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[保存版]初心者向けギターテクニック集|曲,弾き方,技法,コード
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ギターはとても表現力の高い楽器です。同時に最も身近であり、気軽にはじめられる楽器でもあります。
「新しく楽器に挑戦したい!」という際には、真っ先にギターを検討する方も多いでしょう。そんなギターの表現力を活かすためには、さまざまなテクニックを身につける必要があります。
当サイトでも、さまざまなギターのテクニックや、演奏する上で役立つセオリーなどをご紹介してきました。
そこで今回は、総まとめ編として、これまでご紹介してきたテクニックや、エクササイズの方法ついてご紹介していきます。
これからギターをはじめてみたいという方はもちろんのこと、脱初心者を目指している方も参考にしてみてください!
目次
シンプルでありながら奥深いアルペジオをマスターしよう!
コードを分解して弾くというシンプルなテクニックですが、非常に奥深いものでもあります。ギターという楽器をマスターし、その表現力を発揮するためには欠かせません。
改めてアルペジオとはどんな奏法なのか、そしてそのエクササイズ方法についてもご紹介しましょう。
アルペジオとは?
アルペジオは和音を奏でられる弦楽器全般で使われるテクニックです。和音、つまりコードの構成音を1音ずつ鳴らします。
シンプルに考えると、コードを押さえて、弦を順番にピッキングすればアルペジオとして成立するのです。
もともとアルペジオは、コードの構成音のルートを基準に、高い音を順番に重ねていくというものでした。
しかし今日では、鳴らす順番を変則的にすることで、さまざまな効果を狙ったものが一般的となっています。
アルペジオを取り入れるメリットは、ルート音を強調し、コード感を高められることです。そしてメロディやリズムに深み、変化を与えることができます。
ギターという楽器の表現力をより高める上で欠かせないテクニックなのです。
アルペジオ上達のコツは?
アルペジオをマスターするためのコツをご紹介しましょう。アルペジオは基本テクニックのひとつですので、一見すると簡単そうに思えるかもしれません。
しかし、しっかりと押弦できていないと、キレイにアルペジオは鳴らないものです。シンプルだからこそ、意外と難しいテクニックとなります。
ストロークの場合、しっかりと押弦できていなかったり、他の指が触れてミュートされていたりしても、ある程度は誤魔化しが効きます。
一方、アルペジオはそうもいきません。1音ごとにキレイな音を鳴らし、十分に音を伸ばす必要があります。
もちろんピッキングも同様で、より正確さが求められるのです。アルペジオ上達のためには、コードの押弦やピッキングといった基本を改めて見直す必要してみてください。1音1音丁寧に弾くことが大切です。
効果的なアルペジオのエクササイズ
アルペジオの効果的なエクササイズ方法についてご紹介しましょう。
まずは、ピッキングから。アルペジオの場合、通常の単音弾きとは違って1音ごとに弦移動しなければなりません。これがスムーズにできなければ、ミスピッキングやリズムが乱れる原因となってしまうのです。
そこで、メトロノームに合わせて弦移動しながらピッキングするエクササイズを行いましょう。最初はゆっくりとしたリズムで、慣れてくるにつれて少しずつテンポを上げていきます。
ある程度ピッキングに慣れてきたら、コードの押弦を組み合わせてエクササイズするようにしましょう。すると、テンポの速いアルペジオや、ちょっと複雑な構成のアルペジオも弾けるようになるはずです。
いずれは1本ずつの弦移動ではなく、弦飛ばしのフレーズのエクササイズを取り入れると、プレイできるアルペジオの幅が広がります。根気強く練習に打ち込んでみてください。
誰でも簡単にギターソロが弾ける!ペンタトニックスケール
ギターでフレーズを弾く際に重要となるのがスケールです。
しかし、スケールは若干の音楽理論を伴いますので、苦手意識を持っている人もいるのではないでしょうか。とりわけ初心者の人にとっては、ハードルが高く感じられるかもしれません。
ですが、一度マスターしてしまえば、応用は意外と簡単なものです。
そんなスケールの中でも一番覚えやすく、応用もしやすいのがペンタトニックスケールです。ロック系ジャンルのアドリブソロに欠かせません。
ここでは、ペンタトニックスケールの基礎知識と同時にエクササイズ方法もおさらいしておきましょう。
ペンタトニックスケールとは?
スケールの基本となるメジャースケールから、4番目と7番目の音を抜いたものがペンタトニックスケールとなります。
例えばCメジャースケールの場合、1オクターブが「CDEFGAB」の7音で構成されているのに対して、Cメジャーペンタトニックスケールは「CDEGA」の5音となるわけです。
メジャースケールから半音を構成する隣接音を抜くと、コード進行にとらわれない自由なプレイが可能となります。だからこそ、ロックやポップスにおけるギターソロで多用されるのです。
マイナーペンタトニックスケールとは?
ペンタトニックスケールは大きく分けて2種類があります。ひとつは先ほどご紹介したメジャーペンタトニックスケール。そして、もうひとつがマイナーペンタトニックスケールです。
ペンタトニックスケールにおいては、メジャーよりもマイナーが使われる頻度の方が高く、単に「ペンタトニックスケール」というと、マイナーを指すケースが大半です。
マイナーペンタトニックスケールもメジャー同様、ナチュラルマイナースケールから隣接音にあたる2番目と6番目の音を抜いたものになります。1オクターブ内の音の数はメジャー・マイナーともに5音です。
上昇・下降を繰り返してスケールを覚えよう
スケールを使いこなせるようになるには、ギターの指板における位置を覚える必要があります。
ペンタトニックスケールは1オクターブあたりわずか5音で構成されていますが、指板上にはオクターブ違いのポジションがたくさんあります。それらをうまく使い分けると、演奏の幅大きく広がります。
まずはいくつかのキーのペンタトニックスケールで上昇・下降するフレーズをエクササイズに取り入れていきましょう。スケールを覚えるのは大変に感じる一方、指板上のポジションで整理して考えると、それほど難しくはありません。
最初の内は楽譜上の音階ではなく、指板上の位置から覚えるのがコツです。ポジションのパターンも似たり寄ったりなものが多いので、比較的覚えやすいでしょう。
ロックをプレイするなら必須のパワーコード
ギター演奏におけるコードには、さまざまな種類のものがあります。その中でも、最もシンプルかつ弾きやすいのがパワーコードです。
とりわけロックやヘヴィメタルといったラウド系ジャンルとの相性が良く、歪ませたギターサウンドには欠かせないテクニックです。
改めてパワーコードとはどのようなテクニックなのか、おさらいしておきましょう。
パワーコードって何?どんな効果があるの?
パワーコードとは、スリーコードと呼ばれるメジャーコードやマイナーコードから第3音を省略したものです。
ギターにおいてはコードと呼ばれていますが、2音のみで構成されているため、譜面上だとコードとして表記されることがほぼありません。もっといえば、メジャーやマイナーなどのようなコード表記すらないのです。
そんなパワーコードですが、音数を減らすことによって、あえて響きを弱める効果があります。
通常のトライアドは音が柔らかすぎますし、かといってテンションコードは響きが強すぎるものです。そうなると、ロックやヘヴィメタルといったジャンルでは使いにくくなりますので、響きの弱いパワーコードが活きるのです。
また、エレキギターで多用される激しく歪んだディストーションサウンドは、音数が多ければ多いほど響きが不明瞭になります。そのため、音数の少ないパワーコードとの相性が抜群なのです。
なお、パワーコードはコードソロにもぴったりとマッチしますので、メロコアやパンクといったジャンルでも多用されています。まさにエレキギターのためのコードといえるでしょう。
ギターの表現の幅を広げてくれるシンコペーション
音楽表現において、とても重要な要素にリズムがあります。そんなリズム表現を広げるためのテクニックのひとつがシンコペーションです。
しかし、シンコペーションという言葉は知っていても、具体的にはどんなものなのかわからない…という方は少なくありません。
改めてシンコペーションとはどのようなテクニックなのか、おさらいしておきましょう。
シンコペーションとは?どう使えばいいの?
シンコペーションとは、“拍節の強拍と弱拍のパターンを変化させる”ことによって、同じフレーズであっても、まったく違った印象を与えられるテクニックです。
ロックやポップスの世界に限定すると、拍の後半と次の拍を1音としてつなげるリズムをシンコペーションと呼ぶことがあります。
いずれにしても、リズムやアクセントに変化をつけるといったテクニックと覚えておきましょう。
ギター演奏においては、リズムが単調になるのを防いだり、曲調を強調するために取り入れられています。
また、リズムといえば、バッキングをイメージする方が多いかもしれませんが、リードにも取り入れることが可能です。メトロノームなどでしっかりとリズムを意識しながら練習してみましょう。
ギターテクニックを身につけて表現の幅を広げよう
基本的なギターテクニックさえ身につけておけば表現の幅が一気に広がります。あなたも1つ1つのテクニックをしっかりと身につけ、ギターという楽器の可能性を探っていきましょう。
こちらの記事では『エレキギター入門セット』について詳しくご紹介しています。ギター初心者の方は必見です!
また、こちらの記事では初心者でも簡単コードで弾ける練習曲を紹介していますので、ぜひ上の記事と一緒にチェックしてみてくださいね!
ポメラニアン高橋 /
ビギナーズ編集部 ライター
ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター