初心者のカメラ選びはAPS-C機が狙い目!APS-Cの基礎知識とおすすめ機種

デジタルカメラを選ぶ際に重要な『APS-C』について、どのような特徴があるのか、選ぶときに注意するポイントは何かなど解説をしています。高価なフルサイズのカメラを選ぶより『APS-C』にこだわれば、実はフルサイズに負けない明るい綺麗な写真が撮れるんですよ♪
アウトレット・ジャパン 初心者のカメラ選びはAPS-C機が狙い目!APS-Cの基礎知識とおすすめ機種

デジタルカメラを選ぶ際、気になる数値の1つに『センサーサイズ』があります。数字ではなく、APS-Cやフルサイズと表記されていますが、この『APS-C』とは、どのようなセンサーサイズなのでしょうか。

デジタルカメラ選びに知っておきたい、センサーサイズ『APS-C』の特徴と、フルサイズ機との違いについて、詳しく見てみましょう。

APS-Cって何?デジカメ選びに必須の画像センサーの基礎知識

デジタルカメラを選ぶ際に、真っ先に思い浮かぶ数値は『画素数』ではないでしょうか?CMでも◯万画素!と表現しますが、画素数よりも大事な数値があります。それが『センサーサイズ』です。

APS-Cは、画像センサーのサイズの1つです。ここでは、画像センサーの基礎について見てみます。

画像センサー/センサーサイズとは?

※図はセンサーサイズを大まかに比較したもので実際の大きさや比率とは違いがあります

デジタルカメラの心臓部と言われるのが『画像センサー』で、その大きさを表すのが、『センサーサイズ』です。

画像センサーとは、レンズから入ってきた光の情報を電気信号に変換する、いわばデジタルカメラの心臓部ともいえる部品です。画像センサーが大きいほど、光の情報が多く取り込めるため、高画質の写真が撮影できます。

『APS-C』も画像センサーの名称でもあり、センサーサイズの意味でも使われます。
また、『フルサイズ』とあるのは、フィルムと同じ35ミリ幅の画像センサーが使われているということになります。

フルサイズはプロ仕様のカメラに、APS-Cはデジタル一眼レフカメラや、ミラーレス一眼カメラに、1/2.3型はコンパクトデジタルカメラに、主に使われる画像センサーサイズです。ひとつの目安として覚えておくと良いでしょう。

APS-Cの名称の由来

『APS-C』という名称は、フィルムカメラの時代にあったAPS(アドバンストフォトシステム)という規格のフィルムが由来とされています。

これに習って、幅22~23mm×高さ15mm程の画像センサーの大きさを『APS-Cサイズ』と呼ぶようになりました。

APSには当初HやPの規格もありましたが、フルサイズと同じ縦横比のCが普及するようになり、『APS-C』と呼ばれるようになりました。

APS-Cのカメラはリーズナブルで高画質

カメラを選ぶ際に、画像センサーで比較する場合『APS-C』と『フルサイズ』で迷うことが多々あります。
画像センサーが大きいと、光の情報を多く集められるので、高画質の写真が撮影できます。また、暗い場所の撮影や、背景の光源をぼかすのも、大きい画像センサーのほうが有利です。

しかし、フルサイズは、画像センサーとしては最も大きなサイズで、プロ仕様のカメラに搭載されるものです。当然、価格もかなり高くなり、単純にカメラの本体価格を比較しても、フルサイズとAPS-Cでは10万円以上の差があります。

『APS-C』はフルサイズより小さいものの、他の画像センサーの中では一番大きな画像センサーです。高画質の写真も十分撮影が可能です。

また、『APS-C』を搭載するデジタル一眼レフカメラ多いことから、カメラを選ぶ幅も広がります。また、人気のミラーレス一眼カメラも、ほとんどの機種で『APS-C』を搭載しています。

日常的に使うカメラであれば『APS-C』を選んだ方が、価格の面でも画質の面でも、満足のいくカメラ選びができるでしょう。

APS-Cセンサーとフルサイズ|画角の違いと撮影ポイント

APS-Cはフルサイズより小さいから高画質では撮れないの?と不安になるかもしれませんが、そんなことはありません。

『APS-C』はフルサイズ意外の画像センサーでは、一番大きなセンサーサイズです。実際にフルサイズのカメラとAPS-C機での撮影比較動画も多数ありますが、写真の美しさはあくまでも主観的なものです。フルサイズ機が本当に必要かどうか、比較動画から判断するのも良いでしょう。

APS-Cとフルサイズの画角の違い

画角とは、画像センサーに移る範囲を意味します。画角を決めるのは、被写体との焦点距離がポイントとなるため、APS-C機でも、レンズ次第で広い画角の撮影は十分可能です。

逆に、焦点距離を変えない場合、単焦点レンズを使用する場合では、画像センサーが変わると画角も変わってきます。

動画では、被写体と焦点距離・レンズを変えずに、フルサイズとAPS-Cの2台で比較撮影しています。APS-Cの方がフルサイズよりも、若干画角が狭くなっています。これは、センサーサイズに由来する現象です。画像センサーと画角の関係を知る、豆知識として覚えておくと良いでしょう。

APS-Cとフルサイズの背景ボケ比較

カメラマンのイルコさんが、実際に、APS-Cとフルサイズのカメラでポートレートを比較撮影した動画です。人物を撮影する場合には、被写体の美しさを際だたせるため「背景のボケ」が重要になります。

一般的には、ボケが美しくなるのはフルサイズと言われていますが、明るい(F値の数字が小さい)レンズを選ぶことで、大きな差はなくなります。

写真の美しさは数値ではなく、写真を観る側の主観でしかありません。フルサイズだから綺麗という固定観念を捨てて、『APS-C機プラス明るいレンズ』の組み合わせで、ポートレートを撮ってみましょう。

APS-C機を選ぶメリットは価格にあり

『APS-C』搭載のカメラは、フルサイズと比べると価格に大きな差が出てきます。しかし、カメラ初心者であれば、他のレンズやアクセサリーを買い揃えたくもありますし、使いこなせるかの心配も出てきます。

例えば、Canonのデジタル一眼レフカメラ『EOS 5D MarkIV』は、画像センサーがフルサイズで、価格は本体だけで30万円ほどになります。
同じCanonのデジタル一眼レフカメラで、APS-C搭載の『EOS 80D』はボディー価格が10万円を切ります。

また、手軽に持ち運べる、ミラーレス一眼カメラもほとんどが『APS-C』を採用しており、『Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M100』はボディーだけなら5万円程度です。

一眼レフカメラの楽しみは、レンズを交換して撮影できることです。本体価格が抑えられ、且つ高画質の『APS-C』機を選んだ方が、複数のレンズに予算が回せるというわけです。

APS-C機と合わせて使いたい!おすすめレンズ

APS-C機で、本体価格が抑えられた分、余った予算で個性派レンズにチャレンジできます。高画質の写真を撮る条件には画像センサーとレンズの組み合わせが大きなカギになります。レンズ選びの際には、カメラ本体のメーカー用で『APS-C用』と明記されたレンズを選びましょう。

単焦点レンズ

単焦点レンズとは、焦点距離が固定されているレンズです。被写体の大きさを変えるには、自分が被写体に近づく必要があります。その分、個性的でアーティスティックな写真が撮れるのが、単焦点レンズの魅力でもあります。

単焦点レンズの機能としての魅力は、レンズの明るさにあります。

『SIGMA 単焦点レンズ Art 30mm F1.4 DC HSM APS-C専用』はF値1.4と非常に明るいレンズです。また、人間の視覚に近い画角で、幅広い被写体に対応可能です。

Canon、Nikon、ペンタックス、SONYと有名メーカー毎に対応レンズが出揃っているのも、おすすめポイントです。

広角ズームレンズ

広角レンズは、広い範囲を広大なままに撮影できるレンズです。画角も広くなるので、APS-Cで気になる画角の狭さを解決するには、おすすめのレンズです。

実は、スマホに使われているのも広角レンズの一種なので、撮れる画像の雰囲気は想像がつきやすいですね。

空間を広く演出できるため、空の撮影や室内を広く見せる撮影に適しています。

Canonの超広角ズームレンズも、空間を大きく撮影でき、テーマパークや旅館の室内でも、印象的な写真が思い出に残せます。

メーカー別|APS-Cセンサー搭載のおすすめカメラ

え?このカメラもAPS-Cだったの?と、カメラ初心者でも、一度は目にしたことのある機種があるかもしれません。
それほどAPS-Cは普及している画像センサーといえます。メーカーごとの特徴が出るのもAPS-Cセンサーならではです。

Canon :EOS Kiss X9i

『EOS Kiss X9i』は、有効画素数2420万画素のデジタル一眼レフカメラです。常用でのISO感度がISO100~25600で、フラッシュなしでも、明るくきれいに撮影ができます。ISOオート機能を選んでおくことで、撮影場所の明るさに合わせて、カメラが自動的に数値を設定してくれます。

また、オールクロス45点AFセンサー搭載で、一瞬で正確にピントが合わせられます。ペットや走りまわる子どもにも、一瞬でピントを合わせることが可能です。

家族や親しい友人を撮影するにはピッタリのカメラとして、日常のなにげない光景をきれいに残せるAPS-C機といえます。

PENTAX:デジタル一眼レフ K-70

一眼レフカメラながら、コンパクトでスッキリしたボディーの『PENTAX K-70』は、寒冷地域にも対応できるAPS-C搭載の一眼レフカメラです。

防塵、防滴構造で、さらに氷点下10℃までの環境での動作を保証しています。撮影できる領域が広がるカメラといえます。ノイズ軽減処理機能もあり、大自然のリアルさを撮影できるカメラとして、季節を問わず、アウトドアにピッタリのカメラです。


まとめ

APS-Cは画像センサー(撮像素子)とそのサイズを表し、性能については、フルサイズと何かと比較されることが多いものです。

APS-C機もデジタルカメラの中では、高画質の写真が撮れる『画像センサー』であることは間違いありません。

ただ、カメラの価格となると、断然APS-C機の方が手頃で、カメラの機種もたくさんあります。

また、メーカーによって、画像センサーサイズには若干の違いがあります。一般的なAPS-Cと、Canon独自のAPS-CではCanonの方が一回り小さい画像センサーです。

一概にどのメーカーのAPS-Cがきれいに取れるか?というのも判断は難しいところですので、被写体や撮影シーンによって、カメラ選びをすると良いでしょう。

APS-C機を2台、またはフルサイズ機と比較したい場合は、レンタルカメラで試し撮りしてみるのもおすすめです。

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藤加祐子 / ビギナーズ編集部 ライター
藤加祐子 / ビギナーズ編集部 ライター

仙台市出身在住。フリーライター・写真家・タティングレース作家。古書店巡りとフルート演奏が趣味。仙台フィルの演奏を聴くのが自分へのご褒美です。

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