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おすすめの三脚8選!選び方・メーカー・雲台・使い方

写真撮影に欠かせない三脚の役割とおすすめの三脚をご紹介します。お手持ちのカメラと相性のいい三脚を使うと撮影が楽になり、撮影できる景色の幅も広がります。三脚の有名メーカー、雲台などの名称も知ることで用途にあった選び方がわかりますよ。三脚を使うとさらにカメラが楽しくなります。
おすすめの三脚8選!選び方・メーカー・雲台・使い方

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カメラでの撮影に必須のアクセサリーといえば『三脚』です。カメラに手ブレ補正機能があっても、それだけでは撮影には限界があります。
また、三脚を使うことで撮影が難しい被写体にもチャレンジできます。

今回は、三脚の基礎知識と、今おすすめの三脚をご紹介します。

三脚の基礎知識|各部名称と雲台について

まずは、三脚の各部品の名称を見てみましょう。三脚の要となる『雲台』は、使うカメラの種類によって変わってきます。

三脚の各部品の名称

三脚の各部品の名称は以下のとおりです。

  • 雲台(うんだい)…カメラを取り付け、構図を決める軸となる部分。
  • パンハンドル…カメラの向きを上下左右、微調整するためのハンドル。カメラを横に振ることを「パンする」という。
  • エレベーター…カメラの高さを上下させる部分。エレベーターハンドルが付いている三脚もある。
  • 脚(あし)…3段階や4段階に伸びて、三脚の高さを調整する。
  • 脚ロック(あしろっく)…脚の伸縮を止めるためのロック。
  • 石突き(いしづき)…三脚の脚の先端守るゴム製の部品。

他にも三脚には、カメラが水平を保っているか計測する『水準器』が付いているものがあります。

雲台ってなに?三脚選びの重要ポイント

三脚は、脚の伸縮に目が行きがちですが、最も重要なポイントは三脚の要ともいえる『雲台』(うんだい)にあります。
『雲台』はカメラと三脚をつなぎ、上下左右にカメラを移動して固定する部分です。カメラをネジで固定するのが基本です。
構図を決めたり、水平位置を固定したり、カメラにとっては雲台での微調整が写真の出来を左右します。

雲台には大きくわけて3種類あります。

  • 3WAY雲台 …写真撮影に適し構図や水平位置を固定しやすい雲台。左右上下に動き、さらに縦位置の構図が撮れる。
  • 2WAY雲台 … ビデオ撮影に適し、上下左右に動く。パンハンドルは油圧式のものが多い。
  • 自由雲台(ポール雲台) … あらゆる角度にカメラが動かせる。パンハンドルがない分、設定が楽。

三脚選びは、サイズや重さだけでなく、目的と使い勝手の良い雲台かどうか見極めるのが重要です。

撮影シーン別|カメラで三脚を使うメリットとは

カメラを手持ちの状態では、撮影しづらいシーンがあります。そんな時に活躍するのが三脚です。
カメラを固定する撮影シーンと、三脚を使うポイントを見てみましょう。

星空撮影にはカメラと三脚はセットと考えよう

カメラ好きなら一度はチャレンジしたいのが『星空撮影』ですよね。一眼レフでも、コンデジでもマニュアルモード『M』で撮影できるカメラなら、三脚を使って撮影できます。

星の光は肉眼で見るよりも、はるかに弱い光です。その弱い光を撮影するには、シャッタースピードを遅くする必要があります。
シャッタースピードが遅い(シャッターを開けている時間が長い)と、少しのブレでも写真に影響が出てしまいます。このブレを抑えるには、三脚が必須というわけです。

星空撮影では、使う三脚もある程度重量があり、しっかりカメラを固定できるタイプがおすすめです。

風景写真には三脚とシャッターリモコンが重要ポイント

風景を撮影する場合、背景をぼかさず撮影することが多くなります。
風景写真は、カメラの絞りを絞って(閉じて)撮影するため、どうしてもシャッタースピードは遅くなります。
星空撮影と同様、遅いシャッタースピードで撮影するには三脚が必須です。

さらに、ブレを最大限防止するために『レリーズ』(シャッターリモコン)も使ってみましょう。
カメラに直接接続するレリーズの他、スマホとWi-Fi(又はBluetooth)接続して、アプリからシャッターを切るという方法もあります。

カメラと合わせて揃えたい!2018年売れ筋三脚|BEST3

カメラと三脚は買うならまとめて購入してしまいたいですよね。カメラの種類によっては、軽い三脚でも大丈夫な場合があります。
また、一眼レフに合わせて丈夫な三脚を選ぶのも良いでしょう。2018年今人気の三脚を見てみましょう。

1.もはや定番!スリック(SLIK)三脚 GX 6400

スリックの三脚は、ネームバリューもあることから、人気は常にトップクラスです。
『GX6400』は、4段 レバーロック、パイプ直径21mm、クイックシュー式3Way雲台と、使いやすさ抜群の三脚です。
全高154cm、縮長47cm、アルミ製です。通販サイトによって価格にバラつきはありますが、コスパの良い三脚であることは間違いないでしょう。

2.超軽量!Fotopro アルミ小型三脚 DIGI-240

コンパクトデジカメやミラーレス一眼、ホームビデオカメラなど、軽いカメラに便利な三脚です。
素材はアルミで総重量が570gと、ペットボトル1本分程度です。これなら女性でも楽に持ち運べますね。

また、持ち運びしやすいことから、幼稚園の運動会など、場所を移動して撮影したい場合でも、カメラに三脚を付けたまま、楽に移動が可能です。
2,000円ちょっとで買える価格も人気のポイントといえます。

3.意外に便利!三脚と一脚合体型、可変式アルミ三脚

ハイキングや山登りなどに出かけた場合、三脚が立てられない場所では一脚にカメラを固定すると、手ブレが防止できます。

その一脚にミニ三脚がついているタイプも人気の三脚です。三脚は本体のやや上部から足を広げるように立てますが、Elennの三脚は、一脚らしく足は下部に付ける仕様です。

一脚部分を使わず三脚に直接カメラを取り付けた場合は、ミニ三脚として低い位置での撮影にも便利です。

『参考サイト』
楽天ランキング
Amazon売れ筋ランキング

※商品の情報は2018年2月現在のものです。

コンデジやミラーレスにピッタリ♪小さなカメラに便利な三脚

外出先でも使いやすい、コンパクトデジカメやミラーレス一眼でも三脚をセットしたほうが、やはりきれいに撮影できます。旅行の荷物として負担の少ない、小型の三脚に注目してみましょう。

コンパクトカメラに便利な小さく軽い三脚

Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック

旅行にカメラを持っていく場合、三脚を持っていくかは迷いどころです。コンパクトデジカメであっても、安定して撮影するなら、小型軽量の三脚を持っていくと何かと便利です。

『マンフロット・ミニ三脚』は卓上でも使える小さな三脚です。格納時の高さは、わずか18.5㎝、重さも230gと軽量です。スーツケースやバッグの隙間にも入れられるサイズ感は、旅行に便利ですね。

JOBY 一眼レフカメラ用フレキシブル三脚 ゴリラポッドSLR ズーム&ボールヘッド

ミラーレス一眼カメラにも使えるフレキシブル三脚です。
雲台部分が球体となっており、さらに脚が自在に曲げられるフレキシブルな三脚があります。自撮り棒のように使ったり、木の枝に巻きつけたりと、使い方も自由。
雲台が縦横だけでなく斜めにも曲げられるため、面白い構図の写真が撮れます。

一時的に使いたい場合は三脚のレンタルがおすすめ!

「三脚はあると便利なのはわかるけど、たまにしか使わない」「いろいろな種類があるので気になる三脚をまずは使ってみたい」という方には三脚のレンタルがおすすめです。

登山やバードウォッチングなど普段はやらないけど、挑戦した記念に風景の写真を撮影したい方も多いと思います。

ReReレンタではご紹介した『SLIK』や『BENRO』の三脚をレンタルすることができます。カメラとセットでのレンタルしかできないサービスもある中、ReReレンタルでは三脚のみのレンタルもできます。

お手持ちの一眼レフにも使えるので便利ですよね。もちろんReReレンタルでは一眼レフのレンタルもしているので、合わせて一括で揃えることも可能ですよ。

ReReレンタルではWEBで注文し、宅配で届きます。往復の送料は無料で全国に対応している点も費用を抑えられて嬉しいですよね。

気になる方はチェックしてみてくださいね!

ReReレンタルでレンタルできる三脚をチェックする

カメラと一緒に知っておきたい三脚メーカー豆知識

カメラファンには、メーカー重視で選ぶ方も多いようです。同じように、三脚もブランドで選びたいファンが存在します。よく見る三脚のメーカーから、その特徴を見てみましょう。

スリック SLIK

カメラ売り場の隣に『SLIK』と大きな白抜きロゴを見かけることがあります。スリックは日本の三脚メーカーです。1948年に創業し、プロ仕様の三脚や、動画撮影用の三脚も手がけています。

公式サイト:SLIK

ベルボン Velbon

ベルボンも日本の三脚メーカーです。カーボン製の三脚を多く発表しており、特にカメラ用の別売り雲台の種類が豊富で、目的や操作性の好みで変更できるのがベルボンの魅力です。

初心者から中級上級へと撮影のレベルが上がるにつれ、三脚もステップアップできるラインナップが特徴です。

マンフロット Manfrotto

Manfrotto(マンフロット)はイタリアのカメラ・アクセサリーメーカーです。三脚はもちろん、カメラバッグや照明機材、スタジオ機材なども取り扱っています。

マンフロットの三脚で目につくのは、ブランドカラーでもある赤のラインが入っている点です。ファッションの国イタリアらしい、デザイン性の高さも人気の理由です。

まとめ

意外にカメラの三脚は種類も多く、価格も幅広いですよね。試しにアルミ製の三脚を使ったら、軽すぎて倒れてしまい、カメラが壊れてしまった…ということもありえます。
予算が許せばカーボン製の丈夫な三脚を持って撮影に出かけたいですね。

また、スマホ用のアダプターが付いている三脚は普段使いにぴったりです。脚がフレキシブルに曲がる三脚なら、コンデジやミラーレス一眼での撮影が、より楽しくなりそうです。

デジカメ購入予定の方は、おすすめのデジカメ11機種をまとめたこちらの記事が参考になります。

人気のNikon、Canon、Panasonicに加えて話題のGoProもご紹介しています。


デジカメよりも本格的に写真を楽しみたい方は、ミラーレスカメラが最適です。


コンデジとミラーレスどちらも興味があるという方は、カメラを使う場所に応じて選ぶのが良いでしょう。


雲台の性能はもちろん、脚の伸縮しやすさ、重さ、畳んだ時のコンパクトさも、三脚選びには欠かせないポイントといえます。

藤加祐子 /
ビギナーズ編集部 ライター

仙台市出身在住。フリーライター・写真家・タティングレース作家。古書店巡りとフルート演奏が趣味。仙台フィルの演奏を聴くのが自分へのご褒美です。

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