更新
エフェクターおすすめ|ジミヘンなら○○を選ぶはず[妄想]
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
ロックシーンには、何人もの「レジェンド」と呼ばれるギタリストがいます。
その中でも、数多くのギタリストたちに影響を与えた一人といえば、誰を思い浮かべるでしょうか。
おそらく、多くの人々が「ジミ・ヘンドリクス」を真っ先にイメージするはずです。
ジミ・ヘンドリクスは、デビューから死に至るわずか4年間で、音楽シーンを大きく変えるほどのインパクトを残しました。
既に彼の死から50年もの月日が経とうとしていますが、その輝きは未だに薄れることを知りません。
もしジミヘンが現在でも生きていたら、彼はどんな機材を使ってどんな曲を書いていたのでしょうか。
本記事では機材にスポットライトを当ててご紹介していきます。
目次
ジミヘンが現代にいたらどんなギター&アンプを選んだ?
まずは、ギタリストにとっての命であり、相棒でもあるギターとアンプからチェックしていきましょう。
ジミヘンはわずか4年のキャリアの中で、いくつかのギターを使い分けていました。
最も印象深いのは、ホワイトカラーの1969年製のストラトキャスターでしょう。
彼の伝説的なライブとなった1969年のウッドストックフェスティバルでも使用されており、「ジミヘンといえばストラト」というイメージが定着しました。
しかし、実はストラト以外にもフライングVやSGなどのギブソン系のギターも使用してたいたのです。
キャリアの最初期に至っては、フェンダーのスチューデントモデルにあたるデュオ・ソニックやジャズマスターなども使っていました。
常に実験的なサウンドを求める彼の性格から、あらゆるギターに手を伸ばしていたのかもしれません。
ジミヘンが生き続けていたら、一体どんなギターを手にしていたのでしょうか。
実験的なギターを手にしていた可能性が高い?
まずは、時計の針を1970~80年代に巻き戻してみましょう。
ジミヘンといえば、「金切りサウンド」をイメージする方が多いかもしれませんが、かなり太いサウンドを求めることもありました。
ストラトキャスターをはじめ、シングルコイルのギターを使用する際にも、ミドルに寄った太めのサウンドメイクをすることがあったのです。
そのため、70年以降も生きていたとすると、ストラトキャスターのみにこだわったとは考えにくいでしょう。
キャリアの中で何度も手にしているフライングVやSGなど、ミドルの強いギブソン系ギターでプレイする機会が増えていたかもしれません。
同時に、70~80年代に登場した実験的なスペックのエレキギターに興味を持った可能性もあります。
例えば、ネック素材にアルミニウムを採用したトラビスビーンは、ルックス・サウンド共にこれまでのエレキギターには無い個性を放っています。
それほど市場で成功したギターではありませんが、もしジミヘンが生きていたら、トラビスビーンをスタンダードモデルに押し上げていたかもしれません。
同じく金属系マテリアルを使用したギターといえば、日本が誇るトーカイのタルボも忘れることができません。
80年代に登場した当時は、平沢進など一部のアーティストに支持されたのみで、それほど大きなインパクトを残すことはできませんでした。
しかし、木製のギターにはない独特の響きやロングサスティーンは、ジミヘンのプレイにマッチします。
もしかすると、タルボがジミヘンのメインギターになっていた、なんて妄想も成立してしまいます。
90年代に入ると、再びフェンダー・ギターを手にしていたと考えられます。この頃からフェンダーは、積極的に新しいサーキットやシステムを導入しているのです。
そのため、ジミヘンのアイデアを取り入れた画期的なニューモデルが登場していた可能性があります。
2000年代に入ると、ますますギターの選択肢は広がります。90年代に登場したギターシンセなども、レイテンシーなどの問題が改善され、ギタリストの選択肢となりました。
ここで注目したいのが、ギターシーンが大きく変化したと言われるオートチューニングシステムです。
瞬時にチューニングを変更することが可能なので、演奏中にチューニングを変更しながらの変則プレイなんてことも、ジミヘンならやってのけたかもしれません。
このように、ジミヘンは常に革新的なギターを手にして、新しい音楽を創造し続けたのではないでしょうか。
あくまで妄想に過ぎませんが、現代のロックシーンが違う形になっていた可能性は十分に考えられます。
マーシャル以外のアンプを選んだ?
続いてはアンプについてチェックしていきましょう。
ジミヘンが愛用するアンプといえば、マーシャルのスーパーリードです。大音量を生み出すこのアンプは、当時からジミヘンのトレードマークとなっています。
決して長いとはいえない彼のキャリアにおいて、数十台もの同モデルを使用したといわれており、いかにこのモデルを愛していたかが伺えるでしょう。
では、ジミヘンが生きていたらこのマーシャルを愛用し続けたのでしょうか。
確かにマーシャルのスーパーリードは素晴らしいアンプですが、当時は大音量を鳴らせるアンプの選択肢がかなり少なく、消去法で選択していた可能性もあります。
70~80年代に入ると、アンプの性能は格段に向上し、選択肢も相当増えました。そのため、マーシャル以外のアンプを使用した可能性が十分にあるのです。
とりわけ彼は、ペダルによるサウンドメイクを好む傾向にあります。
よりクリーンで素直なサウンドを大音量でアウトプットできる、ソリッドステートアンプを早い段階から使用した可能性があります。
90~2000年代に入ると、様々なサウンドメイクが可能なデジタルアンプやアンプシミュレーターなども使用し、まだ私たちの聴いたことがないような未知のサウンドメイクをしていたかもしれません。
あらゆる機材の可能性を追求し続けたジミヘンですので、既存の機材では満足することができず、新しいアンプの開発を行った可能性もあります。
いずれにしても、ジミヘンがあの後も生き続けていたとしたら、私たちのアンプへの考え方や使い方、イメージさえもまた違ったものになっていたかもしれません。
ジミヘンが現代にいたらどんなペダルを選んだ?
ジミヘンはギターとアンプだけでなく、早い段階からペダルエフェクターをサウンドメイクに取り入れたギタリストとしても知られています。
特に、ファズといえば真っ先にジミヘンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
続いては、ジミヘンが生きていたら選んだであろうペダルについてチェックしていきます。
歪みペダルはやっぱりファズ?
ジミヘンサウンドの肝と言えるのが、やはり過激なファズサウンド。
彼の代表曲である「パープルヘイズ」で耳にする過激かつ暴力的なサウンドは、伝説的フットペダルであるファズフェイスによって生み出されました。
では、その後のキャリアにおいても、ジミヘンはファズをメインに使用し続けたのでしょうか。
ファズは現在でも研究され続けているほどに、多くの可能性を秘めた歪みエフェクターです。
そのため、ファズフェイスをはじめとした様々なファズペダルを使用したのではないでしょうか。
これはあくまで憶測ですが、Z.VEXのファズファクトリーは使っていたと思われます。唯一無二の凶暴なサウンドは、このペダルでしか得られないためです。
同時に、アンプの歪みをより過激にするブースター系ペダルも、早い段階で使用した可能性が高いでしょう。
彼が愛用したマーシャルアンプとブースター系ペダルの相性は抜群でした。また、ブースターペダルをファズの前に置き、さらに暴力的なサウンドを生み出していたかもしれません。
ワウペダルではなくワーミーを使用するようになった?
ジミヘンを語る上で、ファズ同様に外せないエフェクターがワウペダルです。
「ヴードゥーチャイルド」のイントロにおける効果的な使用は、現代のギタリストにも大きな影響を与えています。
現代に生きていたとしても、ワウペダルを使った名演を聴かせてくれた可能性が高いでしょう。
しかし、どこかでワーミーに出会っていたとしたらと考えると妄想が捗ります。
より過激に音質・音程を足元で変化させられるワーミーですから、一度聴いたら忘れられない強烈なフレーズを生み出していたかもしれません。
この他、80年代以降に人気の高まったラックエフェクターや、マルチエフェクターなどもハイレベルに使いこなしていたかもしれませんね。
伝説のギタリストの「その後」を妄想してみよう!
伝説ギタリストであるジミヘンをピックアップしてみました。
既にこの世を去ってしまったギタリストたちの「その後」を妄想するのは、実に楽しいものです。
また、その妄想から自身の機材選びや、サウンドメイクのアイデアを発見できるかもしれません。
詳しいギターの機材選びについては、こちらもぜひ読んでみてください。
就寝前のちょっとした時間などを利用して、あなたもギタリストたちの「その後」や「その先」を妄想してみてはいかがでしょうか。
ポメラニアン高橋 /
ビギナーズ編集部 ライター
ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター