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テレビの電気代は少しの工夫で賢く節約!電気代の目安も紹介します
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テレビは生活必需品というわけではありませんが、多くの家庭にあり、ほぼ必需品としての位置を獲得しているでしょう。家庭によっては使用時間が長く、電気代を心配する人も多いことでしょう。
自分の意思で使用を制限できるからこそ、テレビによる電気代の節約は非常にしやすいです。コスト削減できる上手な使い方から電気代の目安までを知り、賢く電気代を節約しましょう。
目次
テレビの電気代はどのくらい?
上手に節約するには、まずはテレビの電気代がいくらくらいなのか知ることが大切です。電気代は請求時に合計額は分かるものの、使用した電化製品ごとの詳細な金額までは分かりません。
しかし、簡易的にはではありますが、電化製品ごとの電気代は算出可能で、テレビだけにかかっている電気代もある程度は計算できます。
テレビの電気代をチェックする
電気代を計算するには、まずはテレビに使用している電力量を把握しなければなりません。また、電力には複数の種類があり、どれを参考にして電気代を算出すべきか知ることも大切です。
テレビの電気代をチェックする際に確認したい項目は、大きく2つに分けられます。
まずは電気料金単価と消費電力をチェック
電気料金が請求される際には、総額だけではなく、電気料金の単価も表示されています。明細を確認して、単価がいくらかチェックしておきましょう。これは契約内容ごとに違うため、必ず自宅の明細から確認しなければなりません。
次にテレビの消費電力をチェックしますが、これはメーカーの公式ホームページや説明書、カタログに記載されている情報を参考にしましょう。
また、テレビの側面や裏側にも表記されていて、「W」や「kW」という表記があるなら、それが消費電力です。これら2つの指標を用いて、テレビの電気代の概算は算出できます。
テレビ使用時の電力は「定格消費電力」を見る
消費電力を確認する際に注意しなければならないのが、電力の種類です。テレビの場合、消費電力は「定格消費電力」「待機時消費電力」の2つに分けられます。定格消費電力とは、実際にテレビを使用している、観ている際に発生する消費電力です。
対して待機時消費電力は、主電源で切らずにリモコンで消した場合、次回操作もリモコンでできるよう、一部機能を残している状態に発生する消費電力です。
リモコンで消した場合は、画面が消えていても待機時消費電力が発生しているため、少なからず電気代がかかっています。
しかし、待機時消費電力はそれほど大きくはなく、どれだけ待機していたか、時間を測るのも難しいです。そのため、電気代を計算する際には、定格消費電力をベースにするのが基本で、待機時消費電力は一旦はないものと考えましょう。
もちろん、より正確にテレビにかかる電気代を算出したいなら、待機時消費電力を参考にしても良いですが、計算は複雑になりやすいため注意しなければなりません。
テレビを1時間つけていた時の電気代の目安
電気料金単価とテレビの定格消費電力を確認したなら、実際にどれくらい電気代がかかっているか、計算してみましょう。
これらの数値は使用しているテレビや契約している料金プランによって違うため、ここではで電力料金単価を1kWhあたり25円、定格消費電力を125Wとします。
まずはWをkWに直すために、1,000分の1をかけましょう。この数値に電気料金単価をかけると、1時間あたりのテレビの電気代が算出できます。
- 0,125×25円=3,125円
さらに実際には待機時消費電力も発生しているため、コストはさらに上乗せされると考えましょう。あくまで大まかな数字ですが、一度計算してみてどれくらいコストがかかっているか知るのは大切です。
これは1時間あたりの電気代のため、1日に8時間使用しているなら、これに8をかけて25円、30日で計算するなら月間750円がかかっています。
テレビの種類やサイズの違いで異なる電気代
テレビの電気代は電気料金単価や使用時間だけではなく、テレビの種類、サイズによっても違います。どのようなテレビが電気代が安い、あるいは高いのかを知り、場合によっては買い替えを検討することも大切でしょう。
テレビのサイズの違いでも電気代が変わる
テレビ画面サイズが大きくなるほど、消費電力も大きくなるため、電気代も高くなります。これは単純に画面表示の範囲が広くなることが理由であり、より多くの範囲に映像を映すには、それだけの電気エネルギーを必要とします。
多少のサイズ違いならそれほど大きな問題にはならないでしょうが、モニター程度のサイズと大画面では、消費電力にかなり開きが出ることもあるでしょう。
また、多少の差とは言え、使用時間が長くなると差はどんどん開き、長期的に見たコストは大幅に違ってきます。
そもそもテレビは大きいほど購入価格も高くなりやすいため、これも含めて考えると、コストの差は歴然と言えるでしょう。
2Kテレビと4Kテレビで電気代が変わる
現在では2Kテレビと4Kテレビの両方が売り出されていますが、より電気代が高いのは4Kテレビです。これは4Kテレビは大画面が基本で、消費電力が高い点も挙げられますが、消費電力の高さは画面サイズだけではなく画素数の関係もあります。
4Kテレビは従来の約4倍もの画素数を誇り、繊細な表現をするために消費電力はやや大きめとなっています。また、今後発売が増える8Kテレビも、さらに電気代は高くなると考えましょう。
画面サイズが大きく、性能が良くなるほど、電気代は高くなりやすいです。
テレビの電気代は最新式の方が安くなる
画面サイズが大きく、4Kや8Kといった最新モデルは、消費電力が高い傾向にあります。しかし、これはあくまで最新モデル同士で比較した場合であり、基本的には新しいものほど電気代は安くなると考えましょう。
最新モデルでも2Kでコンパクトなものなら、電気代は安く、節約にも繋がります。
加えて、最近のテレビは省エネ機能も搭載されており、何もしなくても勝手に節約ができるものも多いです。省エネ機能搭載モデルだと、4Kや8Kといった最新で大型のモデルでも、コストはそこまで上がりません。
テレビは長く使うほどに劣化し、性能が落ちて消費電力も大きくなります。長く使った古いテレビより、最新型の省エネ機能搭載のテレビのほうが、電気代が安いケースもあるでしょう。
電気代を節約するためのテレビの上手な使い方
テレビは普段の使い方を工夫するだけでも、電気代の節約が可能です。テレビは高額なものも多く、いきなり新しいモデルに買い替えるのは難しいため、まずは使い方の見直しからしてみると良いでしょう。
無理のない範囲で少し工夫するだけも、電気代は簡単に下げられます。
つけっぱなしにせずこまめに電源オフ
電気代を抑えるには、テレビはなるべくつけないことが大切です。観ていないのにつけるのはやめ、本当に観るときだけつけ、不要になったらすぐに消すことを意識しましょう。
つけっぱなしにしていると定格消費電力がかかるため、より電気代が多く発生します。
また、消す際もリモコンで消さずに、主電源から消すことが大切です。主電源から切ることで、待機時消費電力が発生せず、観ていない時のコストもカットできます。
テレビは情報収集や娯楽でもあるため、完全に観るのをやめるのはストレスになるでしょうが、メリハリをつけて使う程度なら、問題なく行えるでしょう。
画面の明るさを抑える
テレビはリモコンから画面の明るさを調節できます。明るさのモードは複数あり、基本的には暗めに設定しているほうが、消費電力は抑えられます。
主に観ている番組や画面の照明の受け方によって適切な明るさは変わるため、番組や設置場所に合わせた設定を心がけることが大切です。
明るいからといって、必ず観やすいとも限らないため、光度をマックスに設定しているなら、一度見直すと良いでしょう。
音量を抑える
テレビは画面の発光だけで電気を使っているわけではなく、実は音の再生でも消費電力は発生します。そのため、できるだけ音量は絞って使うことも大切で、不必要に音を大きくしないようにしましょう。
テレビや部屋の大きさによっても適切な音量は違いますが、静かな環境ならある程度小さめに設定していても問題なく聴こえます。ながら観をしていると、どうしても音量が大きくなりやすいため、ながら観をする場合でも、音に集中しやすい作業に限定すると、ストレスなく音量を絞りやすいでしょう。
テレビ画面をこまめにお手入れする
画面の明るさは、ディスプレイの綺麗さにも影響されるため、こまめにお手入れをして、掃除することが大切です。画面の掃除といっても、はたきではたいたり、布でからぶきしたり程度で構いません。ほこりが取れるなら問題はないため、毎日の掃除に組み込むと良いでしょう。
画面にほこりが溜まっていると、光度が下がり、観づらくなってしまいます。常にほこりのない状態にすることで、画面を明るく保て、必要以上に光度を上げずとも問題なく観られるため、節約にも繋がります。
使い方を変えても電気代節約に繋がらないなら
テレビの電気代はそれほど高くはないため、使い方を見直しても、それほど大きな節約効果が見られないこともあります。その場合は、そもそもの料金プランの見直しから図ることが大切です。
料金プランを見直すことで、電気代の根本的な見直しに繋がり、上手にプランを組むとより高い節約効果が得られるでしょう。
電力自由化を利用して電気代を節約
料金プランの見直しがしやすくなった背景には、電力自由化があります。これは2016年の4月から施行された制度です。
電力自由化が電気代の節約にどのように関係するのか、制度の内容や上手な活用方法も含めて知っておきましょう。
電力自由化とは?節約効果は?
電力自由化は、簡単に言えば既存の電力会社以外も、電力事業に参入できるようになった状態を指します。もともと電力事業は既存の電力会社だけの独占市場でしたが、規制緩和によって異業種からの参入も可能になり、電力事業を展開する企業は増えています。
電力自由化によって消費者が得られるメリットは、料金プランの選択肢が増えたことにあるでしょう。自由化以前は限られた電力会社しか利用できず、プランもそれほど数がありませんでしたが、現在は数も増えているため、より自分に合ったプランを選びやすいです。
適切な料金プランを選ぶことで、電気代の節約に繋がるため、電力自由化によって電気代の節約効果は上がっていると言えるでしょう。
電力自由化で電気代がお得になる家庭
自分に合ったプランを上手に選択することで、誰でも電気代の節約は可能ですが、よりお得になりやすいのは電気の使用量が多い世帯です。
これは、もともとの電気代が高い場合が多いため、料金プラン変更による節約効果を実感しやすいことが理由でしょう。
そもそもの電気料金が低い単身者世帯よりも、節約の幅が広いため、よりお得になりやすいです。また、使用量が多い世帯に向けたサービスも充実しており、多く使う人ほどお得に利用できるプランも存在します。
電気使用量が多い人に向けた料金プランが増えたことも、電気使用量が多い世帯が、よりお得になりやすい理由のひとつでしょう。
テレビの電気代を賢く節約しよう
電気代は少しの工夫で簡単に節約ができ、テレビなら使い方を少し変えるだけでコストは下げられます。また、どうしても下げられない場合は、料金プランそのものを見直す方法もあります。
節約の手段は複数あるため、自分に合った方法を選んで、賢く電気代を減らしましょう。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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