの観点ではどうしても劣ります。
Apple TVはこんな人におすすめ!
テレビで映像コンテンツを楽しめるツールは、Apple TVのみではありません。本体価格が高価なこともあり、購入を迷っている方も多いようですね。ただ、これからストリーミング端末を購入するなら、断然Apple TV がおすすめです。
Apple TVならではのメリットとして、高画質・高音質の映像コンテンツ(映画など)をiTunesでレンタルできる点が挙げられます。また基本スペックが高く、他メーカーの端末やAndroid搭載TVなどとに比べてサクサク動作するのもポイント。そのストレスフリーな操作感にきっと感動することでしょう。
まとめ
自宅にApple TVがあれば、多種多様な映像コンテンツをテレビで楽しめるようになります。他社製品に比べても導入メリットが多く、さらに4世代以降は対応コンテンツが拡張。ますます魅力的なアイテムとなりました。
ただ、現行のApple TVは2種類あります。今回ご紹介したポイントを参考に、どちらを購入すべきか検討してみてくださいね。
また、こちらの記事ではFire TVについて具体的に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ポメラニアン高橋 /
ビギナーズ編集部 ライター
ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター